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【潰える】鈴木光司の新“リング”サーガ、小野不由美の営繕屋・尾端新作など、澤村伊智、阿泉来堂、原浩、一穂ミチら書き下ろしの最恐ホラーアンソロジー

文:電撃オンライン

公開日時:

 角川ホラー文庫30周年記念アンソロジー『潰える』が発売中です。

※この記事には『潰える』のネタバレが含まれています。

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最強の作家陣による、最恐のアンソロジー


 角川ホラー文庫30周年を記念して発売される『堕ちる』『潰える』『慄く』は、各6名の超豪華作家陣の書き下ろしを収録した、ホラー好き垂涎のアンソロジー本です。

 『潰える』に収録された作品と、簡単なあらすじをご紹介します。

・澤村伊智『ココノエ南新町店の真実』…かつて“心霊スーパー”と呼ばれたスーパーを舞台としたモキュメンタリ―風ホラー。

・阿泉来堂『ニンゲン柱』…作家を目指す主人公は、“ミハシラ様”を祀っているという母方の故郷へと取材に行く。

・鈴木光司『魂の飛翔』…『リング』から『らせん』へ至る過程で、著者に届いた不気味なファンレターの内容は…。

・原浩『828の1』…自分の死期が近いと言い切る母が度々口にする謎の数字の意味は…。

・一穂ミチ『にえたかどうだか』…霊の声が人間の声と同じくらいクリアに聞こえる主人公。

・小野不由美『風きたりて』…新興住宅地に夜な夜な聞こえる異様な唸り声は誰のものなのか。

 モキュメンタリ―・心霊・オカルトなど、異なるホラーのジャンルが『潰える』というテーマのもとに集います。なかにはシリーズものの新作短編もあり、ファンには嬉しい内容でした。舞台もスーパー、因習村、団地と様々で、極上ホラーツアーに参加した気分に。暑い日が続く中、ホラー小説でぞくりとするような涼を求めてみてはいかがでしょうか。

 しかしわらべうたって、何であんなに怖いんでしょう…。読後は実生活で見かける祠やお地蔵様などもどこか違って見えるような作品もあります。

 『堕ちる』は同時刊行ですが、『慄く』は12月発売予定です。こちらも楽しみですね。



『潰える』の内容は?(商品紹介ページより)


 希望も潰える恐怖がここに。全編書き下ろしの超豪華アンソロジー!

 角川ホラー文庫30周年 記念刊行!

――「考えうる、最大級の恐怖を」。

 たったひとつのテーマのもとに、日本ホラー界の“最恐”執筆陣が集結した。

澤村伊智×霊能& モキュメンタリー風ホラー、
阿泉来堂×村に伝わる「ニンゲン柱」の災厄、
鈴木光司×幕開けとなる新「リング」サーガ、
原浩×おぞましき「828の1」という数字の謎、
一穂ミチ×団地に忍び込んだ戦慄怪奇現象、
小野不由美×営繕屋・尾端が遭遇する哀しき怪異――。

 全編書き下ろしで贈る、至高のアンソロジー!

澤村伊智「ココノエ南新町店の真実」
阿泉来堂「ニンゲン柱」
鈴木光司「魂の飛翔」
原浩「828の1」
一穂ミチ「にえたかどうだか」
小野不由美「風来たりて」

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