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【MTG×FFカード独占プレビュー】《自由を求める少年、ヴァン》は海賊やならず者を率いる【マジック:ザ・ギャザリング──FINAL FANTASY】

文:電撃オンライン

公開日時:

 6月13日(金)にウィザーズ・オブ・ザ・コーストから発売される『マジック:ザ・ギャザリング(マジック)』の最新セット『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』。 

 JRPGの金字塔である『ファイナルファンタジー(FF)』のナンバリングタイトル16作品が『マジック:ザ・ギャザリング』の世界に参戦します。シリーズを彩るキャラクターたちの名シーンが再現されており、『FF』愛が詰まったカードが発表されるたびに大きな話題になっています。

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 そんな本セットに収録されるカードの1枚を、電撃オンラインの読者に先行でご覧いただきたいと思います。

《自由を求める少年、ヴァン》を電撃オンライン独占でプレビュー!【MTG×FF】

 ここで紹介するのは『FINAL FANTASY XII(FF XII)』の主人公の1人である《自由を求める少年、ヴァン》です。

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▲《自由を求める少年、ヴァン》

 将来、空賊になることを夢見ている少年・ヴァンですが、『マジック』の世界で登場するにあたっては、海賊とならず者、そしてスカウトを参照する能力を持って参戦します。

 ゲームの冒頭では、王都ラバナスタでスリや泥棒として生計を立てているヴァン。『マジック』では、海賊やならず者による盗みなどは「相手のライブラリーからカードを奪う」というかたちで表現されることが多いのですが、《自由を求める少年、ヴァン》もそれを踏襲したデザインになっています。

 海賊やならず者、スカウトであるクリーチャーが対戦相手に戦闘ダメージを与えるたび、相手のカードを奪って唱えるか、宝物・トークンを生成することを選べるので、2ターン目に海賊・クリーチャーなどを出して3ターン目に《自由を求める少年、ヴァン》を戦場に出して、能力を誘発させていきましょう。

 自分自身だけでなく、仲間の攻撃によっても能力が誘発し、また参照される3つのクリーチャー・タイプすべてを強化する能力を持っているあたり、パーティーの主人公らしさを感じます。

《自由を求める少年、ヴァン》と相性がよさそうなカードは?【MTG×FF】

 このカードと相性がよさそうなカードをいくつかピックアップしてみましょう。

 ちなみに『FFXII』からはすでに《バルフレアとフラン》がカード化されていますが、こちらは『マジック』のギミックの1つである「機体」をフィーチャーした能力となっており、《自由を求める少年、ヴァン》との直接的なシナジーはないようです。

 このあたり、それぞれのキャラクターが独立した立場から物語に関わっていく群像劇的に描かれていた『FFXII』らしいなぁと思いますね。


 さて、《自由を求める少年、ヴァン》と相性のいいカードですが、やはり《自由を求める少年、ヴァン》の能力をすぐに使える2マナまでのクリーチャーに注目したいところ。《幽体の船乗り》や《遠眼鏡のセイレーン》など、コストが軽く回避能力を持ったクリーチャーと組ませるのが良さそうです。

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 クリーチャー・タイプの1つである海賊は『イクサランの洞窟』、『霊気走破』の2セットで青赤の中心的なクリーチャー・タイプに指定されているため、海賊デッキを作るのは難しくなさそう。海賊のパワーやタフネスを強化してくれるクリーチャーはこれまで多くなかったので、その点でも《自由を求める少年、ヴァン》は貴重な新戦力と言えそうです。

 ほかには《世慣れた見張り、デルニー》などともいいコンビネーションを発揮します。このカードはパワーが2以下のクリーチャーの能力が誘発した際、それをもう1回誘発させられますが、これがいれば《自由を求める少年、ヴァン》の相手からカードを奪う能力や宝物・トークンを生成する能力も一度に2回、味方に+1/+1カウンターを置く能力も2回誘発するようになります。

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 現在すでにたくさんのカードがある海賊、そして赤や黒に多いならず者などは人気のクリーチャー・タイプです。今後のセットでも新しいカードが登場することが予想されるので、それらのクリーチャーを使ったデッキが流行るなら、そのなかにはきっと、念願の空賊となって活躍する《自由を求める少年、ヴァン》の姿があることでしょう。

 そんな《自由を求める少年、ヴァン》のカードイラストですが、上で紹介したものに加えてボーダーレス版も存在します。

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▲《自由を求める少年、ヴァン》(ボーダーレス版)

 イラストは同セットでもたくさんのキャラクターを描いている加藤綾華さんの手によるもの。空の青とシンプルな『FF XII』の背景に、キャラクターがより際立つデザインになっています。統率者戦のジェネラルにするときなどは、こちらのアートにするとより映えそうですね。

 《自由を求める少年、ヴァン》をレビューしました。初代『FINAL FANTASY』から『FINAL FANTASY XVI』まで。歴代16タイトルの『FF』から数多くのキャラクターや召喚獣、名シーンがカードとなって『マジック』に加わる新セット『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』。

 『マジック』と『FF』の両方を知っている人はもちろん、どちらか片方だけ知っている人にも楽しめるセットになっているので、興味を持ったらぜひ『マジック』の公式サイトをのぞいてみてください。

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