“らでん生誕祭2025~ここで出会ったのも何かのご縁~”と題された今回のライブには、同じReGLOSSの僚友たちに加え、ホロライブの先輩たち、さらにデビュー以来の活動を通じて知り合った箱外の仲間たちも集結しました。
またソロパートでは視聴者アンケートで選曲が分岐するという双方向性のある要素を採り入れるなど、意欲的な挑戦心に満ちたライブとなりました。
新たなチャレンジに満ちたライブ
初めて行う生誕ライブで、儒烏風亭らでんさんが掲げたテーマは「ここで出会ったのも何かの縁」でした。
らでんさんが配信でオススメの本として挙げ、のちに映画の同時視聴もされている森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』にも似たセリフが出てきました。
人生の中での出会いを大切にし、「縁」を重視するのは人生哲学みたいなもの。
今回のライブでは、ひょんなことから繋がった人を招待しており、まさにそうした精神を大事にしていることがうかがえます。
その上で、「感謝を伝えられるような、いままでの活動の軌跡になれるようなライブを目指しました」(らでんさん)
今回のライブでユニークだったのは、ソロパートで歌う曲についてリアルタイムでアンケートを取って、その結果に応じて次に歌う曲が決まるという試みです。
9万人以上が試聴しているライブでは、4万7千票ほどが入っていたようですが、この人数を集めるライブイベントとしては余り見られない“視聴者参加型”の試みでした。
選択肢も一種の謎かけになっています。
例えば写真で示した選択肢であれば「らでんさんで言えば、スミレと言えばあの曲で決まりだな。でも、ハスって何だ? あ、そうか! あのアーティストの!」みたいな閃きが生まれていたのも興味深かったです。
『Our Bright Parade』
そんなライブで口火を切ったのは、らでんさんが属する“ReGLOSS”のメンバーと、アイドル衣装で奏でる『Our Bright Parade』。
ホロライブの全体曲のひとつであり、パレードが始まる、ライブがスタートするというイメージを持っての採用だったとのことです。
『シャルイース』
次に来たのは、ホロライブ1期生・アキ・ローゼンタールさんの代表曲である『シャルイース』でした。
らでんさんが“ホロライブ”という存在に興味を持つ切っ掛けになった曲であることをデビュー当時から話しており、今回あらためて「この曲なければ、私もしかしてホロライブ知らなかった世界線もあったかもしれない」とも語られていました。
アキロゼさんは「ダンスレッスンも一緒にしたし、うれしかった」としつつ、エルフのオリジナル言語で綴られた名曲を優美なダンスと共に披露することとなりました。
歌唱パートとMCパートのギャップが一番激しかったのは、このコンビだったかもしれません。
【3DMV】シャルイース /Aki Rosenthal【ホロライブ|民族調オリジナル】
『すみれ September Love』
最初のソロパートは、リアルタイム視聴者投票によって選ばれた『すみれ September Love』。
こちらは、らでんさんが最初にアップした“歌ってみた”の曲ですから、最初期からの“でん同士”(らでんさんのファン)にとっては特に思い入れが深い曲ですね。
これを“歌ってみた”とは異なる「まさかの“SHAZNA”さんのバージョン」で歌い上げる形となりました。
【初歌ってみた】すみれseptemberLove【covered by らでんばい】
『鎌倉STYLE』
このふたりは、星街すいせいさんが普段MCを務めるNHKラジオの“ぶいあーる!”で、らでんさんが代打MCを務めたときのゲスト。
まさに“縁”によって繋がったふたりと言えます。
【#ぶいあーる 第42回放送】
— ぶいあーる!~VTuberの音楽Radio~ (@nhk_vtuberradio) March 9, 2024
📻明日 3月10日 午後10時40分〜
今回も番組MCの #星街すいせい さんはお休み。
助っ人MCは
🐚#儒烏風亭らでん(@juufuuteiraden)さん
ゲスト
✨#コーサカ(@mzm_kosaka)さん
✨#龍ヶ崎リン(@Rene_Ryugasaki)さん
🔽先週の放送🔽https://t.co/QjLMndaOuG pic.twitter.com/0TOwR4lD2v
後に“歌ってみた”に関するアドバイスを受けたことも明かすなど、浅からぬ縁となりました。
最近ではコーサカさんが活動しているMZMの動画で、“まいたけダンス”が唐突に登場し、らでんさんを紹介していたりもしました。
この二人とTVアニメ『逃げ上手の若君』のエンディングテーマである『鎌倉スタイル』を底抜けに楽しそうに歌い上げました。
TVアニメ『逃げ上手の若君』 ノンクレジットエンディングムービー|ぼっちぼろまる「鎌倉STYLE」
『WWW』
続け様のコラボパートで、田中ヒメと鈴木ヒナの“ヒメヒナ”と、彼女たちのオリジナルソングであり、らでんさんが「好き」と公言してきた『WWW』を歌います。
【3D生放送】初めまして!デスゲームしよ!【ヒメヒナじかん#8】 #儒烏風亭らでん #轟はじめ
らでんさんは同輩の轟はじめさんと一緒にヒメヒナさんのチャンネルでデスゲーム(?)にも挑んだり、共に100万登録の達成に際して祝い合ったりといった“縁”を繋いできていました。
それが今回のライブでのコラボへと繋がった形です。
HIMEHINA『WWW』MV
『ピ ピカソ』
この流れのままに突っ走るソロパートは、リアルタイムでアンケートで「美術館」という選択肢から選ばれた『ピ ピカソ』。
西洋美術に造詣の深いらでんさんとイメージが重なる曲であり、100万人耐久歌枠などで歌ったこともありました。
『astro』
続いては猫又おかゆさん、白銀ノエルさん、天音かなたさんというホロライブの先輩3人とのコラボレーション。
選曲は『astro』。2023年に試みられたホロライブの音楽プロジェクト“Blue Journey”の中で登場した楽曲で、おかゆさんとノエルさん、かなたさんはこの曲の歌唱に参加していました。
しっとりした名曲を個性の異なる4人が厳かに歌う様子は、しんみりと染み入るものがありました。
おかゆさんとらでんさんが早くからコラボをした先輩のひとり。
母性が暴走しがちなおかゆさんとの不思議な関係性が成立しており、笑顔の絶えないコラボとなりました。
【Minecraft】初コラボ⁉ダイヤ100個掘り終えるまでに仲良くなれるカナ⁉【 猫又おかゆ ×儒烏風亭らでん 】
“でん同士”の皆さんが「ノエル団長なら大丈夫だろう」と思ったとおり、同じ九州出身という縁もあり、非常に和やかなコラボとなっていました。
【雑談】ノエル先輩と日本酒の会~福岡・大分編~ #ノエらでん酒盛 【白銀ノエル/儒烏風亭らでん 】
かなたさんとらでんさんの関係性がグッと深まったのはホロライブ大運動会2023の練習における“ゴリらでん”結成から。
その後も“歌ってみた”を収録したり、凸待ちに現れたりと、“縁”が繋がっていました。
【Minecraft】#ホロライブ大運動会2023 白組練習!!競技メンバーも大発表!!!【天音かなた/ホロライブ】
Blue Journey - astro (Official Lyric Video) [hololive]
『STAR TRAIN』
続いては、ReGLOSSのメンバーが再び登場。
まず轟はじめさん、音乃瀬奏さんが現れて3人コラボかと思いきや、火威青さんと一条莉々華さんが遅れて登場して5人が勢揃いという演出でした。
「Reglossメンバーと重なるところがある」という歌詞の『STAR TRAIN』を深い“縁”で繋がった仲間たちと奏でました。
最後はいつものワチャワチャのMCパートを挟み、最後の曲へと向かいます。
『晴る』
最後は“ReGLOSS”としての歌ってみたも出している『晴る』で締めくくりを迎えます。
あくまで想像ですが、僚友たちとのコラボパートからこの曲に繋げて終わるのは、らでんさんにとっての深い意味がありそうでした。
晴る / ヨルシカ covered by ReGLOSS 【歌ってみた / hololive DEV_IS】
インタラクティブな要素もありつつ、自身の活動で繋がった“縁”を視聴者に改めて共有する機会にもなっていた生誕ライブ。
デビュー直後は深く悩んで引退も考えたというらでんさんですが、それを乗り越える中で得た“縁”の強さもあらためて感じさせてくれる、最高のパフォーマンスとなりました。
ちなみにリアルタイムアンケートで選ばれなかった曲は、メンバー限定コンテンツのアンコールライブでしっかり歌われており、その準備も無駄にならないという二段構えになっていました。そちらも素敵な歌が2度も味わえてしまうのでオススメしておきます。
参加者の声
アキロゼのシャルイースを好きって言ってくれてありがとう!
— アキ・ローゼンタール🍎Aki Rosenthal ホロライブ1期生 (@akirosenthal) February 4, 2025
ダンスもがんばってくれて嬉しかったよ✨
ということで一緒に歌って踊ってきました!
どうだったかな??#らでん生誕祭2025 pic.twitter.com/ull61NeHij
改めておめでとうございますー!
— コーサカ@2ndEP出たよ (@mzm_kosaka) February 4, 2025
ほーんと楽しそうに歌う姿が良かった。
#らでん生誕祭2025 pic.twitter.com/GaFSEM1f2e
額縁に封印されながらも、らでん爆誕祝ってきました🖼
— 龍ヶ崎リン🦒@ななしいんく (@Rene_Ryugasaki) February 4, 2025
ここで出会ったのもなにかのご縁!#らでん生誕祭2025 pic.twitter.com/frRwNu65dS
らでんちゃん(@juufuuteiraden)の生誕LIVEで『WWW』を一緒に歌ったよ❣️ʕ ◦`꒳´◦ʔ
— 田中ヒメ(HIMEHINA)🥕 (@HimeTanaka_HH) February 4, 2025
WWW好きって前からずっと言ってくれてたから一緒にダブダブできて嬉しかった🥳✌✌
未来の我々にも注目っ☝️ ̖́-︎
改めてらでんちゃんお誕生日おめでとう🎊🎂
大好きーっ!!💗#らでん生誕祭2025 #ヒメヒナ pic.twitter.com/CWkjIcRYFZ
らでんちゃんお誕生日おめでとう〜〜〜❣🎂🥳🎉🎉🎉
— 鈴木ヒナ(HIMEHINA)🥕 (@HinaSuzuki_HH) February 4, 2025
らでんちゃん生誕祭のゲストとして『WWW』を3人で歌ったよ❣️⛩🦊🍁
キメキメな3人はどうだったかな?😘
らでんちゃんからのお誘いとーーっっっても嬉しかったあ❣😆💞
また来年もお祝いさせてねえ🥰🫶(予約#らでん生誕祭2025 #HIMEHINA pic.twitter.com/jOVNEcgyfV
グッズ情報
生誕記念グッズの情報も告知されました。
みつきさなぎさんによる美麗なイラストをベースにしたもののほか、もはやらでんさんの代名詞とも言える“キノコ系”のグッズも充実しています。
🐚商品情報🐚
— ホロライブプロダクション【公式】 (@hololivetv) February 4, 2025
「#儒烏風亭らでん 誕生日記念2025グッズ」販売開始🥳
🔵みつきさなぎ先生描き下ろし キャンバスアート
🔵ばかくん三世先生描き下ろし SNS風アクリルキーホルダー
🔵らでんのラジオ風ポーチ
🔵印籠風キーホルダー
などをご用意🎁
🔽販売ページhttps://t.co/lPt2550hpf#ホロライブ pic.twitter.com/XESnHfNO40
🐚商品情報🐚
— ホロライブプロダクション【公式】 (@hololivetv) February 4, 2025
「#儒烏風亭らでん(@juufuuteiraden)きのこダンスグッズ」販売開始🥳
イラストはばかくん三世先生が担当✨
🍄ぬいぐるみキーホルダー まいたけダンスver.
🍄缶バッジ(5種入り)
🍄マスキングテープ(2種入り)
をご用意🎁
🔽販売ページはコチラ!https://t.co/AaEYVDeADa pic.twitter.com/1wMN4yB81r
個人的には、マスキングテープがめちゃくちゃ気になりました。
見どころたっぷりだった生誕ライブの配信アーカイブも、ぜひ試聴してみてください。
配信アーカイブ
【 #らでん生誕祭2025 】初!生誕ライブ~ここで出会ったのもなにかのご縁~【儒烏風亭らでん #ReGLOSS 】
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