ロゴジャック広告
電撃オンライン

『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』ネットワークテスト先行レビュー。『ジージェネ』らしさを踏襲しつつ、スマホ向けタイトルとしての操作感やシステムで快適に遊べる!

文:電撃オンライン

公開日時:

最終更新:

 iOS/Android用アプリ『SDガンダム ジージェネレーション エターナル(以下、ジージェネ エターナル)』の1月24日より開催されるネットワークテストを先行プレイ。本作の概要や新規システムの紹介とともに、レビューをお届けします。

[IMAGE]

『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズとは?

[IMAGE]

 本シリーズは、歴代『機動戦士ガンダム』作品を題材にしたシミュレーションゲームです。モビルスーツやモビルアーマーといったユニットがSD(スーパー・ディフォルメ)、つまりちびキャラで表現されているのが特徴的。ユニットやキャラクターを集め、ユニットの強化・開発を駆使して自分だけの部隊を編成し、ガンダムの世界を追体験していく作品です。

 1998年に初代PS用ソフトで発売した『SDガンダム ジージェネレーション』からはじまり、2019年には『SDガンダム ジージェネレーション クロスレイズ』がPS4/Nintendo Switch/PC(Steam)で発売されました。そして本作『ジージェネ エターナル』が、スマートフォンで手軽に遊べるシリーズ最新作として登場します。

[IMAGE]

 歴代の『ジージェネ』シリーズにはそれぞれ、原作のストーリー展開をなぞって追体験していく“原作追体験型”と、歴代作品のクロスオーバーを楽しむことができる“ブレイク型”の2つのタイプがあります。

 『ジージェネエターナル』では“原作追体験型”に近い設計がされており、原作のアニメや漫画を知らなくても、ゲームを遊びながら各作品のストーリーの大筋を学べるのが魅力です。

参戦作品について

[IMAGE]

 ネットワークテスト版では、『機動戦士ガンダム』、『機動戦士Ζガンダム A New Translation』、『機動戦士ガンダムSEED』のステージが遊べ、ユニットやキャラクターはこの3作品にとどまらない幅広い作品から登場していました。なお、リリース時には更なる作品が実装される模様です!

[IMAGE][IMAGE]

 ゲーム開始時のチュートリアルでは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』より、“ガンダム・エアリアル”と“スレッタ・マーキュリー”が『ジージェネ』シリーズ初登場。スレッタのセリフでおなじみの「逃げたら1つ、進めば2つ!」を聞けるのはテンション上がりますね。

 ほかにも『機動戦士ガンダムSEED MSV』の“ソードカラミティ”や、『機動戦士ガンダム ギレンの野望』の“ギャン・クリーガー”など、アニメには登場していないユニットも確認できました。

[IMAGE][IMAGE]

『ジージェネエターナル』のゲームシステム

[IMAGE][IMAGE]

 本作は、歴代『機動戦士ガンダム』作品に登場するユニットとキャラクターを組み合わせて部隊を編成し、ガンダム作品の物語が追体験できるステージを攻略していくのがメインとなっています。

[IMAGE][IMAGE]

 ステージごとに原作のストーリーを紹介するシナリオパートがあり、原作アニメの場面写真とともに、各作品を代表する声優陣が演じた本作専用のナレーションを収録。

 アニメを見たことがない人でも、「親父にもぶたれたことないのに!」「シャア! 謀ったなシャア!」など、有名なセリフが実際にどういったシーンで使われたのかを知るきっかけにもなるでしょう。

[IMAGE][IMAGE]

 シミュレーションパートでは、プレイヤーがユニットを操作して移動と戦闘を行い、勝利条件を達成してステージクリアを目指します。『ジージェネ エターナル』独自のシステムもありますが、極端に複雑なものはなし。今までの『ジージェネ』シリーズに触れたとがあれば疑問がわいたり詰まったりすることなくプレイできそうでした。

 さらに、データダウンロード中にチュートリアルがプレイ可能。『ジージェネ』シリーズを遊んだことがなくても安心です!

[IMAGE][IMAGE]

 各ユニットの戦闘描写やキャラクターボイス入りのカットイン演出など、『ジージェネ』シリーズではおなじみの原作追体験要素は無数に用意されています。

[IMAGE][IMAGE]

 なかでも、フィールドでのSDユニットの動きが個人的な注目ポイント。特定のユニットには“EX武装”という強力な攻撃があり、これを選択した時のMAP上のアクションがとにかく機敏でド派手! 攻撃時の効果音とともに、臨場感のある演出が楽しめます。こちらはぜひとも実際に実機で体感してみてください。
 
[IMAGE]

 ユニットは開発やステージでの鹵獲(ろかく:本作では破壊した敵ユニットを報酬として獲得すること)で、キャラクターはスカウトなどで入手できます。ガシャでのユニットやキャラクターの入手方法もありますが、鹵獲・開発・スカウトだけでクリアしていくといった楽しみ方もできそうでした。

 スマホ向けではあれど、『ジージェネ』らしさを随所に感じられる『ジージェネ エターナル』。ここからは本作の各要素についてもう少し深堀りしていきましょう。

部隊編成:最大5ユニット+1サポーターを2部隊編成【ジージェネ エターナル】

[IMAGE]

 各ステージごとに、最大でキャラクターを搭乗させたユニット5体と、サポーター1つを1部隊として編成でき、2部隊まで出撃可能。ユニットとキャラクターにはタイプが設定されており、タイプを一致させることでユニットの性能を最大限発揮できるようになっています。

[IMAGE]

 メイン(原作)ステージをプレイする際には、該当するシリーズに関連するユニットとキャラクターのみ編成可能な“シリーズ部隊”と、好きなユニットを自由に編成できる“フリー部隊”があります。シリーズ部隊の方は制限がある代わりに、各ユニットのステータスが上昇する恩恵があるのが特徴的です。この2部隊に加えて、各ステージごとに登場するゲストユニットとともに、ステージ攻略を目指します。

サポーターについて

[IMAGE]

 本作では新たに“サポーター”という形で戦艦が実装されています。さらに、原作ステージのゲストユニットとしても、ホワイトベースやアークエンジェルといった戦艦が登場します。

 サポーターは1部隊に1つ編成ができ、編成することで、部隊のHPと攻撃力のステータスが加算されます。また、リーダースキルとサポートスキルという2種類のスキルを持っており、リーダースキルは編成するだけで部隊全体に効果のあるスキルとなり対象のユニットに対して様々な効果が発揮。サポートスキルは戦闘中に効果のあるスキルとなり、主に自軍への支援効果が発揮されます。

[IMAGE]

 サポーターは戦艦ではありますが、キャラクターを配置する必要はなし。ユニットとして操作することも無くなり過去シリーズの戦艦とは位置づけが大きく異なっています。ちなみに、サポーターはガシャやパネルミッションなどで入手できました

シミュレーションパート:スマホ向けの操作性とUI改修で快適プレイを実現【ジージェネ エターナル】

[IMAGE][IMAGE]

 シミュレーションパートでは、“自軍”→“友軍”→“敵軍”→“第三軍”の流れでフェイズが進んでいき、第三軍まで終了すると再び自軍に戻ります。自軍フェイズでは敵ユニットに攻撃を仕掛け、敵軍(第三軍)フェイズでは敵ユニットからの攻撃を対処するといった流れです。

[IMAGE][IMAGE]

 自軍フェイズでは“ユニットを移動させる”→“移動後、使用する武装を選択する”→“武装で攻撃する対象敵ユニットを選択する”→“攻撃する”といった流れで敵ユニットを撃破していくのですが、この操作が想像した以上に快適でした。

[IMAGE]

 操作したいユニットをタップし、移動したいマスにタップ操作やスライド操作するだけで移動完了。多少ズレたとしても、すぐにタップし直して修正することが可能です。

[IMAGE]

 マスに表示された【!】マークは敵からの反撃予測範囲となり、【!】のマスを避けて攻撃をすれば、自軍攻撃時に反撃を受けずに攻撃ができる表示になります。プレイする際はこのマークに注意しておくといいかもしれません。

[IMAGE]

 敵ユニットに攻撃を行う際、武装や対象を任意に決めることも可能ですが、何も選択せずにそのまま画面右下の“攻撃”のアイコンをタップすれば、自動で攻撃対象と武装を決めてくれます。難度の高くないステージであれば、この操作だけでも事足りそうでした。

 また、スマホタイトルではおなじみのオート操作や倍速機能も用意されています。このオートは、敵軍フェイズのみ使用することも可能で、反撃や回避といった選択を自動で処理することもできます。マップ移動や行動選択も指1本で済むため、スマホ操作と『ジージェネ』の相性の良さを実感できました。

[IMAGE]

 ただし、序盤からオート操作を頼ってしまうと、特定のユニットが敵陣に突っ込んでしまい、敵フェイズで集中攻撃されて撃破してしまうなんてことも。開幕は各ユニットの行動を自分で指定して、ある程度が自軍に傾いたらあとはオート操作にまかせるといった使い方が便利でした。

[IMAGE]

 もうひとつ注目ポイントとして、前回のクローズドβテストと比べて、シミュレーションパートのUIが大幅に変更されている点が挙げられます。武装やダメージ予測などの情報をコンパクトにまとまったことで、全体を見やすくなっていると感じました。

[IMAGE]
▲こちらは前回のクローズドβテストの画像。記事に掲載しているほかの画像と比べると、だいぶイメージが変わりました。

ガシャ:高レアリティユニットが入手できる抽選要素は?【ジージェネ エターナル】

[IMAGE]

 本作のガシャは“ユニット”と“サポーター”がランダムで排出される仕様で、“ガシャチケット”や“ダイヤ”と呼ばれるアイテムを消費して挑戦できます。また、ネットワークテスト版では10連無料のUR確定ガシャが用意されていました。

[IMAGE]

 特定のユニットが排出された時、セットでキャラクターがついてくることもあります。URだとキャラがセット、SSR以上だと特定のユニットでキャラがセットでつくようですね。

[IMAGE]

 通常のガシャやピックアップガシャの天井は200回で、URユニットやURユニット確定ガシャチケットと交換できる場合があるようです。

[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

ガシャ演出はガンダムのアクションに注目!?

[IMAGE][IMAGE]

 ガシャに挑戦すると、ガンダムが発進する演出が展開されます。その演出時、大気圏突入のように赤く燃えている演出や、アムロのカットインが入るなどが確認できれば、高レアリティのユニットが出現するかも!?

[IMAGE]

ユニット入手:“鹵獲”と“開発”を駆使してユニットをそろえていく【ジージェネ エターナル】

[IMAGE]

 ガシャ以外でも、もちろんこれまでの『ジージェネ』シリーズ同様に鹵獲や開発によってユニットを入手することが可能。まず鹵獲は、バトル中に一部の敵ユニットを撃破した時に一定の確率で発生し、鹵獲したユニットはステージクリア後に獲得できます。

[IMAGE]
 

 各メインステージを最高評価でクリアできると解放されるスキップ機能(1日3回まで)でも報酬として鹵獲したユニットが出現することもあり。お目当てのユニットが出現するステージで運試し……なんていう使い方がスキップ機能のひとつの活用方法になりそうですね。

[IMAGE][IMAGE]

 ユニットの入手方法のもう1つが、『ジージェネ』ではおなじみの“開発”です。本作では、メインステージが解放されると、対応する開発経路図が解放。ユニットやCAPITAL(ゲーム内マネー)、専用アイテムを使用して“開発”を行うことで、新たなユニットを獲得できる流れです。

 また、開発のコンプリート率に応じて報酬が獲得できます。強力なユニットを手にするだけでなくいろいろなユニットを集めることも開発の目的になりそうです。

[IMAGE]

 ちなみに、ネットワークテスト版では初心者ミッションというものが設定されており、ミッションをクリアすることでSSRガンダム・エアリアルが入手できました。これはぜひ本リリース版でも実装してほしいところ!

狙ったユニットが手に入る開発がガシャ以上に攻略に役立つことも!

[IMAGE]

 前述のとおり、今回のプレイでは原作3作品を元にしたステージを体験できました。自分は『機動戦士ガンダム』ステージをクリアし、次に解放された『機動戦士Ζガンダム A New Translation』のステージもテンポよく進めていけたのですが、壁にぶち当たったのがステージ5“アムロ再び”でした。

 このステージでは戦いの舞台が“空中”となっており、空中の適性を持たないユニットが出撃できず、育成してきた多くのユニットが出撃不可能という事態が発生。フリー部隊のほうはプレイを通して入手したユニットで対応できましたが、シリーズ部隊の方は特定のユニットを開発してそろえる必要がありました。

[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 実際のプレイでは、リックディアスを3機開発し、派生先となるメタス2機とGディフェンサー1機を開発してシリーズ部隊に編成。

[IMAGE]

 メタスなどの“変形”を持つユニットは、地形に合わせて自動で変形が行われて移動性能や使える武装が変化。また、地形適正が合致していればバトル中の変形も可能です。

 ガシャで強力なユニットを入手しても、鹵獲や開発を活用して出撃できるユニットをそろえていく楽しみはなくならないと感じました。

キャラクター入手:スカウトを使って原作キャラクターを入手する【ジージェネ エターナル】

[IMAGE]

 ユニットに搭乗させるキャラクターに関しては、ガシャの入手方法を抜いた場合、キャラクターデータにある“スカウト”を使うことで集めることができます。メインステージをクリアしてスカウトできるキャラクターを増やしていき、CAPITALを消費して入手するといった流れです。

強化:ユニット、キャラクター、サポーターはすべて強化が可能【ジージェネ エターナル】

[IMAGE]

 メニュー画面下にある“強化”をタップすることで、ユニット、キャラクター、サポーターを強化するための画面が開けます。ユニットデータでは、ユニットの限界突破、LV強化、武装強化、オプションパーツの付け替えが可能。

[IMAGE]

 キャラクターデータでは、強化素材を使用することでキャラクターLVが上がり、ステータスが上昇します。キャラクターLVを上げていくと、各ステージで使用できる“キャラクタースキル”や“アビリティ”を習得できます。

[IMAGE]

 サポーターの強化は非常にシンプルで、限界突破とLV強化のみです。サポーターのLV上げや限界突破を行うと、編成に加算されるステータスの値が上昇します。

[IMAGE][IMAGE]

 強化素材は、主に“強化育成ステージ”や“イベントステージ”の報酬でゲット可能。また、メインステージの攻略やショップでの購入といったものも挙げられます。

『ジージェネエターナル』のデイリー/ウィークリー要素は?


 スマホ向けタイトルということで、日や週ごとの要素についても気になるところでしょう。まずは先ほど紹介した“メインステージのスキップ”に関しては、各ステージ1日3回まで。“強化育成ステージ”に関しては、各ステージ項目ごとに1日3回までのクリアが可能です。

[IMAGE]

 続いてミッションに関してですが、デイリー、累計、イベントの3つが実装されており、いわゆるウィークリーミッションに該当するものは確認できませんでした。

マイベースで時間による更新要素があり

[IMAGE]

 本作には“マイベース”というものが実装されており、さまざまな機能が存在するプレイヤーの拠点です。プレイの進捗に合わせて、さまざまな機能が解放されていきます。

[IMAGE]
 
 “戦艦巡航”は、一定時間ごとに戦艦がAPやアイテムを運んできてくれます。プレイヤーRANKが上がると、入手できるアイテムが増えていくといったもの。特定のステージをクリアすることで、新たな戦艦が解放されます。

[IMAGE]

 “キャラリクエスト”では、キャラクターからの依頼を受けることができ、依頼達成で“リクエストRANK”が上昇。開発素材やオプションパーツなどが獲得できるようになります。こちらも特定のステージをクリアすることで、リクエストを行ってくれるキャラクターが増えます。
 
 今回の『ジージェネエターナル』先行プレイの全体を通しての感想ですが、手軽にプレイできる『ジージェネ』としては、満足度の高いものに仕上がっていると思いました。過去作同様にユニットをそろえる楽しさがあったり、難度の高いステージではユニットの操作に気を使ったりなど、『ジージェネ』らしさも随所に見られます。

 また、スマホで手軽に遊べることもあり、『機動戦士ガンダム』作品のストーリーを手早く知るツールとしても“いいものだ”と感じられました。今回のネットワークテストをプレイできない方でも、本リリースではぜひ一度手にとって体感してほしい『ジージェネ』でした。

『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』製品概要

[IMAGE]

タイトル:SDガンダム ジージェネレーション エターナル
ジャンル:ガンダムシミュレーション(SLG)
配信開始日:未定
販売価格:ダウンロード無料・一部アイテム課金
配信プラットフォーム:App Store、Google Play ※一部非対応機種がございます。

    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります