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【軌跡シリーズ名言集:リゼット】これが、青春と呼ばれるものなのですね……(ネタバレあり)

文:Zenon

公開日時:

 日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

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 本記事で紹介するのは、『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』に登場するメインキャラクターの1人、リゼットのセリフ。複雑な生い立ちゆえに感慨深い彼女の名言を紹介してまいりましょう。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

●コネクトイベント「取り零した青春」(英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-)

 リゼットは《マルドゥック総合警備保障》に所属するサービスコンシェルジュ(SC)の女性。裏解決屋のヴァンとは数年間“通信越し”に担当SCとしてサポートを行ってきたものの、『黎の軌跡』で実際に顔合わせして以降は《アークライド解決事務所》の事務作業含めた業務を担っています。

 そんな彼女ですが、じつは“とある事情”から学校生活と縁がなく、アラミス高等学校の学藝祭では興味深そうに周りを眺めていました。そこで気を利かせたマルドゥックの同僚・ミラベルはVR空間に“学校”を再現し、ヴァンとともにアクセスするよう求めます。

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▲リゼットの同僚にして親友のミラベル。関西弁風のしゃべり方で、誰よりもリゼットに対して親身になってくれる人です。

 VR空間《お伽の庭城》にアクセスすると、リゼットは20歳から14歳をシミュレートした身体へと変身。

 25歳のヴァンを先生役として、彼女の学生時代を疑似シミュレートした仮想体験をすることになりました。

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▲14歳を想定したリゼット(のアバター)。画面越しのVRではなくフルダイブ型なので、より没入感を味わえます。
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▲歴史や数学の授業をする2人。クラスの学級委員長という設定をアドリブで追加したり、先生の間違いを生徒が指摘したりと、楽しい時間を過ごします。
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▲身体が幼くなったことで、ヴァンのことを普段以上に“大人”と意識するリゼット。実際に学生であるアニエスたちにも感情移入しているようです。

 そんな甘酸っぱい時間はあっという間に流れ、終わりの時間に。そこで切なそうにリゼットがこぼしたのが、今回の名言となります。

「これが、学生時代に体験する何気ない日常風景。青春と呼ばれるものなのですね……」

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 そしてリゼットは「普通の日常への憧れを捨てきれていなかったのですね」と続け、胸がいっぱいになるような感慨とともに想いをつぶやきます。

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▲“あの日”失ったもの、という気になるワードも出てきますが、ここでは深く語られません。

 そんな達観したリゼットにヴァンは「20歳を超えてても、青春したっていいだろ」という言葉を贈り、リゼットを驚かせます。ここだけはしっかりと、ヴァンが“先生”していたように思いました。

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▲これはこれで名言です。

 はい、というわけで今回はリゼットの名言「これが、青春と呼ばれるものなのですね……」をお届けしました。

 リゼットの場合は特殊過ぎる例ですが、さまざまな事情で“普通”と呼ばれる経験をできない人は世の中に多くいます。そんな人にもVRしかり、こういう体験できる場が整ったらいいなぁと思いますね。

 最新作『界の軌跡』では彼女の驚くべき事情がもう一段深く語られているので、気になった人はぜひプレイしてみてください。

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▲あり得たかもしれない“幻の授業”を、お決まりの挨拶で締めるリゼット。「黎の軌跡」シリーズは大人向けのお話が多いので、懐かしさに共感できる人も多いのでは?

 シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらを不定期にピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!

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