KRAFTON JAPANより配信予定の新作スマホ向けRPG『ダークアンドダーカーモバイル』の先行レビュー記事をお届けします。
試遊ではXperia 1 VIを使用し、マルチプレイを中心に約2時間半ほどプレイ。試遊には開発中のデータを使用しており、一部モードが未実装であったり、翻訳が不十分な画面写真もあるのでご了承ください。
作品概要:王道ファンタジーな世界観のバトロワゲーム【ダクモバ先行レビュー】
本作は、ダンジョンに挑む探索要素と収集要素、対人戦を含む白熱のバトルロイヤルが楽しめます。
基本ルールや操作感は王道バトロワ(BR)ゲームとなっており、開発がバトロワゲーの元祖である『PUBG』を手掛けるKRAFTONということもあって、同ジャンルのゲームをプレイしたことがあれば直感的に操作方法を理解できます。
時間経過でダメージエリアが迫ってきたり、敵対プレイヤーやエネミーの足音が足跡のアイコンで表示されたりと、バトロワゲーで定番の要素が多い!
バトロワゲーとして珍しいポイントとしては、クラスによっては近接攻撃がメインになっていること。接近戦を挑む機会が多いので、一般的なバトロワではあまりない形での乱戦になることも多々あります。
さらに本作はRPGとしての収集要素もあり、ダンジョン探索で入手したアイテムを持ち帰ることが大きな目標となっています。
バトロワゲーのように“最後の一人まで生き残る”ことではなく、あくまで“生還してアイテムを持ち帰る”ことが目標となっていることも、本作の大きな特徴ですね。
ちなみに脱出時にはダンジョン内に出現する石碑を調べて脱出ポータルを開く必要があります。
もう少し探索を続けてレアなアイテムの入手を目指すか、あるいは安全策をとって早めに脱出するか……いつ脱出ポータルを開いて脱出するかの判断が重要に!
ダンジョン探索→アイテム収集→キャラクター成長というのが、おおまかなゲームの流れ。通常のバトロワゲームよりも、キャラクターの成長要素が多そうな印象です。
なお、もしダンジョン内で倒れて物資を消失してしまっても、拠点の“支援者”から最低限の物資を支給してもらえます。序盤はこれで十分なので、気軽に何度もダンジョンに挑むことが可能です。
クラス:6種類のクラスによって生まれる奥深い戦略性【ダクモバ先行レビュー】
先行プレイでは、個性豊かな6種類のクラスを選択可能でした。
近接戦、遠距離、サポートなど、クラスによって得意な行動が異なるので、クラスごとに違ったプレイ感覚で楽しめそうです。先行プレイではひとつのクラスのみを触りましたが、他プレイヤーの動きを見ていると、正式サービス後はさまざまなクラスを使いたくなりました。
ちなみに自分は今回のプレイではバーバリアンを選択。近接攻撃特化型のクラスで非常に火力が高く強力でしたが、動きの鈍さもあって被弾しがちでした。それだけに、仲間のクレリックの回復がありがたかったですね。
下記で、6種類のクラスの特徴を簡単に紹介します。
ファイター
剣と盾を持った攻防に優れたクラス。
とくに盾によるガードが可能なので、パーティのタンク役ができる点が優秀です。
クレリック
回復系の魔法を使えるクラス。被弾しやすい近接クラスのサポートに役立ちます。
さらにメイスを装備可能なので、近接戦闘も得意。
レンジャー
弓による遠距離攻撃が可能なクラス。被弾しにくいので生存能力も高めです。
ちなみに矢が消耗品となっています。
ローグ
ステルスからの不意打ちを得意とするクラス。
スキルで姿を隠せるのが、とくに対人戦では強そうですね。
バーバリアン
両手持ちの武器を使いこなす近接クラス。
動きは鈍重で被弾しやすいのが弱点ですが、それを補ってあまりある圧倒的な火力を誇ります。
ウィザード
今回の先行プレイで初めて触ることができたクラス。
あらゆる属性の呪文を使用可能で、攻撃範囲が広いため集団戦の適性が高めです。
アクション&マルチプレイ:クラスごとの連携が重要となる協力プレイが楽しい!【ダクモバ先行レビュー】
本作のアクションは、筆者がバーバリアンを使ったということもあるかもしれませんが、基本的にはそこまでスピーディーではない印象。そのぶんアクションゲームが苦手でも、十分に楽しめそうですね。
攻撃やインタラクト(宝箱を開けたりギミックを調べる行動)をオートで行えるように切り替え可能なので、操作の負担を少なくできます。移動や回避に専念できるので、対人戦などではかなり便利!
ただしバーバリアンなど動作の遅いクラスの場合、攻撃をキャンセルして各種スキルを使うことはできないのでスキが大きく、一長一短な印象です。適時切り替えるのがよさそうですね。
本作の醍醐味は何といっても、マルチプレイで仲間と協力しながらダンジョンを探索できること。
近接クラスが壁になっている間に遠距離クラスが援護するなど、クラスごとの強みを生かした連係が楽しいです。
クラスごとに多彩なスキルを付け替え可能となっており、アクティブスキルおよびパッシブスキルが存在。スキルも個性的なものが多く、バーバリアンのスキルには上半身が裸になる代わりに物理ボーナス&HP回復量が増加するという効果も!
スキルの付け替えによっても戦略が変化しそうで、突き詰めていく楽しさが味わえそうです。また、クラスレベルの上昇により、スキル枠も増えていく模様。
まだまだ挑めたダンジョンは多くなかったにも関わらず、エネミーのバリエーションはなかなか豊富でした。宝箱に化けているミミックや堅い体表を持つゴーレムなど、RPGとして定番の特徴を持つエネミーが多かった印象。そのぶん、初見でもあるていどエネミーへの対処法は分かることが多かったです。
とくにやっかいだったのが、地下への階段のギミックを作動させると戦えるゴーレム。勇んでバーバリアンとして突撃したところ、ダメージをロクに与えられず惨敗でした……。属性攻撃を使えるウィザードで攻撃するか、遠距離攻撃が得意なレンジャーで地の利を生かして戦うのがよさそうですね。
ちなみに死亡時はその場にアイテムを残します。バトロワゲーの定番ですね。パーティメンバーが遺品を回収することもできるので、できれば回収しておくのがいいでしょう。
試遊時は使う機会はなかったですが、死亡した仲間は“蘇生の祭壇”で復活させることもできるとのこと。
ただし当然復活を狙ったところを待ち伏せされるような危険もあるので、要注意です。
ダンジョン内には、キーピックを使って開く宝箱やパーティ全体を強化できる祭壇などのギミックも豊富で、探索しがいがあります。
宝箱やギミックの利用はパーティ内であっても早いもの勝ちなので、連係も大事! ちなみに、かなり貴重なアイテムの場合はパーティ内の抽選で入手できるプレイヤーが決まるようです。
収集&やり込み要素:グローバルβテストではやり込み要素も楽しめる【ダクモバ先行レビュー】
通常のバトロワとは異なり、本作では収集要素もかなり重要。
試遊時はそこまでその醍醐味を味わうことはできませんでしたが、拠点では多彩なショップが存在し、利用することでさまざまな要素が解放されていくようです。
バトロワ系ではひたすらランクを上げていくのが目標になることも多いですが、本作ではキャラクターも成長させられるので、RPG好きにもなじみ深いです。
装備のバリエーションも豊富そうなので、見た目にこだわるのも楽しそうですね。
個人的にもバーバリアンに似合いそうな、蛮族系の装備がどのくらい実装されているのかが気になるところ。
また拠点ではNPCをAI傭兵として雇うことが可能。他プレイヤーとオンラインプレイをしなくても、疑似的なマルチプレイを楽しめます。
AI傭兵は、それほど難易度の高くないダンジョンに気軽に挑みたいときなどに便利そうですね。
基本は王道バトロワでありつつ、ダークファンタジーな世界観と多彩なクラスの連携で独自の魅力も備える本作。
ちなみに今回の試遊では触れませんでしたが、8月1日より実施されるグローバルβテストでは、新要素である“村システム”にも触れるとのこと。さまざまな便利機能や生活型のコンテンツが楽しめるようなので、気になる人はぜひ下記からグローバルβテストへの応募を!