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【まるで本人】弘兼憲史×画像生成AIによる漫画『島耕作 競馬探訪篇』。ユビタスによる著作権を侵害しない画像生成AIを活用した新たな試み

文:電撃オンライン

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 ユビタスは、パルソラが制作した漫画『島耕作 競馬探訪篇』に画像生成AI“UbiArt”を提供しました。本作は、原作者の弘兼憲史氏の許諾を受けて制作された最新スピンオフ作品です。

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 『島耕作 競馬探訪篇』では、“UbiArt”のスタイルトレーニング機能を用いて、弘兼氏が描いた画像のみを使用し、AIの学習を実施したとのこと。いわゆるクリーンでホワイトな形での画像生成AI活用となっており、弘兼氏の画風を忠実に再現し、制作されています。

 原作者の弘兼憲史氏が監修を引き受けたのも、著作権を侵害しない画像生成AIを活用した新たな試みに興味を持ったからとのこと。パルソラの三宅氏は「表情を含め、原作に近い作画が出来た。生成AIを活用したマンガ制作の新たな可能性を示したのではないか」と語っており、今後のAI×マンガに大きな影響を与えそうですね。


ユビタスが自社の画像生成AIで「島耕作」最新作の制作に協力


 株式会社ユビタス(本社:東京都新宿区、代表:ウェスリー・クオ 以下ユビタス)は株式会社パルソラ(本社:東京都千代田区、代表:三宅克 以下パルソラ)が制作した「島耕作 競馬探訪篇」に画像生成AI技術を提供しました。

 「島耕作 競馬探訪篇」はJRA70周年記念企画として、原作者である弘兼憲史氏の許諾を受け制作された「島耕作シリーズ」の最新スピンオフ作品で、作画にはユビタスが開発した画像生成AI「UbiArt」が使用されました。

 ユビタスの「UbiArt」は最新の生成AI技術で開発された画像生成ツールで、思い描いたイメージを表現しやすいように、プロンプト最適化機能が実装されています。この機能により、ユーザーは複雑なプロンプトを入力することなく、自然な文章で画像を作成できるようになっています。

 今回の制作では「UbiArt」が提供するスタイルトレーニング機能を用い、原作者である弘兼憲史氏が描いた画像のみを使用してAIの学習を実施することで「島耕作 競馬探訪篇」は、原作者である弘兼憲史氏の画風を忠実に再現し制作されています。

 原作者の弘兼憲史氏は著作権を侵害しない画像生成AIを活用した新たな試みに興味を持ち、監修を引き受けられました。パルソラの三宅氏は「表情を含め、原作に近い作画が出来た。生成AIを活用したマンガ制作の新たな可能性を示したのではないか」と期待をしています。

「UbiArt」について


 Graphic Diffusionモデルで開発されたUbiArt は、文章や写真から画像が作成できるツールです。初心者の方にも分かりやすいシンプルなインターフェースで、3ステップで簡単に作成できるようになっています。

 トップページには厳選されたアートワークのコレクションが並んでいて、ユーザーの創造力にインスピレーションを与えます。

 思い描いたイメージを表現しやすいように、プロンプト最適化機能が実装されています。この機能により、ユーザーは複雑なプロンプトを入力することなく、自然な文章で画像を作成できるようになっています。

 フリープラン(無料)とスタンダードプラン(月額20米ドル)の2つのプランが用意されています。フリープランでは40を超えるアートスタイルを使って、1日あたり最大100枚まで画像が作成できます。

 出力画像は1024×1024 pxの高解像度になっています。UbiArtのスタンダードプランでは、フリープランで使える画像作成機能に加えて、いくつかの追加機能が使えるようになります。

 プロンプト最適化や画像の背景削除やキャラクターのポーズ指定など、一歩踏み込んだ機能が含まれていて、作成回数が無制限になります。

 また、スタイルトレーニング機能では、ユーザーが指定した画像でAIを学習させて、専用のスタイルを追加することができます。この機能を使うことで、自分の作品のテイストを強調させることができ、著作権侵害の問題を回避しやすくなります。

ユビタスについて


 Ubitusは、世界最高水準のGPU仮想化技術とクラウドストリーミングプラットフォームを運営しており、先進的な技術を通じて優れたユーザー体験をご提供することに専念しており、ユーザーがネットワークに接続されていれば、スマートフォン、タブレット、ゲームコンソール、スマートテレビ、パーソナルコンピュータなどのあらゆるデバイスで、AAAのゲーミング体験を楽しむことができます。

 革新的なGameCloud技術を用いて、Ubitusはプラットフォームオペレーターやデジタルコンテンツ開発者のために、マルチデバイスで没入感のある体験を提供するインタラクティブなメディアコンテンツをストリーミングすることができます。

 この技術を用いることで幅広いアプリケーションでのメタバースの普及を支援します。

 また、UbitusはGPUパワーを活用してAI開発に挑戦し、大規模言語モデル(LLM)、グラフ拡散モデル、その他の生成AIツールの開発に取り組み、さまざまな業界の課題に対する革新的なソリューションの提供を目指しています。

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