全国のアミューズメント施設で絶賛稼働中の対戦型カードアクションゲーム『英傑大戦』。その本作で上位ランカー兼人気配信者として活躍中の仁義なき青井主君(以下、青井)と羽衣狐@京♪主君(以下、羽衣狐)のお2人をゲストに迎え、ご自身の体験を通して本作の2024年を振り返ってもらいました。
●仁義なき青井 主君
圧倒的な勝率を叩き出す大戦界随一の実力者。2024年は2位以下にも圧倒的な証差をつけ、全国ランキングを独走。2025年1月10日現在の全国主君ランキングは1位。
●羽衣狐@京♪ 主君
2024年は300回をも超えるライブ配信を行って本作を盛り上げ続けた、大戦シリーズのトップ人気配信者。実力も折り紙付きで2025年1月10日現在の全国主君ランキングは5位。
『英傑大戦』仁義なき青井主君と羽衣狐@京♪主君が振り返る2024年とは?
――今回はお2人の使用デッキのお話を交えながら2024年を振り返っていければなと思います。よろしくお願いいたします。
青井
&
羽衣狐
よろしくお願いします。
■2024年初頭に活躍した各勢力の代表的なデッキ例
■2024年初頭に活躍した各勢力の代表的なデッキ例
- 蒼:SR北条義時、ER明智光秀、(PL)SR呂蒙子明、R佐々成政、N山内一豊
- 緋:ER高杉晋作、SR久坂玄瑞、R来島又兵衛、R山田顕義、N入江九一
- 碧:ER春日局、(PL)SR沖田総司、SR孫尚香、SR徳川家光、(PL)SR原田左之助
- 玄:SR本願寺顕如、R里見義堯、N賈偃、SR無二、N村上義清
- 紫:(PL)SRメリオダス、N磯野員昌、ER紫式部、SR清少納言、SR和泉式部、N辛評
- 琥:ER豊臣秀吉、ER大久保利通、R島津斉彬、N村田新八、SR西施、N別府晋介
――2024年の初頭ですが青井さんはSR賈クを中心としたデッキを使っていましたね。
青井
当時はとにかく紫軍と琥軍に勝ちたかったんですよね。長時間攻められるSR賈クを主軸に考え、戦器に金溜塗胴を選びたく、そのためには三国志が必要ということで、当時めちゃくちゃ強かったSR張春華を投入。残りはN王リョウを、といった感じでデッキができました。1コストの騎馬は気合持ちのN村上義清も候補にいたんですが、当時はN入江九一が強すぎて迷うことがありませんでした。
羽衣狐
僕はSR中沢琴の計略で相手の槍を消してから、(PL)SR孫策伯符で連突がしたかったのでこんな感じのデッキになりました。アクション流派を選び、アクション攻城をするためにデッキ枚数が欲しいということで7枚デッキに。当時強かったSR孫尚香とそれぞれ小回りの利く計略を持った武将を入れたという感じですね。
――4月16日にはSR劉邦やER呂姫などが追加される大型バージョンアップが行われました。
■カード追加後に活躍した各勢力の代表的なデッキ例
――4月16日にはSR劉邦やER呂姫などが追加される大型バージョンアップが行われました。
■カード追加後に活躍した各勢力の代表的なデッキ例
- 蒼:ER孫武、R程普、R三浦義澄、N山内一豊、N土肥実平
- 緋:R項梁、N諸角虎定、N芒卯、N王リョウ、N入江九一
- 碧:SR馬超、R服部武雄、N高橋泥舟、SR孫尚香
- 玄:(PL)SRエルヴィン、R里見義堯、SR下毛野公時、SR無二、N村上義清
- 紫:SR蕭何、N石買、N魏シュウ、N共叔段、R夏姫、N呂シュ
- 琥:ER司馬昭、SR司馬師、SR白夜刀のカンナ、N小西行長、N王濬
青井
Ver.up初日はN魏豹を使ってみて、かなり感触が良かったんですよ。ただ、知り合いの配信を見ていたらSR蕭何も面白そうだなと思って、とりあえず自分もSR蕭何を刷ってみたんですよね。「士気10にしてもめちゃくちゃ強い計略だな」と。そうしたら自分の勘違いに気づいて驚きました。この強さで士気6なのか、と。それからは修正されるまでこのカード以外使えなくなりました(笑)。デッキ作成の流れとしては、SR蕭何+号令持ち武将が欲しい→N石買というカードがある→そこにR夏姫を入れてほかはハイスペックの武将を採用、という感じでした。R項梁デッキ以外に苦手なデッキがあまりなく、とくに琥軍に強かったですね。
羽衣狐
いろいろなデッキを使いましたが、この時期も一番使ったデッキとなるとこれまで同様に(PL)SR孫策伯符のデッキですかね。アクション攻城で城を削るのが楽しくてこのデッキをやめられませんでした。あと、視聴者の方もこのデッキを使うととくに喜んでくれた、というのも大きな理由の1つになります。
――7月6日に行われた全国一斉オンライントーナメントの第3回大会にて、羽衣狐さんが優勝されました。
――7月6日に行われた全国一斉オンライントーナメントの第3回大会にて、羽衣狐さんが優勝されました。
羽衣狐
自分としては、オンライントーメントも第3回まで来てしまってそろそろ抜けたいと思っていた大会でした。1試合は(PL)SR孫策伯符デッキで戦ったんですが、そのほかは騎馬単デッキ以外に感触の良かったER諸葛亮デッキで戦いました。
青井
騎馬単デッキはデッキを変更できるオンライントーメントを抜けるのは難しいよね。急にみんなのポケットからN賈充や(PL)R直江兼続が出てくる(笑)。
羽衣狐
決勝戦の相手デッキはSR蕭何デッキで相性的には有利だと思っていたんですが、相手の方が上手く、残り数カウントでギリギリ逆転できた試合でした。ただ、終盤は勝たなければならないというプレッシャーが良い方向に働いて、アクションに反映され、カードを効果的に動かせて勝つことができました。
――9月15日に全国大会が行われました。優勝は修平主君で(PL)SR島津豊久デッキです。
――9月15日に全国大会が行われました。優勝は修平主君で(PL)SR島津豊久デッキです。
青井
自分は準決勝で負けてしまいました。当時はSR司馬師ER司馬昭デッキが強かったので、そのデッキを倒す目的でR荀攸を入れたデッキを選択しました。ただ、準決勝で苦手なSR長宗我部元親デッキ(遊時小僧主君)に当たってしまい……。逆ブロックだったら優勝あったなー(笑)。
羽衣狐
自分もブロックは逆が良かったです(笑)。(PL)SR島津豊久デッキを使っている方が多かったので、そのデッキを対策した琥軍6枚デッキで出たんですが、まったくそのデッキに当たらず、中盤で一気に押してくるR紀霊デッキにやられてしまいました。結局決勝まで進まなければ(PL)SR島津豊久デッキに当たれない位置だったようなので、出場していた(PL)SR島津豊久デッキを苦手にしていたお知り合い方に「ちゃんと豊久倒してよ」と怒られちゃいました(笑)。
――9月17日に大型バージョンアップが行われ、ERチンギス・ハンなどの新カードや戦器【宝石】が追加されました。
■カード追加後に活躍した各勢力の代表的なデッキ例
――9月17日に大型バージョンアップが行われ、ERチンギス・ハンなどの新カードや戦器【宝石】が追加されました。
■カード追加後に活躍した各勢力の代表的なデッキ例
- 蒼:ERチンギス・ハン、ER帰蝶、N胡傷、N土肥実平、SR見習い魔導士リーナ
- 緋:ER真田幸村、ER平知盛、N毋丘倹、SR竹林院
- 碧:ER馬姫、ER島津義弘、R大鳥圭介、N孟達
- 玄:ER伊達政宗、SR伊達成実、R公孫サン、(PL)SR李牧、R董白
- 紫:SR赤松円心、R朱儁、ER紫式部、N朝倉景鏡、ER江
- 琥:ER新田義貞、R島津斉彬、R京極竜子、SR西施、SR阿野廉子、SR王元姫
青井
R荀攸はこれまでどおり紫軍と琥軍に有効な武将なんですが、今回はさらにN三好長逸を入れてより両軍に有利な形を取りました。(PL)SR相楽左之助は、使っている人がこのゲームが上手い人ということを証明できるようなカードです。このゲームはあくまでカードゲームなので、このカードを選択した時点で上手いプレイヤーです(笑)。
羽衣狐
このデッキはお知り合いの方に絆R鬼庭綱元を頂いて使ってみたところ、セリフがとても良く、「たくさんセリフを聞きたい!」というところからスタートしたデッキです。R鬼庭綱元が活躍しているデッキはないかと.NETの演舞場をチェックしたところ、SR廉頗との組み合わせが強そうに見えたので試してみると強かったという感じですね。このデッキでは大抵R鬼庭綱元の計略を1試合中3回は打てるので、セリフをたくさん楽しむことができました。
――2024年の使用デッキについてのお話をありがとうございました。それでは2024年に特に印象に残ったカードはありますか?
――2024年の使用デッキについてのお話をありがとうございました。それでは2024年に特に印象に残ったカードはありますか?
青井
自分は(PL)SR道蓮とR夏姫ですかね。(PL)SR道蓮は一時期メインデッキとして使っていたんですが、とにかく頑張って槍を振る、といった努力をすればするほど成果の出てくれるカードだったので好きでしたね。R夏姫はとにかく強いカードで、『三国志大戦』の頃のUC馬騰を思い出すほどでした。
羽衣狐
自分は3武将いまして、まずは自分が好きなタイプの計略性能を持つ超絶騎馬計略の(PL)SR孫策伯符。そして2武将目はER諸葛亮で、これは自分を全国大会に連れて行ってくれた武将ですし、使用していた期間も長かったからですね。そして3武将目はER大久保利通。琥軍が追加されてから琥軍を使う際には大抵使っていたカードだからです。
――ありがとうございます。それでは次の質問となりますが、2024年はお2人ともライブ配信に力を入れていたようにも見受けられました。それは何か特別な理由があったのでしょうか?
――ありがとうございます。それでは次の質問となりますが、2024年はお2人ともライブ配信に力を入れていたようにも見受けられました。それは何か特別な理由があったのでしょうか?
青井
自分はやはり楽しいからですね。今は証を増やすモチベーションもありますし。ただ、最近では長時間配信できるようになりましたが、最初の頃は数時間で疲れてしまい、以前から長時間配信していた狐くんは凄いな、と思わされましたよ。
羽衣狐
自分も最初の頃は疲れていましたが、今は「これ以上やったら数日休みたくなるな」といった自分の体調についてわかるようになってきたので、その限界までは長時間配信をできるようになりました。配信の大きなモチベーションの1つには、視聴者さんの持つ『英傑大戦』への興味を失わせたくない、という思いがあります。自分の配信を見て興味を持続してくれていた方が、自分が配信をしなくなることで一時的にも興味を失うと、もう2度とこのゲームに戻ってこないということもある気がして……。自分のプレイを見てほしいとかではなく、自分の好きなゲームから興味を失って人が離れてしまうかもしれないということが嫌なので、続けている部分もありますね。
――それでは最後に2025年で本作に期待することはありますか?
――それでは最後に2025年で本作に期待することはありますか?
羽衣狐
まず2024年に行われた全国大会がとても雰囲気がよく素晴らしいものだったんですよ。ですので、それ以上に発展した全国大会を今年も開いてほしいなと思っています。そして、グッズの充実化もお願いしたいですね。これまでは主に缶バッジが主力グッズだったと思うのですが、それ以外のグッズも欲しいところです!
青井
正直現状でも十分楽しめているのであえて言うなら……という感じになりますが、大会に賞金が付くのを期待します(笑)。eスポーツ化とは言いませんが、もっと競技性が強くなっても面白いかもしれませんね。
――ありがとうございました!
――ありがとうございました!