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『ウルフファング 空牙2001』エレクトリッガー+ビームソードの組み合わせはみんな通ったよね? 全カスタマイズでのスペシャルモードクリアに熱くなった思い出【メモリの無駄づかい】

文:うま

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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、1991年にアーケードで稼働開始したデータイーストのアクションシューティング『ウルフファング 空牙2001』について語ります。

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▲画像はPlayStation版。

『ウルフファング 空牙2001』とは?


 本作は、シューティングゲーム『空牙』の続編にあたる、アクションシューティングです。プレイヤーはロボット兵器“装甲機兵”を操り、敵と戦います。

 いわゆるライフ制のシステムで、ライフが0になって装甲機兵が破壊されても、パイロットのみでの戦闘継続が可能。アイテムを集めることでリペアして、戦線復帰が可能というシステムが特徴的でした。

 装甲機兵は胴体(サブウェポン)・腕(近接攻撃)・脚(移動方法)の3部位×各4種類のパーツを組み合わせて、全部で64種類のなかから自由に機体を作ることが可能です。

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 1996年にはPlayStation版、1997年にセガサターン版が発売され、2024年にはセガサターン版をベースにした『ウルフファング・スカルファング サターントリビュート Boosted』も発売されました。

 また、2025年12月に発売予定の『イーグレットツー ミニ アーケードコレクションPART1』にも収録予定です。

誰もが通る道、それがエレクトリッガー+ビームソード!【ウルフファング 空牙2001】


 「蒼龍とか雪風が登場するゲームと言えば?」と聞かれたら真っ先に思いつくのは、やはりこの『ウルフファング』ですよね! 自分でロボット(装甲機兵)を自由にカスタマイズできて、全64パターンの組み合わせすべてに漢字2文字のコードネームがついてるというのがかっこよかったし、何よりデータイーストのゲームということで一目惚れしました。

 前述のとおり、組み合わせのパターンは全部で64種類。多くのプレイヤーは、最初はエレクトリッガー+ビームソードの組み合わせの紫電や天雷、麒麟などを使ってた方も多いのでは?

 ゲームに慣れてくると、敵に近付いたほうが安全だと気づいて、サブウェポンはホーミングミサイルやグレネードランチャー、近接攻撃はナックルショットやパイルバンカーに落ち着きますよね!

 筆者はホーミングミサイル+ナックルショットの組み合わせがお気に入りでした。敵のロボット型兵器(なぜかド●と呼ばれる)と戦うときに、下がりながらホーミングミサイルを発射しつつ、ダッシュで体当たりしてダメージを与えながらナックルショットの硬直時間をキャンセルしつつ殴りまくるのが気持ちいいんです。

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 そんな本作に、隠しモードがあるのを知っていますか? すべてのステージを繋げて全12ステージを通して遊べる代わりに、コンティニュー不可の“SPECIAL MODE”があるんです。

 台が空いてたら時間潰しに何度もプレイして、全部の組み合わせでのクリアを目指した熱い日々の記憶がよみがえります。ジャンプが低い6輪は九郎しましたが、それだけに全カスタマイズでクリアできたときの達成感は、今でも覚えています。

 今では設置してある店舗も少なく、ゲームセンターでプレイできる機会も減りましたが、『ウルフファング・スカルファング サターントリビュート Boosted』を購入したおかげで、自宅でいつでもプレイできるようになってありがたいです。

 腕が落ちてたから、2面のボスのモビィディック相手にグレネードランチャーを使って日和ったりしましたけど! 全盛期の自分、スコア稼ぎのためとはいえ、よく全ステージをバルカンでクリアできたな!?

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▲4-A“ラグナロックII”のボス“ヨトゥン”は、落ちずに踏みつけダメージで倒せたので一安心しました。

 当時ハマったという人や、近くのゲームセンターに置いてないという人も、ぜひ家庭用をプレイして、当時を懐かしんでみてはいかがですか?





うま:かつては、とあるメーカーでゲームを作っていたり、デパートの屋上で特撮ヒーローの中の人だったりしたライター。じつは最初に勤めたゲームメーカーが、このデータイーストだったりします。


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