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新作『スターセイヴァー』王道を求めるプレイヤーにオススメできる超正統派RPG。まさかの“ループもの”らしいストーリーは先が超気になる【レビュー&感想】

文:Ak

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 本日配信開始となったSTUDIOBSIDEの新作アプリ『スターセイヴァー』のレビューをお届けします。

[IMAGE]※この記事では開発中のデータを使用しています。一部データなどが正式サービス時と異なる場合があるのでご了承ください。※本記事はSTUDIOBSIDEの提供でお送りします。

バトルシステム:基本は戦略性豊かなコマンドRPG! オート&倍速機能も充実で“ながらプレイ”も快適【スターセイヴァーレビュー】


 本作のバトルシステムは、コマンド選択式のRPG。キャラクターの速度によって行動する順番が決まり、複数のスキルから使用するスキルを選んで行動していきます。

 スキルには基本スキル、特殊スキル、究極スキルがあり、強さに差があるものの、強力なものはそのぶんクールタイムがあるので連発はできません。基本スキル=通常攻撃、特殊スキル=必殺技、究極スキル=超必殺技のようなイメージですね。

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 UIはタッチ操作に最適化されており、“使うスキルを選ぶ”→“対象を選ぶ”という少ないタッチ数でコマンドを選択できるので、操作は快適。

 今回のレビューではPC(Steam)版でプレイしましたが、キーボード&マウス操作にも対応しています。ただしキーボードでのショートカットはあくまで一部のみで、基本はマウスorタッチ操作で進めていくことになる作りです。なお、コントローラー操作には未対応。

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 ファンタジーRPGらしく固有名詞は多いものの、基本部分はスタンダードな作りなのでシステムは理解しやすいです。スキルも右に配置されたものほど強力な傾向があるので、どれを使えばいいのか直感的に分かりやすい!

 オート操作&倍速機能も最初から無制限に使えるので、RPGに面倒さを感じているプレイヤーでも問題ありません。いわゆる“ながらプレイ”もしやすいのが、ソシャゲとしてはうれしいポイント。

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 オート操作では究極スキルから順に、基本的に強いスキルから使っていくので、火力重視で敵を蹴散らしていきます。

 序盤ならオートバトルのみでも問題ないですが、バフ系のスキルがあったらまずそれを使うなどするとより効率的に敵を倒せそうなので、強敵相手には手動で戦うほうがよさそうですね。また究極スキルはカットインが入るので、突き詰めていくと素早く使えるスキルで倒していったほうが時間効率自体はよくなるかもしれません。

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 バトルでは属性の概念もあり、有利属性で攻撃すると強靭ダメージを与えることができ、強靭度をすべて削ると“脆弱状態”となりダメージアップ! そのほか、敵が使用したスキルと同種のスキルを使用すると“COUNTER”となり、より強いダメージを与えられます。

 これらの条件を満たせば効率的にダメージを与えていけますが、少なくとも序盤では意識しなくても問題なく戦えるバランス。さらにバトル中に常に有利属性や“COUNTER”表示は確認できるので親切です。画面上の情報量は多そうに見えますが、必須となる情報はそこまで多くないので複雑さは感じません。

非同期でも同期でも楽しめる対人要素も!


 バトルはNPC相手のもの以外にも、対人戦も存在。

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 対人戦でも同期型の“ランク戦”、非同期型の“戦略戦”があり、それぞれでランキングを競うことができます。また“フリー対戦”も可能なので、そこで戦略を試すことも可能。

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 サービス開始前ではありますが、今回のレビューでも何回か“ランク戦”でマッチングしました!

 対人戦では、自分が使ったことのないキャラクターの強さを実際に確認できるのが有用ですね。通常のクエストとはまた違った駆け引きが楽しめそうで、さまざまなキャラクターを試してみたくなります。

救援の旅:キャラクターを育成しながら試練に挑むゲームモード!【スターセイヴァーレビュー】


 “救援の旅”は、キャラクターを育成しながら試練に挑むゲームモード。プレイすると、そのキャラクター用の装備ともいえる“ステラーアーカイブ”が入手できます。

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 “ステラーアーカイブ”は“救援の旅”の成績に応じて能力が上がっていくので、何回も繰り返して理想の能力を目指す楽しさが味わえます。

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 特定の能力を選んで“トレーニング”したり、スタミナが減ってきたら休んだり、状況に合わせた選択が重要に! アイテム入手やイベント発生などにランダム要素もあり、ローグライトとして変化があるので飽きのこない作りになっています。

 しかも上記の画像のように、訪れた場所に合わせてトレーニングウェアが変わるなど、演出面にもこだわりが!

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 1回目のプレイは30分前後かかりましたが、一度見たイベントのスキップ機能もあるので繰り返すにしたがってプレイ時間は短縮できると思います。ボリューム感がすさまじく、このモードがメインコンテンツといっても過言ではないかもしれません。

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 難易度はイージーであればそれほど高くなく、初見でも最後の試練まで突破できました。ただし挑んだのはSSRキャラクターだったので、キャラクターによって難易度が変わる可能性はあります。

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 キャラクターごとの固有ストーリーが楽しめて、キャラクターへの理解度を深められるのもうれしいポイント。新キャラクターを入手したくなる理由のひとつになりますね。

 ちなみにここでしか見られないイラストを含むイベントシーンもあります。一度見たシーンはあとからアーカイブで確認可能です。

育成:キャラクターを限界まで凸るとロビーで専用背景が入手できる!【スターセイヴァーレビュー】


 育成システム自体はソシャゲとしてスタンダードな作り。レベル、スキル強化などお馴染みの要素で、チュートリアルなしでも問題なく理解できます。

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 育成用のクエストもあり、そこでスタミナアイテムを消費します。“救援の旅”とは別のアイテムを消費するので、スタミナ切れで何もできない! という状況にはなかなかならなそうですね。

 日課として育成用のクエストをこなしつつ、気合を入れてプレイしたいときはメインクエストや“救援の旅”を進めていく、という感じになりそうです。

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 また、時間経過で育成アイテムなどがもらえる“NOA支援金”も。放置するだけでもある程度の育成アイテムを入手できます。ただし、無制限に蓄積されるわけではないので、こまめに回収しておくのが推奨です。

 なお“NOA支援金”は、クエスト進行で特定のアイテムを入手することで報酬を上げることができます。

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 キャラクターを複数人入手すると限界突破(守備星刻印)で能力の強化が可能。いわゆる凸要素で、各種スキルの基本効果の強化につながります。最初は力不足でも、凸で化けるキャラもいるかもしれません。

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 また3凸すると、ロビーでキャラクター専用の背景を使用可能に。SRキャラクターは無課金でも簡単に限凸できそうですが、SSRキャラクターのロビー画像を入手するのはなかなかハードルが高いかもしれません。

ストーリー:まさかの“ループもの”? 序盤からクライマックスな物語は先が超気になる【スターセイヴァーレビュー】


 広大なスケール感のあるストーリーも本作の魅力のひとつ。しかもメインストーリーはフルボイスとなっており、演出などもリッチです。

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 プロローグでは、主人公と仲間たちが最終決戦らしき戦いに挑むシーンからスタートします。序盤からクライマックス感がすごい! すでに関係性が構築された状態で物語がスタートするので再序盤は置いてけぼり感がありますが大丈夫です。それも物語上の仕掛けのひとつになっています!

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 詳細はネタバレになるので避けますが、序盤の戦いが終わると主人公が“救援者”として街を訪れるシーンが描かれます。てっきり最初にクライマックスを見せてから、導入を見せるパターンなのかと思いきや……どうも、そう単純な構造ではなさそうです。

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 というのも、一部のキャラクターが初対面なのに初対面じゃないようなリアクションをしたり、今起こることをすでに知っていたりするような描写が多数あるんですよね。

 メインストーリーと“救援の旅”では違う出会いが描かれていて、主人公がフードを被っているパターンと被っていないパターンがあったりするのも気になります。

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 素直に考えるといわゆる“ループもの”っぽいのですが……流石に真相が分かるのはまだまだ先になりそうですね。非常に先が気になるシナリオになっているので、ネタバレが気になる人は早めにメインストーリーをプレイしたほうがいいかもしれません。

キャラクター&ガチャ:アセラのメインヒロインとしての存在感がすごい!【スターセイヴァーレビュー】


 キャラクターのなかでは、ストーリーの最初期からいる“アセラ”のメインヒロイン感がすごい。主人公が登場しない場面では彼女の視点から物語が描かれていることもあり、むしろもう一人の主人公という印象さえ受けます。

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 素直で活動的な性格だけど、どこか抜けているところもあるというのが、今時見ないくらいの正統派ヒロインで逆に新鮮さを感じます。何かまずいことがあったときのすっとぼけ顔も可愛くて、表情豊かで見ていて飽きないです。

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 また“アセラ”は(おそらく)チュートリアルガチャで確定で引ける貴重なSSRキャラクターなので、無課金or微課金の場合は序盤でお世話になることでしょう。

 性能的にも全体攻撃が可能で、かなり使いやすい! ガチャ運にもよりますが、SSRが彼女しかいなかった場合は優先的に育てるとオートバトルがラクになるかも?

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 観測(ガチャ)は比較的オーソドックスなもので、全体のSSR排出率が2.5%、ピックアップキャラクターの排出率が0.1%と確率も標準的だと思われます。

 ただし限定ガチャであっても引くごとに専用アイテムが蓄積され、それが一定数になるとピックアップキャラクターと交換できるようになっているので、時間さえかければ確実にSSRキャラクターを入手できるのがうれしいです。

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 パーティには基本的に前衛と後衛で2人ずつ編成できるので、近距離キャラ2名、遠距離キャラ2名といったバランスが無難そう。その点で、火力に貢献できる遠距離アタッカーは貴重そうですね。

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 性能を抜きにして考えても、とにかくキャラクターの3Dグラフィック表現のレベルが高いので、いろいろなキャラクターを加入させたくなります。

 現状では仲間として登場しないキャラクターにも魅力的なキャラクターが多数いたので、今後の展開が楽しみですね。

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 それとキャラクターの3D表現でいえば、幼女キャラクターの表情や動きにも並々ならぬ情熱を感じます。画面を移動させると可愛い動きが見れたりするので、いろいろ試してみるのもオススメ!

 また、声優の豪華さも見どころのひとつ。序盤で登場するメインキャラクターたちの特徴と担当する声優について簡単に紹介していきます。

アセラ

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CV:高森奈津美

 星の救援者に憧れて、彼のような救援者になるために『救援の旅』に参加した貴族のお嬢様。

 悩むよりは、まず行動で起こしてみる推進力が強みであり弱み。

ルナ

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CV:湊みや

 夢の大魔女マギの一番弟子であり、彼女の『月の杖』を受け継いだ自称ラビスター最高の予言者。

 その日できたお金は、その日カジノで全部使ってしまうだらしない暮らしをしている。

スマイル

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CV:田向結月

 自ら人間ではなく、高度な科学技術によって作られた存在だと主張する科学信奉者。

 生まれてこの方、一度も笑ったことがないため、笑える研究のために団長を実験体にしている。

リサ

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CV:千本木彩花

 ボイジャー救援団を担当している3級観測士。

 華やかなキャリアを積んで、憧れのセレブ生活を願う野心家だが、観測士になったばかりの新人としては、遠い目標のようだ。

まとめ:王道を求めるプレイヤーにオススメできる超正統派RPG!【スターセイヴァーレビュー】

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 上記はチュートリアル終了後に流れるオープニングムービーの一部。メインキャラクターはもちろん、さまざまなコミュニティのキャラクターたちが生き生きと動いていて圧巻です。

 とにかくグラフィックやストーリーがハイレベルにまとまっており、各種バトルシステムも遊びやすさを重視した作りとなっている『スターセイヴァー』。正統派RPGを求める人であれば必ず刺さる要素がまとめられているので、ぜひ一度プレイを試してみてください。

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