電撃オンライン

【VTuberインタビュー】夢はビッグな赤ちゃん!? 真白ぽんさんは『ポケモン』公式大会・日本選手権出場が目標。世界王者からハマった“ダブルバトル”の魅力を語る

文:うご

公開日時:

 “ほっぺもちもちあかちゃんこねこ”VTuberの真白ぽんさんのインタビューをお届けします。

[IMAGE]

 YouTubeチャンネルでは『ポケットモンスター』(以下、『ポケモン』)の対戦やゲーム攻略、雑談、歌枠などを行っています。

 本記事では、真白ぽんさんの自己紹介をはじめ、真剣に取り組んでいる『ポケモン』の“ダブルバトル”に対する熱き想い、活動を通じてうれしかったこと、大切にしていることなどを語っていただきました。

真白ぽん“ほっぺもちもちあかちゃんこねこ”VTuber。ゲーム配信をメインに活動中。『ポケットモンスター』が大好き。

きっかけは『ポケモン』公式大会・世界王者

――最初に自己紹介をお願いいたします。

みなさん、ぽんにちは!

“ほっぺもちもちあかちゃんこねこ”VTuberの真白ぽんです!

活動歴は4年目で、自分でも長生きしているかなと思っています。

ゲーム配信をメインに活動しています。

――チャンネルを拝見したさいに、『ポケモン』の対戦配信が印象的でした。『ポケモン』との出会いを教えてください。

『ポケモン』に触れたきっかけは、ママにゲームを買ってもらったからですね。

物心がついてゲームができるようになったときから、気づいたら『ポケモン』と一緒に過ごしていました。

最初はいろいろなかわいいポケモンと出会って、ゲームのストーリーをただ楽しむだけの遊び方でした。

そこからグッズを買ったり、シリーズの新作が発売されたらすぐ「遊んでみよう」と思うくらい、ずっと好きになりました。

ほかにも、派生コンテンツと言いますか、『ポケモンGO』や『Pokémon Trading Card Game Pocket』、『ポケモンユナイト』なども遊んでいます。

触れていくうちに、自分が楽しいと思っている気持ちをYouTube上でも伝えたかったので、みなさんと一緒に楽しめるコンテンツとして配信で『ポケモン』を遊んでいます!

――ちなみに、お気に入りのポケモンはいますか?

1番好きなポケモンはヌメラです!

ヌメラはドラゴンタイプのポケモンで、3進化あるうちの最初のポケモンなんです。

あまりポケモンに詳しくない方でもドラゴンタイプ、600族(※)と聞くと結構強いイメージがあるかと思います。

ですが、実はヌメラって1番弱いドラゴンタイプのポケモンなんですよ。

実際に、過去シリーズでは、“
いちばん弱いドラゴンポケモン”と説明されたこともあって、ちょっと軟弱で弱々しい感じのポケモンなんです。

そんな、ボケっとしていて、まったりとしている、見ていると癒されるところが1番好きなんです。

なかなか対戦パーティで選ばれることはないですが、もちろん進化すると強いですし、実際に活躍していた時期もあったりもします。

構築によっては入っていることもあるので、自分の配信でも今後パーティに入れたりすることも考えたりしています。

※ポケモンのHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さの強さを示す数値の合計が600となるポケモンたちの通称。

【ポケモンSV / バイオレット】ポケモン交換会!ぽんの大好きなヌメラをプレゼント!! 【真白ぽん / Vtuber】
――好きなポケモンをパーティに入れて対戦に挑むのも醍醐味ですよね。では、真白さんの対戦配信では“ダブルバトル”をメインとしていますが、始めたきっかけはなにかありますか?

きっかけは、過去に世界大会でも優勝していて、YouTubeで“ダブルバトル”の配信もされているビエラさんですね。

ストーリーでの“シングルバトル”では、効果抜群の技を撃てばいいとか、㏋が減ってきてピンチになったから交代しようみたいな戦い方しかしていなかったのですが、“ダブルバトル”はそうもいかないんですよ。

相手のポケモンをどんどんと不利にしていき、自分が有利な状況をつくるギミックがあることや、2匹のポケモンをサポートとアタッカーとする戦法があることを知って、深みがあっておもしろそうだなと感じたんです。

そこから自分も戦うなら“ダブルバトル”をやってみたいなと。

でも、自分が見てきたパーティの構築は組めなかったので、当時、ビエラさんに直接お願いをする形でレンタルパーティ(※)という機能で遊んでみようというところから触れ始めました。

※プレイヤーが作成したパーティを使用し、対戦に挑める機能。
――お話を聞くとダブルバトルはどういったシナジーを出すかなど、考えることがより多くなり、深みがあるように感じますね。

“ダブルバトル”では、2匹いることのメリットを活かす試合やアドバンテージをとっていく動きが大きいので、そういったところがおもしろいなと思います!

もちろん、“シングルバトル”にも技を受けるポケモンを出したり、相手がポケモンを交代しそうなタイミングで自分を強くする積み技を選択するなどの読み合いが発生したりしますから、深みはあります。

――“ダブルバトル”にあまり触れられていない方もぜひ遊んでほしいですね。対戦はカジュアル対戦ではなく、主にランクマッチをプレイされているのですか?

そうですね、毎月順位が切り替わるランクマッチをプレイしています。

ランクマッチは、1ヵ月間のなかで勝ち負けによってレートが変動する形式となっているので、上位を目指せるだけ目指しています。

予選やオンライン大会でもレート形式が採用されているので、勉強としてランクマッチを頑張っていて、いずれは公式大会にも挑もうと思っています!

――では、続いて配信で行っている弟子企画についてお聞きしたいと思います。そもそも、この企画を開始した経緯はどういったものだったのでしょうか。

『ポケモン』の公式大会である“ポケモンジャパンチャンピオンシップス”(通称:PJCS)の日本選手権に出場すると、必然的に世界大会出場の権利も得られるのですが、ゲームが強いのは男の子ばっかりなんですよね。

VTuberに限らず、女の子がまだまだ活躍できていなかったんです。

なので、ぽんでも、VTuberでもできるんだぞということを頑張って伝えられたらいいなと思い、Umbraさんというダブルバトルの配信者さん方からお声がかかり弟子企画を始めました。

あとは、「盛り上げ役としても頑張ってみよう」と思ったのもありますね。

弟子企画では、PJCSの2023年日本選手権で1位だったナーク選手に師匠となっていただき、ゲーム部門の予選、本選を通過し日本選手権の出場を目指そうと思い、“ダブルバトル”の勉強を1ヵ月ほど行いました。

【Umbra弟子企画/Part1】コーチのナークさんと、ダブルバトル勉強します!!【ポケモンSV】 【ナーク / 真白ぽん】
――弟子企画を開始されてから、新たな発見などはありましたか?

弟子企画を始める前のぽんは、「レンタルパーティで楽しく対戦してみたいな」、「勝てたらうれしいな」くらいの感じだったんですよ。

『ポケモン』は好きなんですが、どのような仕組みで対戦したら強いのかもわかっていなくて、ただ楽しくやっていた状態だったんです。

そこから実際にランクマッチを本気で頑張ろうとなると、そうはいきません。

相手のパーティを見て、「こういった選出で来そうだから、こちらはどのポケモンを選出しようかな」とか、対面のポケモンが撃ってくる技に合わせて、「交代したときに強いポケモンはなんだろう?」とか、考えることが増えていきました。

例えば、あまり“シングルバトル”では採用されていない“まもる”が、“ダブルバトル”での採用率がすごく高かったりするんです。

失敗してしまうとこちらが不利になってしまうので、そういったことを踏まえた動き方を学べました。なので、ぽんが今まで知っていたポケモンバトルとは一回りも二回りも違う世界でした。

それを知れたのは、弟子企画での経験のおかげですね。

――過去に大会などを拝見したことがありますが、みなさんの読み、状況を見て対応する力はすごいですよね。

そうですね!

ですが、ただ一手先の読みだけではなく、その先の先。2匹、3匹とポケモンが減っていき、残り1匹をどのように対処するか。

逆に不利な状況でも、このポケモンさえ残っていれば勝てる可能性があって、わざと残した状況にして最後詰めの盤面を作っていくようなこともあるんですよ。

本当に読み合いのゲームだと思いますし、そういったところが楽しいなと感じています!

1年がかりのオリジナル曲での苦労

――これまで、『ポケモン』についてお伺いしてきましたが、『ポケモン』以外に好きなことなどはありますか?

ぽんのYouTubeで、『ポケモン』がメインコンテンツになる前は、『遊戯王 マスターデュエル』(以下、『マスターデュエル』)をやっていたんですよ。

TCGの『遊戯王OCGデュエルモンスターズ』を実際の紙ではなく、オンラインで楽しめるゲームでして、始めたときからランクマッチがあったので、高ランクを目指してプレイしていました。

もともとのTCGをまったく知らず、表示形式や魔法カードなど、なにもわからない状態で始めました。

でもリスナーさんからも「ぽんが対戦している姿が好き」と言ってくれる方々が結構な数いらっしゃって、みんなにすごく見てもらえています。

ぽんがVTuberとして成長させてもらったコンテンツだと思っています。

あとは、自分に合っていて好きなコンテンツは、ぼこぼこと殴り合うような対戦ゲームではなく、頭を使いながら戦うものですね。

強い動き方や魔法カード・罠カードなどで相手の不意をつくような、知識が必要なゲームが大好きな傾向にあることも知ることができました。

【遊戯王マスターデュエル】プロプレイヤーに挑む!!新セレクションパック デスピアvs魔鍵・軍貫・スターダスト!! 【真白ぽん / Vtuber】
――『ポケモン』やカードゲームは、読み合いを回していくのが魅力的ですよね。ちなみに、実際のカードなどは集められたりしていますか?

カードパックの開封配信などもしていまして、対戦するために開封しているというよりも、どちらかというとコレクション目的で開封しています。

キラキラしているカードが当たってうれしかったり、絵柄が違ったカードを楽しんだりしていて、カジュアル寄りで楽しんでいますね。

――実際に、『マスターデュエル』で使っていたカードや好きなカードの現物を集めたりするのも楽しいですよね。

そうですね!

実際に『マスターデュエル』で使っていたカードが当たったりするとうれしいですし、箔押しされていたり、キラキラのレリーフ加工がされていたりすると、よりうれしくなったりします。

――では、逆に苦手なことはありますか?

おねんね(寝ること)がへたっぴな傾向がありまして……(笑)。

別に眠りが浅いわけでもなく、たくさん寝ることはできるんですけど、寝たい時間に寝られなかったりすることが多いですね。

活動時間が結構バラバラなことが多くて、夜配信をして、そのあとに自分の好きなゲームをやっていたり、明日の準備をしたりしていると、気づいたら朝……みたいな感じなんです。

なので、午前の時間帯を無駄にしちゃったりとか、起きたら夕方で1日終わってしまったりしていて、悲しくなったりしています。

――配信活動をされていると、生活リズムが乱れるのが悩みの方は多いですよね。では、これまで活動されてきて楽しかったこと、うれしかったことをお聞かせください。

活動を続けてきた形として、オリジナル楽曲『らぶゆーべいびー!』を作れたことが思い出としても1番残っていて、うれしかったことですね。

この曲は、いつも応援してくれているリスナーさんたちの協力があって完成した楽曲です。

制作期間としても1年くらいかけて、しっかりと制作に臨みました。

なので、みんなが応援してくれなかったら完成していなかったので、そう思うと感慨深いです。

――逆に大変だったことや印象的な出来事などはありましたか?

楽曲のMVで、アニメーションシーンがいくつかあるのですが、アニメーションって1秒間に何十枚といったイラストが入る形式になっているんですよ。

なので、すごい枚数の依頼をしなくてはいけなくて、発注が本当に大変でしたね。

あとは、出だしが難しい楽曲ってあったりするじゃないですか?

この楽曲も出だしから入るのがすごく大変で、収録現場でも何回もリテイクをしました(笑)。

お歌は好きなのですが、あまり得意な方ではないんです。

半年間くらいボイストレーニングにも通っていましたが、緊張で声が上手く出なかったり、途中の高音パートで声が裏返りそうになったりして、今までのトレーニングの成果を出せるかひやひやしたのも覚えていますね。

【オリジナル曲】らぶゆーべいびー! / 真白ぽん【VTuber】

“ゆるく長く続ける”ことを目標に

――では、活動しているなかで大切にされていることがあればお聞かせください。

見に来てくれる人にも、それぞれの生活リズムやプライベートがあると思います。

なので、ぽんの応援でいっぱいいっぱいになってしまって、離れてしまうのは悲しいので、なるべくみんながゆったり好きな形で参加できたり、好きなタイミングで見に来たり、無理のない応援ができる活動を目指しています。

ぽんとしても、“ゆるく長く続けていくこと”をコンセプトとしているので、「ぽんはYouTubeにずっといるから、いつでも会いに来てね」という気持ちで活動をしています。

――リスナーのみなさんも自分のペースで応援し続けてほしいということですね。では、今後の夢や目標などがあれば教えてください。

VTuberとしての目標は、とにかく“ビッグな赤ちゃん”になることです!

今は、あかちゃんこねこVTuberとして一生懸命活動をしていますが、みんなの応援を受けて、もっともっと成長していけるVTuberになれたらいいなと思っています。

あとは、いろいろな人たちに見ていただくことも大事ですが、「こんなことにも挑戦できたよ」と、みんなに報告ができる場面を作っていけたらなと考えています。

なので、どんどんといろいろなことに挑戦していけるVTuberになることが今後の夢であり目標です!

そして、今は夢に向かって『ポケモン』などの活動をしているので、ゆくゆくはPJCSの日本選手権、世界大会に出場できたらな、と。

そうしたら、さすがに活躍していると言えるかなと思いますので、それでリスナーのみんなが「うちらのぽんちゃんが出場している」と胸を張って言えるようになれたら、とてもうれしいですね。

――もし出場が決まりましたら、連絡していただければ、取材に行かせていただきます! 最後に、ファンの方へのメッセージをお願いいたします。

みんなたち、いつも応援してくれて本当にどうもね!

ぽんは、長生きできているVTuberとして活動4年目を迎えているわけですが、これからもね、いろいろなことを活動で頑張っていきたいです。

ぽんの頑張りを見て、自分も頑張ってみようかな、元気もらえたな、勇気もらえたなって思ってもらえたら、とてもうれしいです。

ファンのみんなたちの毎日がかけがえのないものになるように、これからも活動頑張っていこうと思っています!

よろしくね!


VTuberの皆さま。告知、インタビュー、企画など記事化します!


 自薦・他薦を問わず、VTuberに関する記事化や取材希望がありましたら、注意事項を確認のうえ、下記の受付フォームバナーからお送りください。

注意事項

  • 1投稿につきおひとりのVTuberのみとなります。なお、同一内容の重複投稿はおやめください。
  • 自薦・他薦を問いませんが、他者に成りすましての投稿はおやめください。
  • 第三者の権利を侵害する内容および公序良俗に反する内容など、株式会社KADOKAWA Game Linkage(以下、当社といいます)で不適切と判断した内容が含まれる場合は投稿をお受けできません。
  • 投稿に際し発生する通信料などは、お客様のご負担となります。
  • 投稿いただいた情報は、編集部で精査のうえ、公開の可否を判断いたします。お送りいただいたものが、必ずしも公開されるわけではありません。
  • 掲載可否についての個別のお問い合わせにはお答えできません。
  • 自薦での掲載要望について、本人確認をさせていただく場合があります。 掲載が決定した場合のみ、「kgl-dengeki-vtuber@ml.kadokawa.jp(PCメール)」からお送りメールでお知らせいたします。あらかじめメールの受信ができるよう設定してください(送信先は、日本国内に限ります)。
  • 本企画は、当社が主催しています。
  • システムなどのやむを得ない事情により、本企画を予告なく変更・中止させていただく場合があります。
  • 投稿に際しご提供いただいた個人情報は、当社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。

    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります