どうも、電撃オンライン編集長のそみんです。編集者として取材同行やゲームプレイにいそしむなかで、いろいろと面白いことや語りたいことにも出会うことも。
そんな心に移りゆくよしなし事を不定期に徒然なるままに書き綴ります。
そんな心に移りゆくよしなし事を不定期に徒然なるままに書き綴ります。
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今回は、テバサキゲームズが2026年に配信予定の世論操作系報道ノベルゲーム『コメンテーター』について語ります。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
『コメンテーター』が示したフットワークが軽い拡張性と、ゲームの未来
noteにて、テバサキゲームズのヒヅメさんが“コメンテーター×RiRiUMコラボで証明された拡張性”という投稿を行いました。
インディーゲームイベントでエンタメユニット『RiRiUM』と出会ったヒヅメさんが、RiRiUMのファンイベント向けに『コメンテーター』をカスタマイズしたという話なのですが、こういうコラボ的な動きはファミコン時代とかも思い出して、とても面白いなと。
RiRiUMの協力も得て、「RiRiUMニュース」としてニュース内容やコメントのチューニングが行われており、ファンをざわつかせる仕様にすることができたそうです。
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テキストベースでゲーム内容をチューニングできる『コメンテーター』ならではの動きとも言えますが、番組中のシルエットなどはもちろん、ゲーム中の背景に描かれたポスターも『RiRiUM』仕様に変更するなど、スムーズなサシカエが行われています。
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これらについてはゲーム開発段階からさまざまなサシカエが可能なように作られていたという、構造的な部分も大きかったのではないでしょうか。キャスターやコメンテーターといった登場人物も画像サシカエが可能とのことで、いろいろな演出にも使えそうです。
ゲーム内の音楽をRiRiUMの楽曲『LiLy feat. RiRiUM』のインスト版にサシカエることで雰囲気を大きく変えているほか、RiRiUMがプレイしたゲームをイベントグッズとしてファン向けに販売した部分もユニークな試みです。単なるコード販売ではなく、限定のブロマイドにコードを付属するこどで、フィジカルなイベントグッズとして提供したのもポイント。イベントでの体験を思い出につなげる仕掛けにもなっており、そりゃ欲しくなるよなあと。
ゲーム内の音楽をRiRiUMの楽曲『LiLy feat. RiRiUM』のインスト版にサシカエることで雰囲気を大きく変えているほか、RiRiUMがプレイしたゲームをイベントグッズとしてファン向けに販売した部分もユニークな試みです。単なるコード販売ではなく、限定のブロマイドにコードを付属するこどで、フィジカルなイベントグッズとして提供したのもポイント。イベントでの体験を思い出につなげる仕掛けにもなっており、そりゃ欲しくなるよなあと。
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noteのラストには、今後派生しうる拡張性として、いくつかの例が提示されています。
・様々なアーティストや作品とのコラボ版
・ご当地(観光地、地域イベント、業界向け)ニュース版
・年代別ニュース版
・企業研修や教育用教材版
・展示会やフェスなどの限定版
・クイズ形式とした宣伝キャンペーン版
※コラボ先・案件も募集中とのことで、公式XのDMでご連絡くださいとのこと。
ゲーム単体として完成したものを遊ぶのも楽しいところですが、『コメンテーター』のように拡張することによって新たな楽しみを味わい続けることができるという、運用ゲーム、もしくはプラットフォーム的なゲームデザインの提示も面白いところ。
インディーゲームならではのフットワークの軽さと、拡張性による広がりがうまくミックスして、『コメンテーター』が末永く遊べるゲームになるといいなと期待しています!
そうなると「で? いつ出るの?」と聴きたくなりますが、近日、試遊版では未実装だった新機能を備えたβ版をsteamで公開予定とのこと。
まずは最新のβ版を待ちつつ、早く完成版でさまざまなニュースに辛口コメントをつけてスポンサーをひやひさせてみたいものです。
そもそも世論操作系報道ノベルゲーム『コメンテーター』とは?
『コメンテーター』は、人気ニュース番組のコメンテーターとしてコメントするニュースやそのニュースに対する批評スタンスを選択することにより、変わりゆく世界を体験できる世論操作系ノベルゲームです。
コメンテーターとなったプレイヤーは、毎日の放送前にプロデューサーと打合せを行い、ポイント&クリック式のパズルでコメントするニュースと批評スタンスを選択します。
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最初にプレイヤーが求められることは、“視聴者たちの注目を引くこと”と“番組スポンサーを満足させること”の2つです。
これらは番組終了後にポイント制で評価され、目標を下回ると解雇されてしまいます。ステージが進むごとに、スポンサーから「お願い」が入ったり、高い目標を設定されるなど、ポイント稼ぎとの両立が難しくなっていきます。
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刺激を求める視聴者と自社の宣伝をしたいスポンサーのはざまで、コメンテーターとしての地位を不動のものにすべく、コメントを続けていきます。
人気番組から巻き起こった世間の“空気”は、ときに世の中の重要な意思決定を左右します。そしてコメンテーター自身の運命もまた、その影響を受け変化します。
あなたは自分のコメントに責任を取れるか?
ゲーム内のニュース番組では、世界の紛争や社会問題、はたまた美味しいラーメン店の話題から芸能ゴシップまでさまざまなニュースを取り上げます。
美味しいラーメン店の情報なんて報道する必要がないと思う人もいます。しかし、平和なラーメン情報は視聴者の注目を集め、番組スポンサーも満足するのが現実です。
この国における報道の意味や役割とは何なのか。そんなことも頭をよぎるかもしれませんが、プレイヤーは今日もニュースを選び、コメントしていきます。そしてそのコメントはプレイヤー本人や周囲にも影響を与えていきます。
ひょっとしたら望まない結末が待っているかもしれません。
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フリーゲーム投稿サイト“unityroom”で試遊版をプレイ可能
フリーゲーム投稿サイト“unityroom”にて、『コメンテーター』の試遊版が遊べます。気になる方はチェックしてみてください。
【『コメンテーター』作品情報】
対応機種:Steam
ジャンル:アドベンチャー、ノベル
プレイ人数:1人
発売日:2026年
価格:未定