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スクエニ新作ストラテジー『エンバーストーリア』配信直前プロデューサーインタビュー。キザハシを制覇したプレイヤーは、ゲームシステム全体に影響を与える選択が可能に!?【エバスト】

文:Ak

公開日時:

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 事前登録受付中のスマートフォン及びPC向け完全新作ストラテジックRPG『エンバーストーリア』(以下、エバスト)。11月27日(水)の正式サービス開始まであとわずかとなった本作について、プロデューサーである結城 基氏にインタビューを実施。

 本作のゲームサイクルやストーリーの魅力、気になるキザハシを制覇した先の展開などについて聞いてきました。 

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▲スクウェア・エニックス『エンバーストーリア』プロデューサー:結城 基氏

キザハシを制覇した同盟は次シーズンに影響を与えることが可能に!?【エンバーストーリアインタビュー】

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――『エンバーストーリア』を開発しようと思ったきっかけから教えてください。

結城
ストラテジーというゲームの面白さを、より多くの人に体感してもらいたいという想いがきっかけです。ストーリーやキャラクターデザインなどをファンタジーの世界観で表現して、ストラテジーゲームを遊んだことのない方にも楽しんでもらえるように開発してきました。

――本作はストラテジーですが、操作はリアルタイムで行うのでしょうか?

結城
基本的にフィールド上で戦う際はリアルタイム操作です。特に他のプレイヤーと施設を巡る争いが発生した場合は、戦況に応じて、同盟メンバーと戦略を練り、攻略していく必要があるので手に汗握る体験ができるかと思います。

 その他にも最大4人で大型魔獣の討伐に挑むレイドバトルや、バトルは完全オートで他プレイヤーとのランキングを競うアリーナなど、様々な遊びをご提供できるように準備をしております。

――シーズン制を導入されていると伺ったのですが、シーズンが変わると育成状況などもリセットされるのでしょうか?

結城
現状では基本的に保有している資産やキャラクターの育成の状況は、シーズンが変わっても引継ぎとなります。ただ運用を続けていく中で、調整する内容でもあるので、何シーズン目かには、リセットされる項目も変わっていくかもしれません。

――そうなると、新規ユーザーと戦力差が付きそうですが……?

結城
そこはご安心ください。始めた時期によってワールドが分かれる仕組みになっているので、強者ひしめき合うワールドにいきなり参加するということはないです。

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――キザハシを目指す中で、ゲームサイクル的にはPvEとPvPを交互に行う感じになるのでしょうか?

結城
本作はPvEとPvPが混在しているゲームサイクルとなります。キザハシに辿り着くためは、“泉”攻略戦と“ゲート”攻略戦に挑むことになるんですが、実はどちらの施設にも「番人」となるエネミーが存在しています。それを倒すまではPvE、その後奪取した泉やゲートを他プレイヤーから守る際はPvPになります。

――基本的には同盟単位で遊ぶようにはなりますか?

結城
そうですね。ソロでは泉やゲートの攻略はできない遊び方となっています。ただストーリーを楽しむのであれば、ソロでも十分楽しむことができます。『エンバーストーリア』では他のプレイヤーと気軽に遊ぶことができるので、ぜひ同盟に参加してみてください。

――PvPはどのくらいの頻度で発生するのでしょうか?

結城
フィールド内に戦闘可能区域があって、先ほどお話しした泉やゲート周辺がそれにあたるのですが、基本的にはそこ以外では発生しません。自分から積極的に仕掛けていかないとPvPにはならないので、24時間張り付きで自分の拠点を監視しなければいけないということはあまりないですね。

 ただし、フィールドの広範囲で戦闘可能になるイベントなどもあるので、ストラテジーゲームらしいヒリヒリとした遊びも楽しめるかと思います。

――“泉”を制覇するメリットは何でしょう?

結城
まずは「制圧アビリティ」と呼ばれる、同盟全体へのバフが付くようになります。さらに、次のゾーンへ行くための“ゲート”に挑戦できる権利を獲得することができます。

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――では、その先の“キザハシ”を制覇すると何が起こるのですか?

結城
一番大きいのは“世界の上書き”ですね。キザハシ争奪戦は1シーズンで複数回発生します。そしてシーズン最後のキザハシ争奪戦を制覇した同盟は“世界の上書き”を選択することができ、その選択によって次のシーズンに影響を与えることができます。各ワールドで選択した内容によって、それぞれで違う体験が楽しめるようになっています。

――その影響とは具体的にどんなものが?

結城
世界の上書きの選択により、特徴的な巨大魔獣とその眷属が出現するようになるなど、くわしい内容は秘密ですが、大きな体験変化が発生します。

キャラクターはゲーム内通貨で入手可能【エンバーストーリアインタビュー】


――ストーリーのボリューム感はどうなっていますか?

結城
ベニー松山さんに手掛けていただいたメインストーリーは、フルボイスで重厚な内容となっています。 またメインストーリー以外にも、 物語の鍵となる「7つの世界」にもそれぞれのストーリー、キャラクターごとにも個別のストーリーがあるので、なかなかのボリューム感になっていると思います。

――ストーリーの注目ポイントを教えてください。

結城
本作は、幾多の世界が滅びて最後に生まれたとされる場所「レンゴク」が舞台です。そしてプレイヤーが使役するキャラクターたちは、過去に滅んだ7つの世界からやってきたという設定になっています。

 7つの世界はそれぞれがオリジナリティのある世界になっているので、そこから来た個性豊かなキャラクターたちがレンゴクでどう戦い、どう生きていくのかに注目してほしいです。

 また、Live2Dを使ったストーリー演出もこだわっているので、ぜひ見ていただければと思います。

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――ちなみに性能的な注目キャラクターは誰ですか?

結城
初期から所持しているニュクスですね。誰でも入手でき、チュートリアルの進行などで育成素材も入手しやすくなっていて、強くなりやすいのでオススメです。

 あとは、入手するだけで拠点の施設の建設時間を短縮できるウルファなども役立ちます。

――キャラクターは多く集めないと不利になるのでしょうか?

結城
役割分担が重要になるので、必ずしも数をそろえないと遊べないというバランスではないです。ただ、アリーナに参戦するためにはある程度のキャラクター数があった方が有利になります。

――キャラクターの育成要素はどのくらいありますか?

結城
レベルアップや親密度アップ、スキルレベルアップなどですね。あとは本作の特徴としてコアアビリティの解放があります。コアアビリティは、例えば攻撃力アップや建設速度アップ、獲得経験値上昇などの効果が常に発動する要素なので、戦力の底上げになります。

 星5キャラクターは最初から1つコアアビリティが解放されているので、その点でも強力です。とはいえ星3~星4のキャラクターも育成すればコアアビリティを解放可能なので、どのキャラクターも活躍できるようになっています。

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――キャラクターの育成というと、課金要素のバランスがどうなっているのかも気になります。

結城
課金で有利になる要素はありますが、キャラクターを入手できる召喚(ガチャ)はゲーム内通貨(ゴールド)で引けるようになっているので、戦力をそろえるハードルは比較的低めとなっています。もちろん、星5キャラクターもゲーム内通貨で召喚することで入手できます。

 課金要素でいえば、プレイに役立つアイテムが入ったパックがメインになります。建設などに必要な資源や必要時間を短縮するアイテムなど、さまざまな内容のものを用意しています。その他には、レベルに応じてアイテムが手に入るバトルパスなどもありますね。

――キャラクターの追加ペースはどうなる予定ですか?

結城
プレイヤーの成熟具合によっても変えていく予定ですが、月1、2回くらいのペースで追加していく予定です。

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――拠点の施設にはどんなものがありますか?

結城
資源を生み出す施設や、装備を作るための鍛冶屋など、比較的ストラテジーゲームとしては定番の施設を建設できます。施設は自由配置で、他プレイヤーの拠点を視察にいける機能もあります。

 ただ、装飾品を付け替えたり、道を作ったりなど飾りの要素は豊富なので、そこでプレイヤーごとの個性を出すことができます。いずれ拠点コンテストみたいなものも開催してみたいですね。

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――プレイしていて気になったのですが、装備のサブアビリティの効果はランダム付与ですか? 倍率がかなり高いような……?

結城
装備を製作すると付与されるサブアビリティはランダム付与になっていて、装備によってさまざまな効果が用意されており、戦力強化への重要度はかなり高いです。兵種や属性に合わせたものを狙えれば理想的ですね。狙ったアビリティがでなかった場合でも、 “シャッフル”という機能でサブアビリティを後から変えることもできます。

――最後に本作を楽しみにしているユーザーにメッセージをお願いします。

結城
世界一取っ付きやすいストラテジー、をコンセプトに本作を作っています。苦手意識がある方も気楽に楽しめるようになっているので、ぜひ手にとってみてください!

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