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【にじさんじ】剣持刀也さんの配信は多忙な社会人にもうってつけ。“インターネットのよさ”を体現した彼の配信スタイル

文:渡辺美咲

公開日時:

 2018年3月にデビューし、今年2024年4月3日(水)に登録者100万人を突破した“にじさんじ”所属の剣持刀也さんは、自身のソロイベントを過去に2度開催したりエッセイ本を発売したりと活躍の幅も広い人物だ。

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 今やVTuber好きの間で知らない人はほとんどいないであろう剣持さん。そんな彼を普段仕事に追われている社会人の方々におすすめしたい。

 剣持さんの配信頻度や内容には特徴があり、常に多忙を極めている人にも最適なのだ。本記事では彼の配信スタイルを振り返り、なぜ「社会人にオススメなのか?」について、ひも解いていく。

剣持さんの配信は多忙な社会人にもうってつけ。“インターネットのよさ”を体現した配信スタイル


 好きなVTuberの配信は日頃の疲れを忘れさせてくれるものだが、どうしても配信を見るのが難しいタイミングや気分の時は確実に存在する。

 筆者も長く社会人として働く日々を過ごしているが、仕事が慌ただしい日などは帰宅後「今日はもう寝ることしかできない」と思うものだ。

 配信は基本アーカイブとして残ることが多く、自身の好きなタイミングで視聴が可能だが、できる限りリアタイしたい……と考える方も多いだろう。

遊べないゲームがあるらしい【There Is No Game】


 時期にもよるが、剣持さんの配信は基本週1〜2のペースで行われており(毎週木曜日に放送されている“木10!ろふまお塾”は除く)社会人にとってちょうど良い頻度だと考えている。

 少なくもなく、だからといって多くもない……ゆったりとした配信スタイルは、視聴者が気軽に配信を観に行けるベストタイミングではないだろうか。

 時間も24時頃からで、基本1時間ほどの配信(変動する場合もあり)は夜寝る前にサクッと観られるのもうれしい。普段働いている人でも追いやすい時間帯や配信頻度は、まさに多忙な社会人にもうってつけなのだ。


 また剣持さんは配信前に告知を行う頻度が高く、主に16〜18時といった夕方の時間帯に多いのもうれしいポイントだ。事前に配信を把握できるだけでなく、スケジュールの確保がしやすい点や「仕事が終わったら配信があるぞ……!」というモチベーションの向上にも繋がってくるはず。

 剣持さんは過去に“日経エンタテインメント!”での
インタビューで「​​僕は週1回くらいの頻度で、やりたいゲームをやる、話したいことを話す」「自分の中で“趣味”の範囲から抜けないように一線引いている」と語っている。“やりたいことをやる”という彼の信念は多くの人々に伝わり、新たなファンの獲得にも繋がっているのではないだろうか。

僕がチャンピオンです【おえかきの森】


 先程は“配信スタイル”について取り上げたが、ここからは“配信内容”にフォーカスを当てていく。

 ライバーによって配信内容はさまざまだが、剣持さんは“雑談”や“ゲーム実況”をメインに配信を行っており、ゲーム実況については単発のものがほとんどだ。

 また定期的に実施される『Slither.io(スリザリオ)』『おえかきの森』などのゲーム実況では、毎回最初にどのようなゲームなのか説明しているのも彼なりの心遣いではないだろうか。

 このように初見のリスナーや、前回の配信を観ていない視聴者が入りやすい配信作りは、時期によって忙しさが変化する社会人向けであることは間違いないだろう。事前知識を必要とせず、ふらっと見に行ける彼の配信は“インターネットのよさ”を体現しているようにも思える。

 マイペースなようで視聴者への配慮を忘れない彼の配信は、社会人はもちろん“VTuberをあまり知らない人”にも、ぜひおすすめしたい。

 タイミングを気にせず追うことができる環境や空気感はファンに大きく支持され、登録者100万人という快挙にも繋がっていると考えられる。

 今後剣持さんはリスナーにどのような世界を見せてくれるのか。VTuberとしての限界を感じさせない彼の活動をこの先も見届けていきたい。

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