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【ダンダダン感想】アニメ8話はニヤニヤするラブコメ回! アイラほどの美少女に迫られても耐えるなんて…オカルンすげえじゃんよ(ネタバレあり)

文:カワチ

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 TVアニメ『ダンダダン』の第8話“なんかモヤモヤするじゃんよ”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ダンダダン』第8話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。[IMAGE]

佐倉綾音さんが井上喜久子さんの芝居に寄せて演じていて激エモ…!【アニメ『ダンダダン』8話感想】


 少年ジャンプ+で連載中の同名漫画をアニメ化した『ダンダダン』。制作はサイエンスSARUで、監督は山代風我さん、音楽は牛尾憲輔さんが担当しています。

 第7話は“アクさら”との戦いが決着。すさまじいクオリティで話題になりましたね。長年、井上喜久子さんとお仕事をされている小島秀夫監督が「アクさら役の井上喜久子さんが凄かった。素晴らしかった。ザ・ボスを軽く抜いた」とポストをされていたのも印象的でした。

 今回の第8話は仲間になったアイラとの交流を描きつつ、新しい戦いが幕を開ける構成。セルポ星人が再登場したほか、ボクシングのスタイルで戦うドーバーデーモンも初登場。今回も大御所の声優である関智一さんが演じており、迫力がありました。

 第8話はキャラクターが動き回る映像ももちろんですが、声優陣の芝居も光る回でしたね。まず、最初のシーンはモモの家でアイラを含めたみんながおそばを食べる展開で、おそばを口に含みながらモモとアイラが口喧嘩をする内容でしたが、アニメだと物を含みながらしゃべっている感じがリアルでしたね。

 後半はなにを言っているのかよくわからなくなってきており、字幕を表示してフォローする演出もおもしろかったです。


 学校のパートはモモの誘いをオカルンが断り、こっそりとひとりで特訓をしているところにアイラが猛烈アプローチ。その現場をモモが見つけてしまい、“自分の誘いは断って、アイラと仲良くしている”と誤解してしまいます。ここは拗ねるモモもかわいいのですが、やはりオカルンに恋をして積極的になったアイラが最高。

 父親の持っていた怪しい本を読んで勉強して、告白するときはキスをしないといけないと思いこんだアイラがオカルンにキスを迫る姿が不器用でよかったですね。学校ではモテていたものの、恋愛には疎いアイラ。積極的にキスをしようとするのに、乙女のように恥ずかしがる姿が反則級でした。こんな美少女に迫られてキスをしなかったオカルンは偉い……。


 後半は学校に新たな怪異が続々と登場。第8話の時点ではまだ正体が明かされなかった恐竜のような姿をした存在や、前述のドーバーデーモンやセルポ星人が学園に。ドーバーデーモンはABBAの『chiquitita(チキチータ)』を口ずさみながら強力なパンチを繰り出してくるキャラクターで、アニメでは役を演じている関智一さんが怪しく歌うため、より異質な空間になっていて緊張感がありました。


 ボクサースタイルで戦うドーバーデーモンのパンチの素早さも伝わってきましたし、アイラを守りながらそのパンチをかわす本気のオカルンも格好良かった。

 そして、今回、なによりも見どころだったのはラスト。セルポ星人も現われて2人がピンチになるなか、アイラがアクさらのオーラで変身! アイラがアクさらと同じ恰好に変身する展開は原作でもめちゃくちゃアガる展開でしたが、アニメ版は佐倉綾音さんがアクさら役の井上喜久子さんの芝居に寄せていて本当に最高。

 実の母子のように能力と遺志が受け継がれたことをこのように表現するのかと、とても驚かされました。これぞプロの声優さんの“芸”。ぜひみなさんアニメでチェックしてみてください!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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