バンダイナムコエンターテインメントより発売予定のPS5/Xbox Series X|S/Steam用対戦アクションゲーム『僕のヒーローアカデミア All’s Justice』のプレイインプレッションをお届けします。
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週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載されたヒーロー漫画の金字塔『僕のヒーローアカデミア(以下、ヒロアカ)』。努力・友情・勝利という少年マンガの基本原理を全力で踏襲しながら、ヒーローや敵<ヴィラン>の苦悩や葛藤にも丁寧に寄り添った同作は、原作完結後も多くのファンに愛され続けています。
そんな『ヒロアカ』の対戦アクションゲーム最新作が、2026年2月5日に発売されます!(※Steam版は2026年2月6日発売)
本作は、2018年発売の『僕のヒーローアカデミア One’s Justice(以下、ヒロアカOJ)』、2020年発売の『僕のヒーローアカデミア One’s Justice2』そして2023年にサービス開始となった『僕のヒーローアカデミア ULTRA RUMBLE』以来となる家庭用ゲーム機対応タイトルとなります。
開発は着実に進んでいるようで、2025年9月初旬にはメディア向け先行体験会が開催されました。本記事ではそんな先行体験会をもとに、ひと足早くプレイレビューをお届けします。プレイ動画もあわせて公開しますので、ぜひチェックしてください!
『僕のヒーローアカデミア All’s Justice』プレイ動画
『ヒロアカAJ』の舞台は最終決戦! あらゆるヒーロー&敵<ヴィラン>が覚醒した状態で登場
『ヒロアカ』はヒーロー志望の少年少女が艱難辛苦を乗り越えて成長していく作品で、原作の中盤以降は雄英高校の学生生活の中でヒーローとして育っていく主人公・緑谷出久(デク)たちがインターンのヒーローとして活躍する姿も描かれていました。
のちに彼らは世界の命運をも左右する敵<ヴィラン>との最終決戦に駆り出されるわけですが、本作に登場するキャラクターはいずれも原作における最終形態――つまり、“個性”を存分に使いこなしている状態での登場となります。
みんながみんな全力でのバトルが堪能できるというわけで、『ヒロアカ』ファンとしてはこの要素だけでも期待がプルスウルトラしそうですね。
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たとえば、デクはパワーを増強する“個性”だけでなく、“黒鞭”や“煙幕”、“危機感知”など過去の“ワン・フォー・オール”継承者の“個性”も使える状態で登場。“個性”技(いわゆる必殺技)もほかのキャラクターより多く、主人公でありながらトップクラスにテクニカルなキャラクターとしてデザインされていました。
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対戦アクションゲームとしての操作感は『ヒロアカOJ』シリーズがベースに。タイトルにはナンバリングが入っていませんが、制作スタッフによるとグラフィック/演出やシステムなど大きく進化している部分も数多くあるため、あえてナンバリングをすることは避けたのだとか。
『ヒロアカOJ』シリーズの進化を感じる部分は数多くありますが、筆者がとくに驚いたのは精緻で表情豊かな3Dモデル。開発エンジンを刷新し『ヒロアカOJ』に登場したキャラクターも含めてすべて新調しているそうで、開発チームの強烈なこだわりがひしひしと伝わってきました。
『ヒロアカOJ』シリーズの進化を感じる部分は数多くありますが、筆者がとくに驚いたのは精緻で表情豊かな3Dモデル。開発エンジンを刷新し『ヒロアカOJ』に登場したキャラクターも含めてすべて新調しているそうで、開発チームの強烈なこだわりがひしひしと伝わってきました。
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『ヒロアカAJ』はワンボタンでコンボが成立するのに読み合いがアツい!
本作は最大“3vs3”のチームアップバトルですが、バトルで矢面に立つキャラクターは基本的にはひとりずつ。ただ、任意のタイミングで戦っているキャラクターを控えのキャラクターとチェンジすることは可能です。
勝利条件はすべてのキャラクターを倒すこと。もちろん、オンライン対戦も完備だそうです(※クロスプラットフォームでのオンライン対戦は非対応)。
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ノーマル操作モードの操作方法は非常にシンプル。ボタンを連打するだけでも自動でターゲットコンボがくり出せるうえに、“個性”技もワンボタンでポチッと発動。このあたりは『ヒロアカOJ』シリーズから変わらない初心者でも安心の設計ですね。
これだけ操作が単純だとゲームの難度も低そう……と感じる人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
本作に登場するキャラクターたちはいずれも最終形態での登場。ド派手な“個性”技をワンボタンで撃ち合うことになり、相手の攻撃をいかにいなすかという点においてプレイヤー間の駆け引きが発生している印象でした。
敵の攻撃に対しては、さまざまな対応策が用意されており、回避や防御に成功すると相手に大きな隙が発生するケースが多いのが本作の特徴。ひとまずは“後の先”を狙う戦術が基本になりそうです。
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とはいえ、多段ヒットする技をガードしていると体力とともにガードゲージをゴリゴリ削られてしまいますし、持続時間が長い攻撃をガードするとガード不能攻撃で畳みかけられてしまいます。
それなら回避すればいいじゃないかと横に動いたら、今度は厚みのある攻撃に引っかかってしまうと……。多彩な防御や回避の手段があるからといって、必ずしもその選択肢が正解とは限りません。アクションごとに長所と短所があるので、相手のアクションに対して瞬時に最適解を選ぶことが大切になるわけですね。
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基本となるアクションは“ターゲットコンボ”、“カウンター攻撃”、“ガード”、“ガード不能攻撃”の4種類。各アクションにはジャンケンのように強弱の相互関係があるため、うまく使い分けて狙いを読まれないことが肝要です。
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キャラクターのバトンタッチはゲージが溜まっていればいつでも可能。キャラクターを入れ替えながらコンボを継続することも可能ですし、自分がガードをしながらキャラクターチェンジを使って攻めに転じるという戦術も強力な印象でした。
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ノーマル操作の場合、相手にひとたび攻撃がヒットすれば、あとはボタンを連打するだけで自動的にコンボが発動するのも本作の特徴。設定によってはキャラクターの交代もオートで行ってくれます。
ゲームを始めたばかりのプレイヤーでもガンガンラッシュを仕掛けられますし、ゲージが溜まっていればプルスウルトラ(いわゆる超必殺技)を複数連携させる“プルスウルトラコンボ”まで叩き込めるので爽快感もバツグン!
なお、上記のようにボタン連打で攻撃が発動する“ノーマル操作モード”ではなく、操作の自由度が高い “マニュアル操作モード”も用意されているので、熟練者はシステムに左右されることなくオリジナルのコンボや連携を生み出すことも可能です。
“オリジナルの連携やコンボを編み出してライバルの一歩先を行きたい”ベテランゲーマーは、こちらのモードを使っていろいろ研究をしてみてはいかがでしょうか。
あんなヒーローからこんな敵<ヴィラン>まで! 超ボリュームの『ヒロアカAJ』プレイアブルキャラクター
これまで数多く『ヒロアカ』のゲームが出てきましたが、本作で実際にプレイヤーが操作できるヒーロー&敵<ヴィラン>の数は過去最大級。雄英高校1年A組20名全員が使用できるという家庭用ゲームも本作まではありませんでした。
そこにプロヒーローや敵<ヴィラン>も加わるので、最終的なプレイアブルキャラクターはかなりの数に上るはず。
制作スタッフさんに軽く探りを入れてみたところ、まだまだ未発表のキャラもいるそうで、はたしてどれほどのキャラクター数になるのか想像もつきません。なお、最終決戦前に物語から退場してしまったキャラクターも登場させる予定があるとのことなので、ぜひ注目してみてほしいところです。
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「これだけキャラクターが多いと性能も被るのでは?」と考える人もいるかと思いますが、先行体験会の時点ではこの点にもしっかりと手が入っていた印象でした。
たとえば、同じ近距離が得意なヒーローでも切島鋭児郎は“個性”「硬化」を活かしたパワーファイトが得意なのに対して、砂藤力道は“個性”「シュガードープ」で糖分を補充しながら戦う(砂糖が切れると寝てしまう)リスクマネジメントが重要なファイトスタイル……とゲームとしての差別化がしっかりと図られていました。
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遠距離での駆け引きを得意とするキャラクターも豊富で、“個性”「テープ」の使い手である瀬呂範太や、“個性”「もぎもぎ」を持つ峰田実のように相手を拘束するトリッキーなキャラクターもチラホラ。操作していてしっくり来る相棒を探すだけで一日がかりになるかも……?
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筆者が注目していたのは、“個性”「生き物ボイス」であらゆる生き物を操る口田甲司。原作での戦闘シーンがそこまで多くない彼ですが、ゲームでは動物や昆虫を使役して苛烈な攻撃をくり出します。
それぞれのヒーローを触っていて「原作ではイメージできない部分もあったけど、こんなにスタイリッシュな“個性”だったのか!」という発見があるのもうれしいですね。
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もう一点、キャラクターによって大きく異なるのが“ライジング”の性能。バトル中に攻撃を当てたり、逆に攻撃を受けたりすることによって溜まる“ライジングゲージ”がMAXまで溜まると発動できるバトルアクションで、発動後は“個性”技の性能が強化されるほか、キャラクターモデルやバトルモーション自体が大きく変化するキャラクターも。
さらにライジング中には、通常の“個性”技に加えて“ライジングアクション”と呼ばれる強力なアクションが使用可能になり、加えて一部のキャラクターには“ライジングアビリティ”という特殊な性能が付与されます。
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ライジングアビリティの性能はキャラクターによって千差万別。“個性”「蛙」の蛙吹梅雨は、ライジング中に身体を保護色にすることで透明化します。画像では瀬呂の放ったテープの先にいるのですが、本当にうっすらとしか見えないという……さすが梅雨ちゃん。
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こちらは“個性”「黒影(ダークシャドウ)」を持つ常闇踏陰がライジングを発動した状態。完全に影をまとった常闇くんはもはや別キャラクターといってもいいような姿になっています。威圧感があるというだけではなく、一撃一撃の重さも半端じゃありません。
ライジングゲージはチームで共有する形なので、ライジングゲージを溜めやすいキャラクターを基本的に使いつつ、ライジングゲージが溜まったら通常時に比べて飛躍的に戦闘能力が向上するキャラクターに交代して活躍してもらうような戦術も有効になりそう。
なお、バトル中に味方が倒されて最後のひとりになると“ライジング”の強化版である“アルティメットライジング”が自動発動。非常に強力なので、どのキャラクターを最後のひとりとして温存するかという判断も重要です。
本作は、キャラクター同士のバトルスタイルの相性もかなりしっかりと出るシステムなので、(対戦で勝ちに行くのであれば)チームを組むだけでもかなり頭を使いそうですね。
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芦戸三奈と、轟 焦凍がお互いにアルティメットライジング状態に突入。どちらかが倒された瞬間に勝負が決するということで緊張感がとんでもありません。
フィールドを移動するだけでも楽しい『ヒロアカAJ』のチームアップミッション
もうひとつ本作で注目したいのが、雄英高校の生徒たちがヒーローとして活動する姿を追いかけられる“チームアップミッション”。同モードのシナリオは最終決戦前の時間軸に当たります。
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このモードでは街中を自由に散策可能。ヒーローたちの移動手段も十人十色かつ、動かすだけで心地いいヒーローばかりなので、動き回っているだけであっという間に時間が溶けていきました。いや、本当に気持ちいいんですよ……。
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“黒鞭”を使ってデクがスイスイと移動する姿は、アメコミのヒーローさながら。筆者は取材中であることを忘れてビルとビルの間をひょいひょいと飛び回っていました。
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“個性”「無重力(ゼログラビティ)」を使って、ビルよりも高く浮き上がれる麗日お茶子。ゆるふわ~なモーションがたまらなくキュート。ジャンプ中の一挙手一投足にふんわりもっちりとしたお茶子の人となりがにじんでいてクセになります。
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チームアップミッションの最中にはバトルが発生することも。バトルでは特定の条件を満たすことでボーナスが加算され、クリアー時には合計で獲得したスコアに応じて評価が下されます。
先行体験会の時点では、かなり難度の高いバトルも混じっていたので、やり込み派のプレイヤーも満足できるはず……。なお、このモードはあくまで雄英高校の生徒たちが主役なので敵<ヴィラン>たちを操作することはできないそうです。残念。
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そのほかにも声優陣の新規収録ボイス(こちらも大ボリューム!)など、注目ポイントが目白押し! ヒーローと敵<ヴィラン>との最終決戦を、ゲームならではのシネマチックな演出で追いかける体験は『ヒロアカ』ファンにとっては最高のひと時になるかと思います。ぜひともチェックしてみてください!