マウスコンピューターのゲーミングブランド『G TUNE』20周年を記念したセットモデルのレビュー記事をお届けします。
ゲーミングノートPC『G TUNE P5-I7G60WT-B』の20周年記念セットモデルもあります!
高級感のある外観と優れた静音性&排熱性能で長時間のゲームプレイも快適!【G TUNE20周年モデルレビュー】
『G TUNE FZ-I7G7S』は、マウスコンピューターのゲーミングブランド『G TUNE』のなかでも、比較的高価格&高性能の機種。Windows 11 Home RTX 4070 SUPER搭載なので、非常に快適にゲームをプレイ可能です。
今回レビューするのは、そんな『G TUNE FZ-I7G7S』と各種周辺機器がセットになった『G TUNE 20周年記念セットモデル』です。まずは本体の外観やハード面での使い勝手について紹介します。
まず外観で目を引くのが、本体前面の特徴的な赤いライン! 全体的に強化ガラス部分にも金属部分にも高級感があります。
サイズ感はかなり大きく、とくに高さは約50cmほどあるので、スペースの確保が必要です。環境によっては、床に置くのもアリかもしれません。
パワースイッチ、アクセスランプ、USB-A(3.0)端子×2、USB-A(2.0)端子×2、オーディオ入出力など、よく使う端子類が前面の上部にまとまっているので、床に置いた場合でも使いやすいです。
背面にはHDMI端子やD端子、LANポートや電源端子なども。USB-C端子は背面にしかないので、ひんぱんに使う場合はUSB-C対応のハブなどがあると便利かもしれません。
ちなみに上部のHDMI端子(蓋がされているほう)はマザーボード端子であり、グラフィックボードのHDMI端子は下部にあります。
下部のほうにHDMIをつながないと、モニターに映らないので初期セッティング時は要注意!
背面でもうひとつ特徴的なのが、120mmの大型リアファン。CPUおよびGPUから発生した熱を速やかに排出できる位置にあるので、排熱性能が高いです。
水冷CPUクーラー標準搭載モデルなのもあって、高負荷のゲームをプレイしてもそこまで熱を持ちません。とはいえ流石に背面からは温風は出るので、背面にものを置かないようにだけ注意が必要です。
ゲームにもよりますが、駆動音もかなり静か。長時間のゲームプレイであっても安心&快適です!
ガラスサイドパネルは、ワンタッチで開閉可能になっており、簡単にカスタマイズ&メンテナンスが可能です。
PCにくわしい場合は自分でパーツを付け替えられますが、そうでない場合でも、内部の掃除などが簡単なのが便利ですね。
周辺機器の使い勝手を紹介!【G TUNE20周年モデルレビュー】
『G TUNE 20周年記念セットモデル』には、各種周辺機器も同梱。各ガジェットの使い勝手をレビューしていきます。
キーボード:【G TUNEオリジナルキーボード】Mechanical Keyboard
『G TUNE』オリジナルのゲーミングキーボード。有線キーボードとなっており、反応速度と耐久性に優れます。
配列は日本語109(メディアキー含む)ですが、無変換や変換キーを省略して、代わりにスペースキーの幅を100mm確保したオリジナルレイアウトとなっています。よりゲーマー向けの仕様といった印象ですね。
打鍵感はスムーズで、キーはゲーミングキーボードらしく深めに沈み込むようになっています。
表面はアルミニウム合金製で、その上にキースイッチが浮き上がって見える構造。手に直接触れる場所にはアルミ部分はありません。
テンキーの上部に音量調整ボタンもあるのも便利。ヘッドセットにも音量調整ボタンはありますが、ヘッドセットなしでのプレイが快適になります。
マウス:Logicool G304
マウスは無線接続となっており、優れた反応速度と電力効率が魅力的。
サイズ感は平均的でも、どんな手のサイズの人でも使いやすそうですね。重量も約99gと非常に軽く、快適に操作できます。
ちなみにLIGHTSPEEDワイヤレスレシーバーも同梱されています。こちらを接続することで、無線接続ながらより高い反応速度を実現可能。
レシーバーなしでも十分に快適ではありますが、FPSなど遅延が気になるゲームをプレイする場合は利用するといいでしょう。
ヘッドセット:Logicool G431
重量280gと、軽量が魅力の有線ゲーミングヘッドセット。装着感も軽く、圧迫感がなく使いやすいです。
大口径50mmオーディオ ドライバー搭載で、とくにゲームのBGMの重厚感をしっかり感じられます。
マイクも搭載されており、ボイスチャットも快適に行えます。ボイスチャットをしない場合でも、マイクは折り畳み可能なので邪魔になりません。
操作ボタンは音量ホイールのみとなっており、シンプルな作り。操作部分が見にくいヘッドセットだけに、誤操作の心配が少ないのはいいですね。
ゲーミングモニター:G-MASTER GB2470HSU-B6
23.8インチのゲーミングモニター。サイズはゲーミングモニターとしては平均的で、卓上で使うのにちょうどいいです。
180Hz/0.2msに対応しており、反応速度に優れます。
高さ調整も簡単で、環境や好みに合わせて気軽に高さを変えられます。
端子類は背面に設置。HDMIポートが1個なので、複数機器を使い分けたい場合はHDMIハブが必要になりますね。
操作ボタンも背面にあります。ややボタンが小さくボタンも小さめなので、最初は操作に戸惑うかもしれません。
とはいえ音量調整はキーボードでも可能なので、最下部に電源ボタンがあることさえ覚えればそこまで困ることはなさそうです。
圧倒的な処理性能でどんなゲームでもサクサク動く!【G TUNE20周年モデルレビュー】
『G TUNE FZ-I7G7S』のCPU&グラフィックスの基本仕様は下記の通り。メモリ標準容量は32GBです。CPUおよびメモリはカスタマイズ可能。
■CPU
インテル Core i7 プロセッサー 14700KF
■グラフィックス
NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER
一般的なゲームであれば、どんな高負荷のものでも問題なく動くレベルの高性能ですね。
ゲームプレイはもちろん、動画配信などかなりのスペックを必要とする作業であっても問題なく利用できます。
筆者が私用で使っているゲーミングPCは同じマウスコンピューター製の『NEXTGEAR』。10万円台から買える、コスパ重視のモデルですね。こちらでも、ほとんどのゲームは快適にプレイが可能です。
とはいえ、一部のゲームで負荷がかかる場面ではややカクツキが気になる場合も。とくに最近ハマっている『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』では、人数の多い拠点などに赴くとひんぱんに動作が重くなるorクラッシュしていました。
ところが『G TUNE FZ-I7G7S』でプレイしたところ、かなり長時間プレイしても一切カクツキやクラッシュは起こりませんでした。ほかの負荷が高そうな3Dアクションゲームもプレイしてみましたが、同様に超快適!
もちろん、『NEXTGEAR』などのコスパ重視モデルであっても設定変更などで快適にプレイは可能ですが、最高設定でも全く気にせずにプレイできるのは快適ですね。
ひとまず一般的なPCゲームを一通りプレイした場合は『NEXTGEAR』、一切スペックや設定を気にせず快適にPCゲームを楽しみたい場合は『G TUNE』と、用途に応じて購入するモデルを決めるといいでしょう。
とくに2025年には、『モンスターハンターワイルズ』や『グランド・セフト・オートVI』など、PCのスペックを必要としそうな大型タイトルの発売が控えます。
2025年の大作ゲームラッシュにそなえて、安心の高スペックPC&周辺機器をセットでそろえられる『G TUNE 20周年記念セットモデル』の購入を考えてみるのはいかがでしょうか?