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『ウィッチャー4』最新映像が公開。アンリアルエンジン5を使用した技術デモで美麗な映像が確認できる

文:電撃オンライン

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 CD PROJEKT REDは、米国オーランドでのイベント“Unreal Fest 2025”にて、アンリアルエンジン5を使用した『ウィッチャー4』のテックデモ映像を公開しました。

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アンリアルエンジン5を使用した『ウィッチャー4』のテックデモ映像が公開


 米国オーランドで開催されたイベント“Unreal Fest 2025”にて、Unreal Engine 5(アンリアルエンジン5)を使用した『ウィッチャー4』のテックデモ映像が公開されました。

 『ウィッチャー4』のパートを含む“Unreal Fest 2025”のプレゼンテーション全編の動画が公開されています。


 テックデモでは、『ウィッチャー4』の主人公となるシリが怪物退治の依頼を受けた様子を通じて、ゲームのオープンワールドを支える革新的なUE5の技術や機能が紹介されています。

 テックデモの舞台となったのは、ゲームシリーズで初登場となる地域“コヴィリ”。主人公シリが愛馬ケルピーとともに、険しい山々や森林を抜け、活気ある港町“ヴァルドレスト”に向かいます。

 その道中で、CD PROJEKT REDとEpic Gamesは、UE5の各種技術がどのようにゲームのパフォーマンスや映像美を向上させ、没入感のあるオープンワールドを形作っているかについて解説しています。

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 2022年に二社間の戦略的パートナーシップが発表されて以降、CD PROJEKT REDはEpic Gamesと協力し、UE5のオープンワールド開発機能を拡張するとともに、CD PROJEKT REDのオープンワールド設計哲学に特化した強力なツールの開発と既存機能の拡張に取り組んできました。

 PS5で60フレーム毎秒(FPS)で動作する今回のデモは、『ウィッチャー4』の世界を舞台にしたゲームエンジンの力を示すもので、Unreal Animation Framework、Nanite Foliage Rendering、Mass AI 群衆スケーリングを備えたMetaHumanテクノロジーなどの新機能が紹介されています。

 これらのツールは開発とテストが完了し次第、本日リリースされたUnreal Engine 5.6 を皮切りに、すべてのUE開発者に順次公開される予定です。

 この取り組みにより、他のゲーム開発スタジオも、パフォーマンスを犠牲にすることなく、没入感のある大規模なオープンワールド環境を60FPSで実現することが可能になります。

 今回のプレゼンテーションはPS5上で実行されましたが、『ウィッチャー4』が発売されるすべてのプラットフォームでこれらの機能と技術がサポートされる予定です。

 Unreal Animation Frameworkは、人ごみの多い場面でリアルなキャラクター動作を可能にします。

 Epic Gamesと共同で開発されたFastGeo Streamingテクノロジーは、環境データを迅速かつスムーズに読み込むことを可能にします。

 Nanite Foliageテクノロジーは、パフォーマンスを損なうことなく、森や野原に密度の高いディテールを加えます。

 Massシステムは、大規模で動的な群衆を簡便に処理し、ML Deformerはキャラクターのアニメーションに筋肉の動きに至るまで微細でリアルな表現を加えます。

CD PROJEKT RED共同CEO、ミハウ・ノヴァコウスキ氏コメント


 Epic Gamesとパートナーシップを組んだのは、オープンワールドゲームの技術をさらに進化させるためです。

 PS5上で60FPSで動作するUnreal Engineを使用した私たちの取り組みを早期段階でお見せできたことは、重要な節目であり、両チーム間の素晴らしい協力関係を示すものです。

 しかし、これで終わりではありません。『ウィッチャー4』の開発が進むにつれ、このパートナーシップから生まれるさらなる技術革新やインスピレーションに期待しています。

Epic Gamesの創業者兼CEO、ティム・スウィーニー氏コメント


 CD PROJEKT REDは業界最高のオープンワールドゲームスタジオのひとつであり、彼らが『ウィッチャー4』でUnreal Engineの進化に協力してくれていることに感謝しています。

 すべてのUnreal Engine開発者と共有可能な新たなオープンワールドの構築技術を開発するにあたり、彼らは理想的なパートナーです。

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