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『THE CHAIN HUNTERS』開発者インタビュー。NFTゲームのハードルを下げる工夫とは? アマゾンギフト券への交換、ギルド機能など新しいチャレンジも!

文:ハチ

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 リリースを控える新作NFTゲーム『THE CHAIN HUNTERS』。今回は共同プロデューサーを務める、渡部 辰城氏と中原 優樹氏のインタビューをお届けします。

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NFTゲームへのハードルを下げるための工夫とは? 『THE CHAIN HUNTERS』の共同プロデューサーへインタビュー!


【共同プロデューサープロフィール】

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▲左:中原 優樹さん、右:渡部 辰城さん

渡部 辰城スクウェア・エニックスにて「ドラゴンクエスト」シリーズのプロデューサーに従事。DeNAではゲーム事業執行役員を務め、独立しメイドインヘブンを起業。 独立後は複数の会社とのゲーム開発に加え、脚本業にも従事。脚本実績に「今際の国のアリス」(Netflix) など。

中原 優樹株式会社gumiに入社し、XR/Web3関連のベンチャーキャピタル業務に従事。その後株式会社Thirdverseへ参画、経営企画業務に従事後、「THE CHAIN HUNTERS」の共同Producerとして、エコシステム関連を担当。


――本作を制作するに至った経緯を教えてください。

中原
『THE CHAIN HUNTERS』は、Web3 Game事業初のオリジナルタイトルを開発したいという想いがあり立ち上げられたプロジェクトです! 

 Mint townはブロックチェーン技術を活用し、新しいエンターテイメント体験を提供すべく立ち上げられたチームで、Web3 Game事業においてKlab社の子会社と共同で立ち上げた1作品目
「キャプテン翼 - Rivals - 」を2023年1月にリリースしました。その次作として、本プロジェクトが立ち上げられたという経緯です。

――「ゲーム自体の面白さ」を追求するうえで大切にしていることはありますか。

中原
“Play & Earn(遊んで稼ぐこと)”という要素を大切にしています。ゲームでの遊びを通じて、思い出とちょっとした稼ぎができたら誰でも嬉しいし、より遊びも真剣に深くプレイできるようになると信じています!

 また、楽しむまでのハードルを極力下げることにも注力しています。ブロックチェーンゲーム(Web3 Game)の体験は素晴らしいのに、仮想通貨、トークン、NFT、取引所などの用語が多く、一般の方は遊ぶまでのハードルが高すぎると考えていました。

 そこで『THE CHAIN HUNTERS』は、Wallet不要でメールアドレス登録だけでゲ―ムプレイを可能にしました。決済もアプリやクレジットカードで対応、出金もAmazonギフト対応、ということで、誰でも簡単に「Play & Earn」体験ができるようにしています。

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――“暗号資産だけでなく、ギフト券への交換も可能”ということですが、ギフト券への交換を取り入れた経緯を教えてください。

渡部
誰でも簡単に“Play & Earn”体験をしていただきたいという想いがあるためです。もしゲームをプレイした結果、稼いだ通貨で日用品や家電などが買えたら嬉しいかと思いますが、仮想通貨のみの出金だとそこまでの距離があまりにも遠いと考えたため、ギフト券への交換の導入を決定しました!

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――これまでのブロックチェーンゲームよりも広いユーザー層を巻き込んだ、持続可能なコミュニティ運営を目指していくとのことですが、具体的にどのような運営をしていく予定でしょうか。

中原
ソーシャルゲーム層をターゲットに様々なコラボレーションを中心にコミュニティ拡大を狙っていきます。

 今までのブロックチェーンゲームはAllow List(NFTを優先的に購入できる権利のこと)やGive away(NFTなどをプレゼントするキャンペーンのこと)など、ブロックチェーン知識を持ちうるコミュニティへのアクセスがメインだったかと思いますが、『THE CHAIN HUNTERS』は幅広く、コラボを繰り返していくことでコミュニティ拡大を狙います。

――機械や動物がミックスされたデザインが印象的ですが、どこから着想を得たのでしょうか。

渡部
人間が滅んだ後の世界「アフターワールド」が舞台となっています。進化した動物、残された人類の遺物(機械など)が混じった世界をコンセプトにデザインを作成しています。

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――賞金首はどのような期間で登場するのでしょうか。

中原
毎月3~4回ほど、およそ週一回ほどの頻度で登場します。賞金首は様々なキャラクターと難易度を準備しておりますので、賞金首の違いを楽しんでいただけると嬉しいです。

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――Web3ゲームではギルドシステムは珍しいかと思いますが、取り入れたきっかけなどありますでしょうか。

渡部
開発途中段階でギルドシステム導入を決めました。遊びとしてイメージしたのは、2011年〜から12年辺りに流行ったモバゲー、GREEのモバイルゲーム全盛期のギルドゲームたちです。

 ブロックチェーンゲームも“1人で遊ぶ”から“みんなで協力をして、相談をして、勝利を分かち合う遊び”切り替わるタイミングが来ているのではないかと考えて、導入しました。

――活躍の度合いによって、ギルド内での報酬の差などはあるのでしょうか。

中原
はい、ランキング結果によって一律で配布される報酬と貢献度別の報酬があります。ギルドメンバー全員で上位を目指しつつ、ギルド内でも貢献度上位を狙っていただける仕組みとなっています。

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――OBTでのユーザーさんたちの反応はいかがでしたか?

渡部
想定以上に良く遊んで頂けているなと感じております。また、Genesis販売も一般販売分480体が1日ほどで完売したことも非常にポジティブに感じております。

――初のランキング結果を見て感想があればお願いします(予想通りだった、予想以上にダメージ量が多かったなど)。

中原
予想以上に白熱したダメージレースだったかと思います。中には既存のギルドやコミュニティで上位を取った方もいらっしゃれば、ゲームを通じて知り合った方たちのギルドが上位を取っていたりするので、引き続きどのようなギルドがランキング戦に参加するのが楽しみです。

――GANGPARADEさんが初代アンバサダーに就任されましたが経緯やコラボ内容など、お話しできるものがあればお願いします。

渡部
コラボレーションにあたって重要視していたことの一つに、インフルエンサーとそのコミュニティが一緒に盛り上がれることでした。GANGPARADEさんとお話しした際「メンバー全員でプレイして遊びます!」とおっしゃっていただけたのが一番の決め手だったかなと思います。

●GANGPARADE

 「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギ、キラ・メイ、キャ・ノン、チャンベイビー、ナルハワールド、アイナスターの12人からなるアイドルグループ。


――リリースを待っているユーザーへメッセージをお願いいたします。

渡部&中原 『THE CHAIN HUNTERS』がより簡単に、より楽しく遊べるように日々チームで議論し、改善を繰り返しております。ぜひ初めての「Play & Earn」体験をお楽しみいただければと思います!

 以上、『THE CHAIN HUNTERS』共同プロデューサーインタビューでした。

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