2021年に結成されたゲーム音楽専門非営利吹奏楽団“Arc-hive Philharmonic Winds(アークハイブ・フィルハーモニック・ウィンズ)”。
さまざまなゲーム音楽のコンサートを無料で実施しており、2023年1月に開催された第1回公演では『グランディア』などの楽曲が演奏され、第2回公演では『ファイアーエムブレム』シリーズ、『UNDERTALE』、『ラングリッサー モバイル』『逆転検事2』などの人気楽曲を披露。
2025年1月1/18(土)開催の第3回公演-Journey of the Quests-では『百英雄伝』『ラグナロクオンライン』『原神』『グランディア2』の楽曲が演奏されることが発表されています。
さまざまなゲーム音楽のコンサートを無料で実施しており、2023年1月に開催された第1回公演では『グランディア』などの楽曲が演奏され、第2回公演では『ファイアーエムブレム』シリーズ、『UNDERTALE』、『ラングリッサー モバイル』『逆転検事2』などの人気楽曲を披露。
2025年1月1/18(土)開催の第3回公演-Journey of the Quests-では『百英雄伝』『ラグナロクオンライン』『原神』『グランディア2』の楽曲が演奏されることが発表されています。
本記事では、“Journey of the Quests”というタイトルに込められた思いや演奏される曲目などについて、アークハイブ・フィルハーモニック・ウィンズの団長を務められている村上晶紀さんに行ったインタビューをお届けします。
●村上晶紀氏
【村上晶紀氏プロフィール】
役職:Arc-hive Philharmonic Winds団長
東京都八王子市出身在住。桜美林大学総合文化学群(現:芸術文化学群)音楽専修卒業。在学時より八王子市消防団音楽隊へ所属の他、複数の企画系団体への奏者としての参加やアマチュア・プロ問わず数多くの公演スタッフ・運営経験を経て株式会社ノイジークロークへ入職。
サウンドディレクターを務める傍ら、世界最大級のゲーム音楽イベント『東京ゲームタクト』(2017〜2019)の制作・ディレクターを務める。退職後、岩垂徳行氏に新しい形のゲーム音楽演奏団体を立ち上げたいと持ちかけ、2022年3月Arc-hive Philharmonic Winds発足。
現在も楽団運営の傍ら、依頼があればステージ/フロアマネージャー等を精力的にこなしている。
なお、現在は本記事でも取り上げている“Arc-hive Philharmonic Winds 3rd Concert -Journey of the Quests-”2025年1月18日(土)に東京・八王子のJ:COMホール八王子で、2025年3月22日(土)には石川・金沢で“能登復興支援のための『ウインドボーイズ!』コンサートin金沢”を開催予定でチケットが発売中です。
索引
“Journey of the Quests(探求の旅路)”に込めたられた思いとは?
――第3回公演につけられた“Journey of the Quests(探求の旅路)”というタイトルに込めた思いや理由について教えてください。
今回の演奏タイトルは『百英雄伝』『ラグナロクオンライン』『原神』『グランディアⅡ』と、一見すると関係性が薄く見えますが、世界各地を旅して各々の大切な物を探し求めたり、ゲーム内での「クエスト」の他、我々Arc-hiveの「旅路」ともかけています。
――2.5回公演をはさみつつ、今年で3回目の定期公演となります。これまでの公演で思い出深かった場面や演奏がありましたら教えてください。
振り返ってみるとまだ創立2年足らずという事に驚いています。第一回ではウマ娘が会場を沸かせ、第二回では団旗や聖剣が登場するなど、毎回何かしらやってきていますが、今回も「またやりやがったな!」と言われるように頑張りたいと思います。
なるけみちこさんが指揮を振る『百英雄伝』など、各楽曲の聴きどころ
――『百英雄伝』という作品の思い出や、今回の演奏楽曲の選定理由、練習中のエピソードなどがありましたら教えてください。
もともとは昨年5月に行われた「劇Bang!!JAPAN 2024」で急遽「百英雄伝~英雄達の出立」を演奏する事になったのがきっかけでしたが、今回は都合6曲演奏する事になり、しかもなるけみちこさんじきじきに指揮を振っていただく事になりましたのでぜひご期待ください。
――『ラグナロクオンライン』という作品の思い出や、今回の演奏楽曲の選定理由、練習中のエピソードなどがありましたら教えてください。
お恥ずかしながらEpisode 2.0のちょっと前くらいからポツポツとやり始め、途中途中で空白期間が空きつつなんだかんだで20年選手でして……。人生の半分以上ROをやってるって思うと恐ろしくなりますね(笑)。
選曲に関しては正直かなり偏っています。もちろん人気曲も入れてますが、それ以上に当時ROのマップを走り回った思い出や、ギルメンとのやりとりを思い出したりしてこの選曲になりました。
今はちょうど練習期間中に最新作の『ラグナロクX』がリリースされたので、団員達と楽しんでたりもしています。
お恥ずかしながらEpisode 2.0のちょっと前くらいからポツポツとやり始め、途中途中で空白期間が空きつつなんだかんだで20年選手でして……。人生の半分以上ROをやってるって思うと恐ろしくなりますね(笑)。
選曲に関しては正直かなり偏っています。もちろん人気曲も入れてますが、それ以上に当時ROのマップを走り回った思い出や、ギルメンとのやりとりを思い出したりしてこの選曲になりました。
今はちょうど練習期間中に最新作の『ラグナロクX』がリリースされたので、団員達と楽しんでたりもしています。
――『原神』という作品の思い出や、今回の演奏楽曲の選定理由、練習中のエピソードなどがありましたら教えてください。
この手のゲームをやり出すと止まらないのがわかっていたので、実は気になっていたけど手を出したくなかった作品の一つです。そして案の定やり始めたらストーリーそっちのけで散策ばかりしていて一向に話が進まない状態でして……。
選曲に関しては検討時点でフォンテーヌまで実装されていたので、最初の国のモンドから5カ国を回ろう。というのは当初からの案でした。結果的に「諸国漫遊メドレー」と「戦闘曲メドレー」で都合10曲になったので奏者の皆さんには負担をかける事になってしまいましたが……。
――『GRANDIA Ⅱ(グランディア2)』という作品の思い出や、今回の演奏楽曲の選定理由、練習中のエピソードなどがありましたら教えてください。
岩垂さんから「次回は『GRANDIA Ⅱ』がやりたい」と伺っていたため、選曲は全て岩垂さんセレクトとなるのですが、物語の初めから最後まで網羅している選曲でファンにはたまらない構成になっていると思います。
この手のゲームをやり出すと止まらないのがわかっていたので、実は気になっていたけど手を出したくなかった作品の一つです。そして案の定やり始めたらストーリーそっちのけで散策ばかりしていて一向に話が進まない状態でして……。
選曲に関しては検討時点でフォンテーヌまで実装されていたので、最初の国のモンドから5カ国を回ろう。というのは当初からの案でした。結果的に「諸国漫遊メドレー」と「戦闘曲メドレー」で都合10曲になったので奏者の皆さんには負担をかける事になってしまいましたが……。
――『GRANDIA Ⅱ(グランディア2)』という作品の思い出や、今回の演奏楽曲の選定理由、練習中のエピソードなどがありましたら教えてください。
岩垂さんから「次回は『GRANDIA Ⅱ』がやりたい」と伺っていたため、選曲は全て岩垂さんセレクトとなるのですが、物語の初めから最後まで網羅している選曲でファンにはたまらない構成になっていると思います。
2025年の抱負とファンへのメッセージ
――100人規模の大楽団となっていますが、2024年を振り返って、アークハイブ・フィルとしてはどんな年でしたか?
2023年に2回公演を行い、2024年は「劇Bang!!JAPAN 2024」「Arc-hive Philharmonic Winds 2.5th Concert」「能登復興支援のための『ウインドボーイズ!』コンサート in東京」と立て続けに公演を重ね、駆け抜けてきた一年でした。
一方で、設立当初の想定を大きく超える方に参加いただき、その分大きく成長しなければ! というプレッシャーで様々な企画を推し進めてしまい、かえって団員に迷惑をかけてしまった一年でもありました。その点は本当に申し訳ないと思っています。
――2025年の抱負や、今後チャレンジしていきたいこと・野望などがありましたら教えてください。
昨年の振り返りから繋がるのですが、想定以上の参加者に浮足立ってしまったので、まずは地に足をつけて継続して活動が出来る様に体制を整える事が急務だと思っています。その上で、当団でしか出来ない事を追究していければと考えています。
――今回のコンサートに期待するファンに向けてメッセージをお願いします。
全部!!というのは簡単なのですが、例えば『百英雄伝』ならばやっぱり作曲されたなるけみちこさん自ら指揮を振られますし、『ラグナロクオンライン』はいわゆる古参と呼ばれる方に当時を懐かしんで欲しいですし、『原神』は本当に各楽器が頑張ってます。
木管も金管も打楽器も合唱も全員すっごい頑張ってます。そして『GRANDIA Ⅱ』は岩垂さん自身が作編曲をし、更に指揮まで振られるという大盤振る舞いな状況です。
全部のタイトルを知らなくてもいいです。ほんの数曲しか知らなくても大丈夫です。何か琴線に触れるモノがあったのならば、ぜひ会場まで足をお運びいただけると嬉しいです。
全部!!というのは簡単なのですが、例えば『百英雄伝』ならばやっぱり作曲されたなるけみちこさん自ら指揮を振られますし、『ラグナロクオンライン』はいわゆる古参と呼ばれる方に当時を懐かしんで欲しいですし、『原神』は本当に各楽器が頑張ってます。
木管も金管も打楽器も合唱も全員すっごい頑張ってます。そして『GRANDIA Ⅱ』は岩垂さん自身が作編曲をし、更に指揮まで振られるという大盤振る舞いな状況です。
全部のタイトルを知らなくてもいいです。ほんの数曲しか知らなくても大丈夫です。何か琴線に触れるモノがあったのならば、ぜひ会場まで足をお運びいただけると嬉しいです。
第3回公演-Journey of the Quests-の演奏曲は?
第3回公演-Journey of the Quests-では、下記の曲が演奏されることが発表されています。
曲目
●『百英雄伝』より
・「エルンサイド」
・「森」
・「本拠街〜開拓・発展」
・「シャークシップ」
・「バトル1」
・「百英雄伝〜英雄達の出立」
●『ラグナロクオンライン』より
・「Title」
・「Theme of Juno」
・初心者メドレー
「One Step Closer」~「Theme of Prontera」~「Everlasting Wanderers」~「Be Nice’n Easy」~「Ancient groover」
・転生メドレー
「Naive Rave」~「Dancing Christmas in the 13th Month」~「We have Lee but you don’t have」~「Monastery In Disguise」
●『原神』より
・「メインテーマ」
・諸国漫遊メドレー
「風花の招待」~「遠足に行こう(軽策昼間)」~「天領奉行御帳」~「賑やかな港」~「ロマリタイムの想い」
・戦闘曲メドレー
「彷徨する輝き」~「凛々しい遊侠」~「空を翔ける不羈」~「渦巻く激流」~「嘆きと凱旋」
●『GRANDIA Ⅱ』より
・「神々の記憶」
・街メドレー
「カーボの村〜敬虔な信徒」~「サイラム王国~繁栄と自由」~「セントハイム法国〜敬虔な信徒」~「交易都市リリグ〜見せかけだけの繁栄」
・「A Deus」
・「崩壊」
・「Despair and Hope」
・最終戦闘メドレー
「ヴァルマー」~「リュ―ド覚醒~人々の祈り」~「FIGHT!! Ver.4~最終戦闘」
【第3回公演チケット取扱開始🐝】
— Arc-hive Philharmonic Winds(アークハイブ) (@Arc_hive_Phil) October 19, 2024
Arc-hive Philharmonic Winds 3rd Concert -Journey of the Quests-
2025年1月18日(土)15:00開演‼
J:COMホール八王子
『百英雄伝』『ラグナロクオンライン』『原神』『GRANDIAⅡ』より
チケット👉https://t.co/twqwK34tQb#アークハイブ #ゲーム音楽 #吹奏楽 #合唱
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