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【ほぼ週刊電撃スタッフコラム:オッシー】全力謝罪案件。不具合じゃなくて演出でした! 『Blades of Fire』怒涛のプラチナトロフィーコンプで誠にごめんなさい。仮面ライダーメテオ(朔田流星役:吉沢亮)とトッキュウ4号(横浜流星)が歌舞伎で友情を育む『国宝』良かった。あと竜星涼が出ていれば…

文:オッシー

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 こんにちは。ゲーマーとしてお恥ずかしい限りですが、自分の注意力不足でゲームが進行できないのを不具合扱いするという愚行を犯してしまいました。

 関係者のみなさま大変申し訳ありませんでした。反省しております。もっとゲームに真摯に向き合わねばと覚悟のオッシーがスタッフコラム第7回目お送りします。

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 このコラムでは、狂ったようにプレイしている日々のゲーム体験や、ゲーム以外の趣味である映画鑑賞などで摂取したエンタメコンテンツを、短文レビューを形式でお送りしています。

 今回もゲーム編と映画編です。ネタバレ注意!

ラスボス戦前に最初に戻るのは演出! ラスボス戦前に最初に戻るのは演出! 大事なことなので二回言いました


タイトル:『Blades of Fire』』
プレイ状況:PS5版 クリア&プラチナトロフィー取得済み

 
第5回コラムで、ラスボス戦前にデータが初期化された! とのたまった件……演出だった。

 最初から始まって同じ流れで進むのはその通りなんだけど、ラスボスに消された青い女が過去にはいて、話しかけると未来に戻る仕様だったみたい。これはゲーマーとして痛恨のミス。恥ずかしすぎて穴に入りたい。

 謹んで訂正いたします。本当に申し訳ありませんでした。

 ということで、待望のラスボス戦再開。60時間近くプレイしていて、さらに(自分のミスだが)諦めていたラスボス戦なので否が応でも気合が入るというもの。さくっと倒してエンディング突入や! と息巻いたものの……ラスボスつええええ!

 ラスボス、割と小者っぽいのに強いのよ。本人よりお供召喚が強い。今まで、最高難易度の「鋼」とはいえ、強い武器とガチガチガードで乗り切ってきたが、それだと回復薬が足りなくてジリ貧に。

 うまくハマると強いけど失敗すると痛いので使用を避けていたパリィが重要だということに60時間プレイしてラスボス戦でようやく気づく。パリィ気持ちいい! 

 ラスボス戦に挑戦すること3時間(メイン武器が劣化したので製造し直すための石炭掘り時間も含む)、ライバルキャラが助けてくれたりといったムネアツ展開も織り交ぜつつ、なんとか撃破。エンドロールが流れ出し、長時間プレイしてきたこともあり感慨もひとしお。

 仇(=ラスボス)は倒したものの、愛する人は戻らずでビターエンドだったなぁ……と思ったら、エンドロール中に動ける!? ラスボスの死体を漁ると、何やら重要そうなアイテムが……。

 ということで、冒険はまだ終わらない。すべての収集アイテムをゲットすると何かが起こるっぽい。ここまでやったら最後までやったらあ! なんならプラチナトロフィーも取ったらあ!

 演出を不具合と断じた罪を少しでも晴らすべく、フルコンプへの旅が始まったのであった。

 いうても既に60時間プレイ。ボスに勝てなくて探索に逃げたことも何度もあり。さらにラスボス撃破後はエリアごとの取り逃がし収集要素が分かる機能が実装されることもあり、正直ちゃちゃっとやれば1~2時間でサクっとプラチナトロフィー取れるっしょ! そう思っていた時代がオレにもありました……。

 何度かこのコラムでも書いたが、このゲームの探索は超難しい。高低差があるマップに、複雑なショートカット構成。上に登るのにあえて飛び降りて回り込んだり、全然別の場所から地下道を通ってようやく辿り着けたりするケースも。

 そんな艱難辛苦を乗り越えて辿り着く遥かな高み……それが「フルコンプ」なのだ。……ええ、気づいたらクリア後10時間以上もプレイしていました。

 兎にも角にも、すべての収集要素をコンプリート。連続パリィなどのトロフィーも気合で全取得。そして最後に、フルコンプ者に与えられる真のエンディングが!

 驚きの展開で正直びっくり。女王と主人公の関係は中盤くらいから何となく分かっていたけど、まさかずっといた相棒が◯◯だったなんて! よくあるっちゃある展開だけど、このタイトルでオチの二段構えがあると思わず不意打ちだった。

 最後は大団円で良かった! やっぱり長時間プレイするゲームのラストはハッピーエンドしか認めない。大統領になったら、やっぱつれえわ禁止法案通すわ。

 紆余曲折(ほぼ自業自得)ありつつも、完全クリア。正直、探索部分や浅めのビルド要素など、粗はあるものの、ゲームとしては大変に面白かった。なんやかんや言いながら70時間以上楽しめたのがその証左かと。

 途中で何回か止まったけれど(探索難しすぎて)。不具合などのアップデートでの解消が早いのも好印象。不具合じゃなかったのは誠にごめんなさい!

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▲問題の最初に巻き戻ってから未来に戻る時の主人公。恥ずかしすぎて自分も目から光線発射しそうだった。
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▲プラチナトロフィー最後の難関は「トロール全部倒す」だった。マップに出ないから、マジで最初から最後まで虱潰しに探す必要あり。最後の一体を見つけた時はリアルに叫んだね。

やること多すぎ牧場RPGクリア! 人口に対して神様多すぎ問題

タイトル:『龍の国 ルーンファクトリー』
プレイ状況:Switch2版 クリア済み

 『龍の国』も結構なボリュームだったものの無事にクリア。やることがいっぱいあって濃密なゲーム体験だった。でもゲーム内日数は一ヶ月も経ってないんじゃないかな?

 意外と食べ物ドーピングで夜遅くまで探索続けられたりもするので、「次のタスクは寝ること」になるまでひたすら進行できる。意図せずしてタイムアタックみたいになってた。

 途中で正ヒロイン的なキャラ(最初に選ぶ男女主人公の選ばなかった方ね)が敵として出てくる。幼馴染かつ許婚、同じ使命を持つ、そして可愛い、というまさにヒロインスペックなんだけど、出会う前に意中の人見つけちゃってるのよね。大天使うららかちゃんが可愛すぎて、正直ヒロインはアウトオブ眼中すぎた。

 どのくらいアウトオブ眼中かというと、ボスとして倒した後に、ヒロインを助ける為の究極の選択的なのがあるのよ。レベルドレインしたり、全財産を失ったりする代わりにヒロインを助けられる的な。

 そこで容赦なくヒロイン殺す選択したよね。全財産はうららかちゃんに貢ぐために稼いでいるわけだし……。でもさすがに罪悪感に苛まれてやりなおし、「所持金を使い切った状態で全財産を失う選択肢を選ぶ」というやり方でヒロインを生かしました。

 本当に所持金使い切ったので、ヒロインの命の価値は50円くらい。我ながらヒドすぎる。

 春・夏・秋・冬の四季に相当するエリアがあるので、四神が出てくるのはだいたい予想ついてたけど、そんなんじゃなかった。根の国と天の国も出てきてプラス二体。あとは神格もったやつとかもいて、神様多すぎない……? ネームド村人比率で行くと4人に一人は神様くらい。まあモブ村人もいるけど。

 そんなこんなで、牧歌的な牧場物語は終わりを告げて、国を滅ぼして作り変える創世とかの壮大な話に。神様も総出でスーパー神様大戦的な感じになってくる。あとは特務機関的なやつとか亡国の姫とかも出てくる。想像していた牧場物語じゃないけど、これはこれで楽しかった。

 最後の方で大砲が出てきて、各神様が自分の力を打ち出すんだけど、神様が自らを犠牲にするんじゃないかと思ってヒヤヒヤした。主に『ブレスオブファイア4』のせい。全然そんなことは無かったので良かった。

 根の国の借金大王とかは犠牲になっても別に良かったけど、うららかちゃんだけは助かって欲しかったので。クリアしてもまだまだ遊べそうな感じではあるけど、これで一区切り。面白かったしキャラも可愛くて大満足。

 難点としては、アクションの難易度がちょっと大味で、武器更新するとステータスが大幅に上がるので楽になるし、逆に武器更新しないとかなり敵が硬い。最終的には超強化料理を作りまくって、かじりながら殴り続けるのが一番になる。

 まあ自分(と有能むらびと)が手塩にかけて育てた食材で作った料理なので、これが正解なのは間違いない。

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▲人と神の違いを乗り越えて結ばれた後のジト目うららかちゃん。ご褒美が過ぎる。

人類の英知=国道。道路繋ぐの楽しすぎる。そういえばプラレール繋ぐの大好きだったわ

タイトル:『Death Stranding 2』
プレイ状況:PS5版 新大陸北部まで繋ぎ済み

 とうとう発売された『Death Stranding 2』。前作は楽しかったけど、山奥で転んで荷物バラ撒いた時の絶望がトラウマになって、若干プレイしていて疲れるゲームのイメージだった。

 今作も基本のシステムは変わらず、正統続編となっている。なので、荷物運びお使いゲームなのは間違いない。が、今作はとにかく遊びやすいのだ。

 前作ではちょっとした小石でつまずいて荷物ガッシャーンだったのが、今回はよろけたとしても、そこからかなりリカバリーできる。サムくんのフィジカルの成長が著しすぎる。さらに、前作では結構な割合を徒歩で踏破していたが、今作は早々にバイクが出てくるし、ちょっと進めたら車も手に入る。

 前作は序盤の苦行を乗り越えての車両ヒャッハーなので、開放感も相まってかなりの楽しさだった。じゃあ今作はそんな感動も無いかと思いきや……まったくそんなことはなく、めちゃくちゃ楽しい。というかもう車無しの生活には戻れない。100メートル先のコンビニに車で行く田舎民の気分。

 田舎をバカにしているわけではない。(筆者の地元の)真の田舎はそもそもコンビニが無いし、隣家まで2キロあるので、車がないと生きていけない。リアルデス・ストランディングの世界。

 ストーリー的にも先が気になる作りで、早く新大陸を繋げたいのだが、道中でちょっと前の拠点の落とし物を拾っちゃって戻るかどうか悩む。各拠点に届け物をして信頼度を上げると結構よいアイテムがアンロックされるので、それはそれで楽しいのよね。

 国道やモノレールが開通すると途端に前のエリアに戻りやすくなるので、それでまた戻って配達してたりすると全然ストーリー進まない。でも楽しいのでオッケーです!

 ちょっとびっくりしたのが、そんなに万能じゃないにせよ、ファストトラベル的な要素が入ったこと。ゲーム性的に、ファストトラベルは絶対させないマンだと思っていた。

 まあ今回はスケールアップして大陸間移動もあるので、仕方ない側面もある。そういった点も含め、とにかく遊びやすくなっているので、前作ちょっと合わなかった人にもオススメ。

 でもストーリー的には前作を履修しないとワケワカメなので(一応前作ストーリーが分かるモードもあるけど)、頑張って前作をやってから今作やるべし。そうすると今作の快適さにより感動するので。

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▲前情報入れてなかったので、いきなり星野源が本人役で出てきてびっくり。そのシェルターにガッキーはおるんか?


 
次は映画編! 超ネタバレ注意!

イケメンすぎるのも大変なんやな。でも「アンタの美しさが芸の道を邪魔する」って言われてみたい

タイトル:映画『国宝』

 超話題作を遅ればせながら鑑賞。ホラーならまだしも、国宝級イケメンのツラを三時間も拝み続けるの辛いわーと思って若干引き気味だったが、みんなが口を揃えて絶賛するのでナンボのもんかと思って観に行った。

 地元の劇場も大入り満員。年齢層も高めで、普段とは異質な空間にまずビビる。『透明人間』のリメイク観に行った時なんか劇場に筆者しかいなくて、映画自体は全然怖くないのに、なんか誰もいない劇場自体が怖くて別の意味でガクブルしてたというのに。

 極道の息子(吉沢亮)が才能を買われて歌舞伎役者の弟子となり、同じく歌舞伎役者を志す実の息子(横浜流星)と切磋琢磨していく話。才能か血統か、というのがテーマ。

 貰われてきた子の吉沢亮が、正当な後継者の横浜流星にイジメられる展開かと思いきや、すぐに仲良しになってほっこり。どちらかというと横浜流星の方が人間味があって役どころとして好きな感じ。吉沢亮はちょっと感情が見えなくて怖いのよね。怪演って感じだった。

 二人の物語はくっついたり離れたりで色々とあるんだけど、最終的に一緒に因縁の演目「曽根崎心中」で共演することに。ここの演技は泣けた。吉沢亮の演技が絶賛されてるけど、ここの横浜流星も良かったで。

 普段が明るいおちゃらけキャラだからか、シリアスな場面でのギャップでグッとくる。横浜流星が好きだったので、退場後の展開はさほど盛り上がらなかった。吉沢亮を人間国宝たらしめた「鷺娘」はキレイだったなとは思うけど、なんかもうエピローグ感があった。

 吉沢亮は歌舞伎のために悪魔に魂を売っただけあって(実際にはそんな場面はないけど)、恋愛も家族も仲間も、どこか一線引いていた感はあったね。

 最後の娘とのシーンも今ひとつ読み取れない感じの表情だったし。芸にすべてを捧げた感じはよく出てた。これを蟹が大好き蟹沢亮さんが演じていると思うと味わい深い。

 どうでも良いけど、吉沢亮は『仮面ライダーフォーゼ』で仮面ライダーメテオこと朔田流星を演じてるのよ。で横浜流星は『烈車戦隊トッキュウジャー』でトッキュウ4号をやってる。特撮出身の流星多すぎて紛らわしいと思っていたら、もう一人、竜星涼っていう『獣電戦隊キョウリュウジャー』でキョウリュウレッドやっているのもいる。

 なので勝手に「特撮リュウセイ三兄弟」って心のなかで呼んでたんだけど、その内の二人が『国宝』で主役と準主役やってるわけ! どうせなら竜星涼も出てほしかったわ。

 竜星涼はどうも胡散臭い感じの演技するから、最初はやなやつだったけど、なんやかんや一番面倒見てくれたパトロン社長の付き人? みたいな役とかやらせても良かったかも。


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