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メトロイドヴァニア+東洋風武術『トワイライトモンク』最新体験版レビュー:2章は新アクション追加でダンジョン探索の深みが増した。発売への期待が高まる要素も豊富

文:電撃オンライン

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 グラビティゲームアライズのSteam用メトロイドヴァニアアクションゲーム『Twilight Monk(トワイライトモンク)』のSteam Next Festで公開されている最新体験版のレビューをお届けします。

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 『Twilight Monk(トワイライトモンク)』は、ダンジョン+昔なじみのワールドマップを探検するメトロイドヴァニアアクションアドベンチャーゲーム。主人公は古き修行僧の最後の継承者として、闇に包まれてしまった世界を探索し、世界の脅威である存在“ダークスプライト”を倒すことが目的です。

 本記事では、2月25日よりスタートした“Steam Next Fest”で出展されている本作の体験版をプレイした内容をお届けします。前回の記事では1章までのプレイでしたが、今回は2章が楽しめるとのことで、どんな新たなアクションや舞台が広がっていくかなどに注目して読んでいただけたらと思います。

・前回の記事
※本記事はグラビティゲームアライズの提供でお送りします。

2章は氷に覆われた新たな大陸へ


 東洋風のオリジナル武術がアクションのベースとなっている本作。ジャンルのベースはメトロイドヴァニアですが、ワールドマップを探索して街に入ったり、遺跡や山脈などのダンジョンを見付けてさまよう姿は懐かしいRPGのエッセンスも取り入れられているところが特徴です。

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 ダンジョンに入るとアリの巣のように繋がったマップや、明らかに今は通れないようなギミックが施されたものが点在。なかには攻撃しないと発見できない隠し部屋もあるなど、メトロイドヴァニアらしい仕掛けが満載です。さまざまなダンジョンを探索し、メインストーリーが進行するにつれて新しいアクションを習得し、探索範囲が広がっていくさまもメトロイドヴァニア王道の流れ。

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 今回は道を塞いでいた巨人を爆破し、氷に覆われた新たな大陸に到着したところから2章がスタートします。道中にいたる流れの「道を塞いでいた巨人を爆破」という部分は本作らしいセンス。

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 アクションや探索だけでなく、街中の住民や道中で出会う人々との会話もありますが、この時の海外アニメに近いギャグセンスや遠回しな言い方をしない「あれが欲しい」→「OK.取ってくる」みたいなスムーズな会話のテンポ感は、ちょっとクセになります。

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 ちなみに目的地にデカデカと「!」が浮かんでいるので、どこに向かえばいいかがつねに明確なのは迷わずにすむので非常に嬉しい点です。メトロイドヴァニアは寄り道が多く、本筋を見失いがちなのでこういったガイド要素に助けられます。

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柱を利用した攻守さまざまなアクション


 柱を使った攻守さまざまなアクションがとてもユニーク。鎖で繋がれた柱を真横に突き出す攻撃を基本に、この柱をその場に設置して台としての利用もできるところが面白い!

 メトロイドヴァニアでは、ほんのちょっと届かない足場や高台がいたるところに出てきますが、この柱を設置できるアクションによってそれが早期から解消されるので移動面はかなり快適です。

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 さらにゲーム進行に応じて2段ジャンプやダッシュ/空中ダッシュなど、探索範囲をグッと広げる要素が徐々に解禁されていきます。今回の2章では、細い通路を通れるようになる“スライディング”と巨岩を爆破できる爆弾の“戦技”が解禁されました。

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 “スライディング”は狭い箇所を通り抜けて新たな道の発見に役立つほか、敵の矢を“スライディング”でかいくぐりながら接近なんて場面にも遭遇。

 “戦技”とは基本的なアクションである柱のほか、エネルギーを消費して繰り出せるサブウェポンのようなもの。1章ではまっすぐ飛ぶクナイや放物線を描く斧などが入手できました。今回は爆弾を入手でき、絶大な破壊力に加えて一部の岩を破壊できる探索には欠かせない要素を持っています。

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 さらにアップグレードで爆弾を命中させると小さな爆弾に分かれて広範囲を爆撃可能になるといった要素も発見できました。この“戦技”のアップグレードはクナイや斧にもあり、一度の攻撃で3本同時に射出できたりとかなりの強化が施されます。

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 基本アクションの拡張は2段ジャンプやスライディングなど、探索が楽になるものがメインで、“戦技”の強化は商人から購入したり、ダンジョン内で発見したりと拡張された探索範囲から見つけられることが多く、この辺も往年のメトロイドヴァニアのルールに則っていて遊びやすかったです。

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拠点に帰ればミニゲームも遊べるように


 新しいアクションが手に入ったら一度拠点に帰る。なんてのはメトロイドヴァニアでのお約束と言っていいかもしれません。今回手に入れた”スライディング”と“爆弾”を引っ提げて1章範囲内のダンジョンを探索し直すと、キャラのステータスを強化するものや“戦技”に必要なリソースの最大値上昇など、さまざまなものが手に入りました。

 なかでも個人的に気になったのがゲームコーナー(ミニゲーム)の解禁でした。これは1章にはなかった要素で、動く的にクナイを投げて高得点を狙うミニゲームと正解の宝箱を開ける宝くじのようなミニゲームを発見。

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 細かな点ではキャラクターにパッシブ効果を付与する“護符”を大量に発見でき、移動速度の上昇や攻撃範囲アップなど内容も多岐に渡り、“護符”の装備スロットが増えてきたらダンジョンやボスに応じて付け替える楽しみ方が見えてきた感覚です。

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 そのほか、謎に包まれていたポーションも新しくお店で並んでいました。要は死亡時に復活できるアイテムのようで、死亡=セーブポイントまでやり直しのある意味ストイックなゲーム性に保険が追加されたのは嬉しい点ですね。

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 新たな大陸とダンジョンを見つけるたびに、今回はどんな能力が開花するのか楽しみな本作。既に壁を登る際に利用するかのようなフックがダンジョンのあちこちに発見されており、次のアクションも予想できたところで2章は終了。今回の体験版でもかなり遊び応えのあるタイトルだと思いました!

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 柱を使った独特なアクションとメトロイドヴァニアが好きな方。東洋風世界観に海外アニメ風な会話シーンが気になった方は、まずはウィッシュリスト登録からでもいかがでしょうか。

 なお、本作はNintendo Switch/Steam向けに3月発売予定となっているので、ぜひ発売前に大ボリュームの体験版を遊んでみてくださいね!

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