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『SAKAMOTO DAYS』3話感想。花江夏樹さんの演じる南雲の胡散臭さが良い。シンのアクションシーンも見応え抜群だった!(ネタバレあり)

文:カワチ

公開日時:

 TVアニメ『SAKAMOTO DAYS』の第3話“VSシュガーパークへようこそ!”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『SAKAMOTO DAYS』第3話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。[IMAGE]

殺し屋時代の同期・南雲が登場!【アニメ『SAKAMOTO DAYS』3話感想】


『SAKAMOTO DAYS』は元・伝説の殺し屋である坂本太郎が、愛する家族との平和な日常を守るため、仲間と共に迫りくる刺客と戦う、殺し屋ソリッドアクションストーリー。

 第2話では双子の殺し屋ソンヒとバチョウを倒し、中国マフィア・陸家の娘であるルーが新たな仲間に。第3話は坂本商店で元気に働くルーの姿から描かれることになりましたが、大雑把に商品を陳列してシンに怒られていましたね。

 明るく適当なルーと意外としっかり者で真面目なシンの対比がおもしろかったです。また、これまでは寡黙だった坂本も普通にセリフを発するようになり、そういう意味でも日常シーンが賑やかになりましたね。


 今回はそんな平和なお店に坂本の殺し屋時代の同期である南雲が現れる展開。南雲によって坂本に10億円の懸賞金がかけられたことを教えてくれます。南雲の本格的なバトルシーンが描かれるのはまだ先であるものの、さっそく坂本を狙ってやってきた殺し屋のピッツァ中島を軽く倒すシーンからも高い実力を垣間見ることができました。


 南雲がピッツァ中島の首を締めるシーンでは坂本が「待て」と言わなければそのまま殺してしまうのではないかという緊迫感も。ニコニコしていて人の良さそうな南雲ですが、その奥にある得体の知れない怖さのようなものを感じました。アニメ版で南雲を演じているのは昨今のジャンプアニメではおなじみの花江夏樹さん。優しい役や情けない役が多かった花江さんの新鮮な芝居が楽しめてよかったですね。

 なお、南雲のせいで忘れてしまいそうですが、ピッツァ中島もなかなかツッコミどころが多いキャラクター。名前もおもしろいですが、ピザ屋に偽装した殺し屋ではなく、ピザ屋を兼業している殺し屋というところがおもしろい。よっぽどピザが好きなんでしょうね……。

 殺し屋に狙われることになってしまった坂本ですが、家族との約束があるため遊園地に行くことに。清掃員兼殺し屋の栗井ニングが坂本の命を狙いますが、シンがエスパー能力で事前に危険を感知、ルーがさりげなく家族を安全な場所に連れていき、坂本がひっそりと栗井を気絶させるという連携プレイで難を逃れます。テンポのいい連携に惚れ惚れさせられつつも、やっぱり気になるのは清掃員と殺し屋を兼業している栗井ニングという存在。「漂白してやるぜ」という決めセリフがちょっと格好いいのがずるい。きっと彼も清掃の仕事に誇りを持っているのでしょう(笑)。

 中盤から後半にかけては毒使いのタツが登場しますが、殺意を隠すタツが殺し屋であることにシンはジェットコースターに乗ってから初めて気付くことに。すかさず安全カバーを外して回転中のジェットコースターから飛び降り、タツの後ろに飛び乗り、「ちょっとツラ貸せよ」とタツを掴んで落下。


 ここからふたりの激しいバトルが展開するのですがボーカル付きの激しいBGMも合わさってとても盛り上がる演出になっていました。シンは毒の塗られたナイフで傷を負ったせいで目が充血していましたが、坂本を守るために一歩も引かない姿を見せるのがとても格好よかったです。

 また、タツを演じているのは村田太志さんで、渋めの芝居が強キャラ感を増幅させていてナイスでした。ふたりの戦いに迫力がありましたね。

 その後はヒーローショーの行われているテントに落下し、バトルの続きがおこなわれることに。ここからの展開はアニメでぜひ観て欲しいのですが、シンの気迫と彼をフォローする坂本がとにかく格好よかった……! 原作派の人もぜひチェックして欲しい激アツ展開でしたよ!!

 次回は遊園地の続きでお化け屋敷のエピソードに。あの超武闘派コンビが登場するので楽しみに待ちましょう!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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