7月3日に発売された、MUTAN(ミュータン)とストーリーノートの共同開発によるSteam向け推理アドベンチャー『ソフィアは嘘と引き換えに』。その発売記念イベントが、6月28日に開催されました。この記事では、そのレポートをお届けします。
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“殺したのは私。でも私じゃない――”謎に包まれた物語の魅力にせまる!
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ステージイベントでは、VTuberのアリステティアさんが司会をつとめ、ゲストとして声優の日向葵さん、サウンドディレクターのDJ MOTIVEさん、そして本作のプロデューサーである梅澤友香さんが登壇しました。
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本作は、“殺したのは私。でも私じゃない――”をキャッチコピーに、大統領候補殺害事件の容疑者として監獄に収監された、複数の人格を持つ少女・ソフィアを取り調べる推理アドベンチャーです。
イベントの初めにはプロモーション映像が流され、ストーリーの導入部分をおさらいすることができました。
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このPVのナレーションをアリステティアさんが担当しており、そのセリフを実際に披露する場面も!
本作では、プレイヤーは精神科医として働くフィリップとなって、大統領候補殺害容疑で孤島の監獄に収監された5つの人格を持つ少女・ソフィアを取り調べることになります。
少女に残された時間はあとわずか。罪を犯した人格を突き止めなければ、彼女は死んでしまいます。フィリップはソフィアの心を開き、事件の真相を解き明かすことができるのか?
プレイヤーはソフィアと対話を重ね、彼女の複雑な心の中に隠された真実に迫っていきます。
本イベントでは、ゲームを実際に体験できる試遊コーナーが用意されており、発売前に世界最速で本作を遊ぶことができました。
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筆者も序盤をプレイしてみたのですが、グイグイと引き込まれるストーリーで続きが気になってたまらず、製品版が待ち切れない! はやく続きを遊ばせてくれ! とつい声に出してしまいたくなるような仕上がりになっていました。
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会場ではグッズの販売も行われており、ソフィアやイザベラをイメージしたコラボドリンクを飲むこともできました。
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筆者は青い色の“ソフィアブルー”というドリンクを飲んだのですが、見た目通りのスッキリとした味わいと、少し苦みのある後味に思わずウットリしてしまいました。とっても美味しかったですよ!
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日向葵さんが1人5役に初挑戦! これからは1人10役、15役にも挑戦してみたい!?
本作の最大の特徴は、主人公・ソフィアと彼女の中に宿る4つの人格、計5つの人格を日向さん1人が演じているという点です。
イベントでは、ソフィアの衣装を本物そっくりに再現したコスチュームで登場した日向さん。特にウィッグは、髪色にかなりこだわって作られているのだそう。
日向さんは1人5役を演じたことについて、1人5役は初めての挑戦で、自分にとって未知の世界でもあり、ドキドキワクワクの経験でした。本当に5役もできるのか? という不安もありましたが、収録を終えてみると本当に楽しくて、あっという間でした。この先もし1人10役とか15役のオファーが来ても、ぜひ挑戦したいです! と熱意を語りました。
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さらに、特に思い入れのあるシーンとして、終盤にあるという“他の人格たちがソフィアへ言葉を投げかける”シーンを挙げました。
そのシーンでは、ソフィアが初めて他の人格たちの言葉を聞き、今まで自分を助けてくれたのはこういう人たちだったんだ、と気づくのだそう。他の人格たちの言葉が、初めてソフィアに届いた場面の印象深さを語りました。
人格ごとにまったく異なるテーマ曲で個性を表現! 作曲の裏話も
サウンドを担当したDJ MOTIVEさんは、14の楽曲と本作に登場するすべてのSEを制作したとのこと。
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最初に映画『シャッター アイランド』のような雰囲気で、というリクエストを受け、そのサントラを何度も聞き込んでから制作に取りかかったのだそう。
本作のサウンドのなかでも特徴的なのは、ソフィアの中に存在する人格ごとに異なるテーマ曲が用意されていることです。
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各人格については、文章での説明があるのみだったので、各キャラクターになりきってイメージを膨らませながら作曲したとのこと。
イベントでは、梅澤さんが各人格についても詳しく紹介。それぞれまったく雰囲気の異なるキャラクターで、改めて日向さんの演じ分けのスゴさに驚嘆させられました。
●ソフィア:主人格
●オリヴィア:姉御肌のちょっと気が強めのお姉さんキャラクター
●イザベラ:元気っ子の“僕っ子”で、ポニーテールに黄色い瞳が特徴
●フローレンス:メガネっ子でおどおどした感じの、瞳が緑色の人格
●エイミー:精神年齢が幼い女の子で、瞳が紫色の人格
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あわせて、イベントでは各人格のテーマ曲を披露しつつ、DJ MOTIVEさんによる解説が行われました。
●ソフィア:シンプルでダークな曲調。取り調べ中の思考を邪魔しないよう、シンプルなビートにストリングスを重ねて、音圧で重厚感を出したとのこと。作業用BGMにもおすすめ!
●オリヴィア:ちょっと悪い雰囲気の、やさぐれたジャズ風の大人っぽいテーマ。オリヴィア自身もジャズが大好きなのだそう。
●イザベラ:不思議な音色が特徴。一度弾いたフレーズをバラバラにしてパズルのように構築する“チョップ”という手法を使い、おもちゃのような感覚で作曲されているとのこと。
●フローレンス:荘厳で神秘的な曲調。繊細さがテーマ。
●エイミー:オルゴールのような曲。幼い女の子の人格に合わせた雰囲気の曲調。
一部の楽曲にはエンディングテーマと同じフレーズが隠されているのだそう。DJ MOTIVEさんは「キーは違いますが、『あれ、聞いたことのあるフレーズだな』と気づくかもしれません」と、エンディングテーマの秘密をちょっとだけ明かしてくれました。
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さらに、ゲーム以外でも、お部屋でこの曲を流しても気持ちよく聞けるようにしています、と作曲の際に心がけたポイントも教えてもらうことができました。
人格ごとにまったく違う曲調で、テーマ性を感じられるものばかりになっていますので、サウンドにも要注目ですよ!
お楽しみコーナーでは奇跡のような一幕も!?
“日向はキャラと引き換えに”というお楽しみコーナーでは、日向さんがさまざまな人格になりきって質問に答えるというユニークな企画が行われました。
なお、回答の内容はキャラクターとしてのものではなく、あくまでも日向さんとしての回答とのこと。
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DJ MOTIVEさんがクジでランダムに引き当てた“最近した贅沢は?”という質問に対し、日向さんも同じくランダムに引き当てたイザベラになりきって回答。
「うーん、僕がした最近の贅沢か……あ、値段を見ずに買い物、かな?」という言葉のとおり、気になっていたコスメをまとめ買いしたところ、なんと会計が約35,800円になってしまったという衝撃のエピソードが飛び出しました。
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次に、“これから挑戦してみたいこと”という質問に対し、オリヴィアになりきって「ったく、そんなにあたしの挑戦したいことが気になるのか? そうだな、世界旅行とかかな」と回答。インドアなところがあると告白しつつ、人生で一度くらいは挑戦してみたいと説明。
ちなみに、具体的に行ってみたい国について聞かれると、ヨーロッパの街並みが見てみたいとお答えがありました。
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最後の質問は“カバンの中に必ず入っているもの”。これに対し、日向さんはエイミーの声で「エイミーのカバンの中にいつも入っているもの……龍角散のど飴、かな」と回答。
可愛らしい声と内容のギャップに、会場からは思わず笑いが起こりました。
こちらののど飴、持ち歩いている声優さんは多いのだそう。以前は苦手だったものの、今はなくてはならないほど愛用しているそうで、1日1粒は舐めているとのこと。
キャラと意外な回答のギャップに盛り上がったコーナーでした!
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続いて行われた“唯一無二を大捜査”のコーナーは、日向さんとDJ MOTIVEさんが会場内の1人にだけ当てはまりそうな質問を投げかけ、ぴったり1人だけが手を挙げることを目指すというもの。
初めに日向さんが“この中で海外から来た人”という質問を投げかけると、なんといきなり1人だけが挙手をするというまさかの結果が!
会場が盛りあがるなか、続いてDJ MOTIVEさんが“DJ MOTIVEの曲を1曲でも聞いたことがある人”と質問。なんと、こちらも1人だけが手を挙げ、2人ともいきなり大成功するという奇跡のような展開に!
大盛りあがりで幕を閉じたお楽しみコーナーでした!
主題歌『Hiraeth』に込められた思いとは? “Hiraeth(ヒライス)”はちょっと珍しいウェールズ語の言葉
イベント第2部では、ゲームの主題歌『Hiraeth』を歌う鹿乃さんがスペシャルゲストとして登場。さらに、『Hiraeth』のMVが初公開されました。
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MVを最後まで見終えた日向さんが、ストーリーを知っているからこそ、この歌詞がこのシーンで出てくるセリフだなというのが伝わってきました、と思わず泣きそうになってしまう場面も。
●鹿乃『Hiraeth』MV
MUTAN(ミュータン)のスタッフの中には鹿乃さんのファンが複数いて、それがオファーのきっかけになったのだそう。透き通るような歌声は、ソフィアの繊細な雰囲気にまさにぴったり。
“Hiraeth(ヒライス)”というちょっと聞き慣れない言葉について、鹿乃さんは「世界からなくなりそうな、日本語に翻訳するのが難しい単語の1つです。過去に存在した場所、失われた場所、あるいは永遠に存在しない場所への切ない感情、失われた場所や二度と戻れない場所への強い思いを表す、ウェールズ語の言葉です」と説明しました。
日本語でいうと、“郷愁”や“望郷”に近いニュアンスの言葉とのこと。
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さらに、鹿乃さんは『Hiraeth』のお気に入りの歌詞について、“私たちは同じ明日を欲しがった”の部分ですと回答。
また、失ったものではなく、明日や未来を感じさせる前向きな歌詞が楽曲の中で生きてくるのがいいのかな、と思いながら歌いました、と語りました。
レコーディングでの様子について聞かれると、難しい楽曲でくじけそうになりながら歌いました、という正直な感想が。
特に苦労したポイントについて、サビの部分にどれくらい感情を込めたらよいかという点と、追いかけっこのような曲調を自然に歌い上げるのが難しかったとコメント。
もしソフィアの中にある人格と1日だけ入れ替わるとしたら? という質問に対しては、自分とは真逆の雰囲気があるオリヴィアですと回答。ちなみに、自分と似ている人格はイザベラとのこと。
主題歌『Hiraeth』は、7月2日にリリースされました。また、『ソフィアは嘘と引き換えに』発売後には、鹿乃さんによるゲームプレイ配信も予定されているとのこと(7月5日13時頃を予定)。こちらも楽しみに待ちましょう!
ここだけの貴重な生アテレココーナーも!
このコーナーは、代表者がステージに登壇し、そのゲームプレイに合わせて日向さんが生アテレコするというもの。
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ゲームの序盤となる1日目を丸ごとプレイし、日向さんが画面に表示されるソフィアのセリフをすべて読み上げました。生アテレコだけあって、臨場感たっぷり!
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途中でソフィアからオリヴィアに人格が切り替わるところでは、いきなりガラッと雰囲気が変わって、その迫力に思わずゾクゾクしてしまいました。
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代表者が謎解きに詰まってしまったところでは会場のファンが率先して手助けするなど、ここだけの貴重な体験もでき、思い出に残るコーナーとなりました!
7月3日の発売に向けて高まる期待! ぜひすべてのエンディングを見届けてほしい
イベントの締めくくりとして、改めて7月3日に『ソフィアは嘘と引き換えに』が発売されることが告知されました。
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そして、エンディングが複数存在するマルチエンディングゲームなので、ぜひすべてのエンディングと小ネタを回収してください、と呼びかけました。
最後に、ゲストの日向さん、DJ MOTIVEさんからイベントの感想やメッセージが。
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日向さんは、たくさんの方がいらっしゃっている中で『ソフィアは嘘と引き換えに』の魅力をお伝えでき、さらに生アテレコもさせていただいて、とても楽しかったです。またこうした機会がいただけたら、同じメンバーで楽しめたらなと思います。本日はありがとうございました、とコメント。
DJ MOTIVEさんは、ゲームの音楽を丸々全部任せてもらったのは初めてで、すごく勉強になったし貴重な経験でした。完成させた後に、こうしてみなさんと会うことができて、本当に素晴らしい日だなと感じました、とコメント。
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さらに、ふだん使っているパソコンがMacなので今はプレイできないのですが、これを機にWindowsのパソコンを買ってプレイして、感想などを言い合えたらいいなと思います、と締めくくりました。
『ソフィアは嘘と引き換えに』は、Steam向けに7月3日に発売されました。ぜひチェックしてみてください!
『ソフィアは嘘と引き換えに』基本情報
●発売日:2024年7月3日(木)
●価格:3,480円(税込)※発売から2週間はお得な価格に
●販売プラットフォーム:Steam
●開発:MUTAN(ミュータン)