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『ガンダム ジークアクス』のTV放送はいつから? 4月7日説や初回“金曜ロードショー説”を考察してみた

文:てけおん

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 1月17日より公開され、話題沸騰中の劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』。そのTVシリーズの放送開始はいつからでしょうか? ちょっと予想してみました。だいぶ著者の想像が含まれますので、その点はご了承ください。
※この記事には『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の展開や、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』といった作品のネタバレに該当する部分があります。これから観覧する予定がある人はご注意ください。[IMAGE]

『ガンダム ジークアクス』の放送はいつから?【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】

 結論から言うと、筆者は本作のTVシリーズ放送開始を“4月”と予想しました。以下でその根拠を説明していきたいと思います。

 いつ放送開始なのか? を考えた際にまず参考にしたのは、直近のシリーズ作品である『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の展開です。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』はどのように展開していったのか振り返る

 本作では、スレッタ・マーキュリーを主人公とした本編を描く前段階として、『水星の魔女』世界における重要な設定を詰め込んだ前日譚『機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE(以下、水星の魔女 プロローグ)』を配信・放送しました。

 『水星の魔女 プロローグ』では、作中の大きなキーワードである“GUND(ガンド)フォーマット”の説明や、本編の主人公・スレッタと印象がよく似た少女・エリクトや、その母であるエルノラを中心にしたエピソードが展開。ファンの想像をかき立てる、非常に優れた内容となっていました。

 その『水星の魔女 プロローグ』が初めて公開されたのは、TVシリーズの放送開始(2022年10月2日)の約3カ月前(7月14日・15日)に開催されたイベント“GUNDAM NEXT FUTURE -LINK THE UNIVERSE-”でのこと。

 その後は9月4日を皮切りに各種配信サービスにて配信開始、9月19日(祝日でした)には“冒頭5分のみ”をYouTubeで誰でも見られる形で公開。


 そしてTVシリーズ放送開始の1週間前、9月25日に『水星の魔女 プロローグ』全編をTV放送する……という流れでした。

 このプロローグ⇒本編の展開は非常にバッチリとハマり、視聴者をTVシリーズ本編に上手く誘導していました。『水星の魔女 プロローグ』の公開・配信・放送を時系列順に並べるとこのような感じです。

  1. イベント(7月14日)
  2. 配信サービス(9月4日)
  3. YouTubeでの冒頭5分(9月19日)
  4. TV放送(9月25日)

 こうして並べると、見られるユーザーが多い媒体を段階的に開放していったことがわかります。見ていないユーザーはSNSでの“口コミ”を目にして「イベントには行けないけど配信なら見られるな」となったりしたでしょうし、その後は「冒頭5分を見て気になったしTVで放送するなら見てみるか」のように、ユーザーの興味を切らさずつないでいくことに成功したように思えます。

 この『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の展開を踏まえると、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の放送開始は、話題がまだ尽きないであろう4月なのかな? という気がしました。また、そうであれば2~3月にも何か施策を用意していそうです。

『機動戦士ガンダム』の放送開始日はいつだったのか? からも考えてみる

 本作には、シャリア・ブルを筆頭に『機動戦士ガンダム』で登場していたキャラクターも多数登場します。

 となると、どうしても『機動戦士ガンダム』のオリジナルをイメージせざるを得ません。そんな中で『機動戦士ガンダム』の放送開始日に注目してみると、第1話“ガンダム大地に立つ!!”が放送されたのは1979年4月(よりくわしく言うと4月7日)です。

 放送日を4月にそろえるだけでも、大きなニュースになりますし、宣伝効果としても見逃せないものがあるかと思えます。

 他展開として考えられるのは、1月18日に放送された情報番組『ZIP!』のガンダム特番のような形での放送前後での特集などはありそうな気がしますね。

 これらの点から、あくまで想像でしかありませんが……とはなりますが、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の放送は4月ではないかと考えます。皆さんはどうお考えになりますでしょうか?

『ガンダム ジークアクス』第1話の放送形態はどうなるの?【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】

 ついでに、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の第1話がどうなるのか? についても考えてみました。

“ビギニング”から始まるのかどうか?

 ここからは特に、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』を見た方に向けた内容となっています。……間違って読んでしまった未見の方にもなるべくバレにならないよう配慮します。

 まずは、本作は「劇場先行版を頭から順にブツ切りにする形で放送するのか?」を考えてみると、その可能性は相当低いような気がしています。

 おそらく劇場先行版をいち早く見に行かれた方の多くが『ガンダム』シリーズのファンであると思われます。だからこそ、あのギミックが有効に働いたのだと想像しています。

 ある種のビックリ箱といえる展開を、ネタの割れた状態で再びやるのかどうか? となると、ちょっと難しい気がしますし、であれば『水星の魔女 プロローグ』のようにビギニング部分を単体でやる……のほうがしっくりくる気がします。

 また、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』については、その内容は“一部話数を劇場上映用に再構築した”とあります。この文言から推察すると、同じ日本テレビ系列で放送されたアニメ『葬送のフリーレン』のように、“金曜ロードショー”枠での初回2時間スペシャルで放送スタートのような形は可能性としては低いように思えます。

 また、『葬送のフリーレン』の放送枠であった“FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)”は、現在『薬屋のひとりごと』の第2期が放送中。この作品は2025年1月から連続2クールで放送されることが予定されているので、この枠での放送はないでしょう。

 もっとも、“FRIDAY ANIME NIGHT”は『葬送のフリーレン』を契機に新設された枠(と考えると、『葬送のフリーレン』って本当にすごい作品ですね)でもありますので、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』のための新たな枠が作られる可能性だってありそうですが。

『機動戦士ガンダム』第1話を見てみると……

 さて、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』を見て、改めて『機動戦士ガンダム』をご覧になったという人も多いのではないでしょうか? 筆者もその口です。


 『機動戦士ガンダム』の第1話を見ると、“主人公が初めてモビルスーツに乗り、敵機2機を撃墜する”という流れになっています。これを踏まえて『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の内容を考えてみると、非常に優秀なオマージュになっているなと思えます。

 これ以上は詳しく言いませんが、すでに劇場先行版をご覧になった方は思い当たる節があるのではないでしょうか? とすると、“劇場先行版のあの辺のエピソード”を第1話として持ってくるんじゃないかと思えます。

 さて、この記事では『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』がいつから始まるかを考えてみました。いつ放送開始になるのかは現段階ではわかりませんが、早くその日が訪れてほしいですね。待ち遠しい!

劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』情報

 TVシリーズの放送に先駆け、一部話数を劇場上映用に再構築した『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』を2025年1月17日より全国373館の劇場で公開。

出演声優

アマテ・ユズリハ(マチュ):黒沢ともよ
ニャアン:石川由依
シュウジ・イトウ:土屋神葉

■ジャンク屋「カネバン有限公司」のメンバー
アンキー:伊瀬茉莉也
ジェジー:徳本恭敏
ポメラニアン:越後屋コースケ
ナブ:千葉翔也
ケーン:永野由祐
ハロ:釘宮理恵

■ジオン公国軍のキャラクター
シャリア・ブル:川田紳司
エグザベ・オリベ:山下誠一郎
コモリ・ハーコート:藤田 茜
シャア・アズナブル:新 祐樹
デニム:後藤光祐
ドレン:武田太一

制作・スタッフ

制作:スタジオカラー、サンライズ
原作:矢立 肇、富野由悠季
監督:鶴巻和哉
シリーズ構成:榎戸洋司
脚本:榎戸洋司、庵野秀明
キャラクターデザイン:竹
メカニカルデザイン:山下いくと
アニメーションキャラクターデザイン・キャラクター総作画監督:池田由美、小堀史絵
アニメーションメカニカルデザイン・メカニカル総作画監督:金 世俊
デザインワークス:渭原敏明、前田真宏、阿部慎吾、松原秀典、射尾卓弥、井関修一、高倉武史、絵を描くPETER、網、mebae、稲田 航、ミズノシンヤ、大村祐介、出渕 裕、増田朋子、林 絢?、庵野秀明、鶴巻和哉
美術設定:加藤 浩(ととにゃん)
コンセプトアート:上田 創
画コンテ:鶴巻和哉、庵野秀明、前田真宏、谷田部透湖
演出:鶴巻和哉、小松田大全、谷田部透湖
キャラクター作画監督:松原秀典、中村真由美、井関修一
メカニカル作画監督:阿部慎吾、浅野 元
ディティールワークス:渭原敏明、田中達也、前田真宏
動画検査:村田康人
デジタル動画検査:彼末真由子(スタジオエイトカラーズ)、三浦綾華、中野江美
色彩設計:井上あきこ(Wish)
色指定・検査:久島早映子(Wish)、岡本ひろみ(Wish)
特殊効果:イノイエシン
美術監督:加藤 浩(ととにゃん)
美術監督補佐:後藤千尋(ととにゃん)
CGI監督:鈴木貴志
CGIアニメーションディレクター:岩里昌則、森本シグマ
CGIモデリングディレクター:若月薪太郎、楠戸亮介
CGIテクニカルディレクター:熊谷春助
CGIアートディレクター:小林浩康
グラフィックデザインディレクター:座間香代子
ビジュアルデベロップメントディレクター:千合洋輔
撮影監督:塩川智幸(T2 studio)
撮影アドバイザー:福士 享(T2 studio)
特技監督:矢辺洋章
ルックデベロップメント:平林奈々恵、三木陽子
編集:辻田恵美
音楽:照井順政、蓮尾理之
音響監督:山田 陽(サウンドチーム・ドンファン)
音響効果:山谷尚人(サウンドボックス)
主題歌:米津玄師「Plazma」
挿入歌:星街すいせい「もうどうなってもいいや」/ NOMELON NOLEMON「ミッドナイト・リフレクション」
主・プロデューサー:杉谷勇樹
エグゼクティブ・プロデューサー:小形尚弘
プロデューサー:笠井圭介
制作デスク・設定制作:田中隼人
デジタル制作デスク:藤原滉平
配給:東宝、バンダイナムコフィルムワークス
宣伝:バンダイナムコフィルムワークス、松竹、株式会社カラー、日本テレビ放送網、東宝
製作:バンダイナムコフィルムワークス

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