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日本のゲームへのリスペクトがすごい! マレーシア・パビリオンでめちゃくちゃ偉い人に会って、今後の展望や『ガンダム』の話とかをしてきた【TGS2024】

文:電撃オンライン

公開日時:

 2024年9月26日~29日にかけて絶賛開催中の東京ゲームショウ2024(TGS2024)。

 国内外を問わずさまざまな企業が出展する、ゲームファンにとって文字通りのお祭りである本イベントには、各国のパビリオンも数多く出展されています。

 今回はそのなかから、
マレーシア・パビリオンに注目!

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マレーシアの偉い人に面会&突発インタビュー! TGS2024マレーシア・パビリオンレポート


 マレーシアとは、マレー半島とボルネオ島の一部を領域とする東南アジアの国です。

 ビーチと熱帯雨林があり、マレー、中国、インド、ヨーロッパなどの文化的影響が混ざり合った他民族国家として知られていいます。

 マレーシアの人々の多くは日常的にゲームやアニメを嗜み、日本の作品にも慣れ親しんでいるとのこと。

 今回のTGS2024には、マレーシアの企業であるMATRADEとMDECが中心となって、マレーシアを代表するスタジオ10社をとりまとめて出展。

 それぞれのスタジオが、ゲームはもちろん、eラーニングやeスポーツ向けのコンテンツのほか、インタラクティブメディア、メタコマースなど、さまざまな形の作品を展開しており、各タイトルのデモなどを体験することができます。

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 TGS2024初日には、パビリオンにてオープニングセレモニーも開催され、国内外のメディアや関係者たちが多く集まりました。

 なんと電撃オンライン編集部は、そのセレモニー前に、マレーシアデジタルエコノミー公社(MDEC)のデジタルトランスフォーメーションシニアバイスプレジデントである、ダト・ファズリ・アブドゥール・ワヒット氏(以下、ワヒットさん)と面会!

 突発でインタビューをさせていただくという、あまりに貴重すぎる機会に恵まれました。

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――本日はお時間をいただきありがとうございます。お会いできて嬉しいです。マレーシアは6年間TGSに出展されていますが、今回のTGS2024に来場されてみて、イベント全体の印象はいかがでしょうか?

ワヒットさん
私が所属するMDECはマレーシアデジタル産業省の傘下で、マレーシアにおけるデジタルコンテンツの促進を担当しています。東京ゲームショウに関しては、マレーシア・パビリオンとしては2016年から出展しており、MDECとしてもこれまで6年間にわたって出展しているんですが、じつは私自身は今年が初めての来場になります。

 TGSの印象を一言で言うと、これはとても素晴らしいイベントですね。TGSはBtoB(企業向け)のみならずBtoC(ユーザー向け)のセッションもあります。このことは日本のゲーム会社だけでなく、グローバルに活動するゲーム会社にとって、とても魅力的だと感じています。

 今回のTGS2024を通じても、日本のゲーム会社と世界のゲーム会社とが繋がる、いいきっかけになるだろうと思っています。

――そもそも、マレーシアで生まれた作品を、TGSに出展しようと思ったきっかけとは何なのでしょうか?

ワヒットさん
日本のゲームは世界中で幅広く認知されています。ゲーム産業は、マレーシアにとっても世界に進出できる“ゲートウェイ”のようなものだと考えていて、TGSというイベントももちろん、その大きな“ゲートウェイ”のひとつです。

 ここを通じて、日本のみならずアメリカやヨーロッパといった各国の人々とも繋がれると思っています。

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――ちなみにワヒットさんご自身はゲームはプレイされますか?

ワヒットさん
若いときにはたくさんプレイしていました。それこそ『テトリス』とかは大好きでした。

 日本の作品で言うと私は特にアニメが好きで、日本のアニメを見て育ったと言っても過言ではありません。『キャンディ・キャンディ』や『機動戦士ガンダム』など。こんなことを言うと、私の世代がわかってしまうかもしれませんが……。

――えっ! ワヒットさん~! 年代なんて関係ないですよ! 『機動戦士ガンダム』、私も大好きです!

ワヒットさん
本当ですか? ファーストガンダムですよ?

――ファーストガンダム、めちゃくちゃ見てます。『テトリス』もそうですが、いい作品は世代を超えますから……!

ワヒットさん
アニメもゲームも、当時から比べると革新的なまでに進化を遂げています。ゲームに関しては、今では私の子供たちがプレイするまでに至っています。私自身が最近プレイしているのは、ゴルフのゲームなどですね。

――それでは今後、どのような形でマレーシアのゲーム産業を展開していきたいか、目指すものなどをお伺いできますか。

ワヒットさん
もちろんグローバルな市場に向けたロードマップはあるんですが、マレーシアのゲーム産業の発展のために、一歩一歩着実に進んでいこうと思っています。

 マレーシアのスタジオは、ゲーム開発のための人材やプログラミング技術なども豊かにあるので、日本のゲームスタジオとの協力体制を築いて、さらに発展していくことができたら、と考えています。

――ありがとうございます。最後に、私のような「日本でゲームを楽しんでいて、ゲームを愛してやまないユーザーたち」に向けて、メッセージをお願いします。

ワヒットさん
日本のゲーム産業は私たちの国よりもずいぶん前から始まっています。私たちも早く追いつきたいですが、今は一生懸命学んでいる最中、というところです。

 日本のゲーム産業は世界的にも注目されているので、そこが私たちの目指すところでもあります。マレーシアから世界へと羽ばたく作品にも、注目していただけると嬉しいです。



 急なインタビューにも関わらず、気さくに回答くださったワヒットさん。

 最後にはおみやげをいただいて、記念撮影までさせていただきました。すっかりワヒットさんのファンガになってしまいました!

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 当然ですが、マレーシア・パビリオンに出展されているゲームは、いずれも粒ぞろいで見どころが満載です。

 日本人の感覚と親和性の高い作品が多い印象で、すでにいくつかのタイトルは日本のパブリッシャーとタッグを組んでの展開が決定しているとのこと。

 「プレイしたゲームが、じつはマレーシアで生まれた作品だった」ということが、今後少なくないことになっていくのかもしれないですね。それって最高!

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 さて、TGS2024も残すところあと2日。来場の際は、ぜひホール4のビジネスソリューションコーナー 04-C55にあるマレーシア・パビリオンに足を運びましょう。

 そして、異国らしい情緒に溢れながらも、日本作品へのリスペクトもふんだんに詰め込まれたマレーシア産ゲームに、ぜひぜひ触れてみてください!。

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