2025年11月15日、OneSmallStepは福岡県の西林寺にて、ホラーゲーム試遊展示会“HORROR GAME SHOW Vol.1”を開催しました。
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インディー作品からVRタイトルまで、開発規模や対応ハードを問わず9作品が出展。夕方過ぎの本堂の中で、各ブースが所狭しと並び、さまざまな種類の恐怖を来場者に提供していました。
さらに特別体験ゾーンと題されたエリアでは、KONAMIによる『SILENT HILL f』の試遊が。リリース済みの作品ながら、夜のお寺で遊べるという類まれなイベント性もあってか、多くの来場者がプレイしていました。
また、イベント主宰と西林寺の住職によるトークセッションや、ゲーム開発者のスタッフトークが本堂で実施。本稿では、現地写真を中心に会場の模様をお届けします。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
索引
閉じる本イベント用に装飾された西林寺の山門は、荘厳さとカルチャーの香りが同居した独特な雰囲気を放っていました。
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山門から奥に入ると、随所がライトアップされた華やかな雰囲気の境内が。沖縄そばのキッチンカーや、コーヒーショップの出店もあり、秋の夜長で冷えた来場者の体を温めていました。
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今回、ブース出展の場となったのは、西林寺の本堂内部。由緒正しい寺院ながら、ホラーゲームの出展が集う場を提供していました。
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そんな堂内の一画からは、絶えず来場者の叫び声が……。絶叫の原因は、2作品出展されていたVRホラーゲーム。
煌びやかな本堂の装飾を突き破るかのような叫び声が次々と上がり、本イベント以外ではおよそ体験できない特殊な空間が形成されていました。
煌びやかな本堂の装飾を突き破るかのような叫び声が次々と上がり、本イベント以外ではおよそ体験できない特殊な空間が形成されていました。
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『■■ノニラヤ』
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『■■ノニラヤ』は、2025年11月28日に発売予定のTPS和風ホラーアドベンチャー。
小さな子どもが異形の存在に襲われないように操作し、異界からの脱出を目指す作品です。
主人公は非常に幼く、戦う術は皆無。敵に見付からないように逃げる極限の恐怖が待ち受けています。
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『かくれ鬼』
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『かくれ鬼』は、近日リリース予定の非対称型の対戦ホラーゲーム。
プレイヤーは隠れる側と鬼に分かれ、1ラウンド3分の“かくれ鬼”を行います。
マップなどのUI上で可視化された情報はほとんどなく、リアルな気配の読み合いで鬼から逃げのびることを目指します。
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『かくれ鬼』ブースでは、同社のゲーム開発Vtuberユニットぴくせれ~ど!の面々が遠隔リアルタイムでマルチプレイをしてくれる試遊が実施。来場者もヘッドセットを使って交流を図りながら、活発に対戦を楽しんでいました。
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『一本道』
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『一本道』は、鋭意制作中の前に進むことしかできない独特なVRホラー作品。
いわゆるウォーキングシミュレーターに近い形式で、インディー作品ならではのアイデアとゲーム体験が追究されています。
VRホラーということで、試遊ブースの周囲も非常に賑やか。当日の会場で、もっとも多くの悲鳴を上げさせていた作品かもしれません。
『夕鬼』
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『夕鬼』は、2021年に発売されたFPSホラーアクション。
舞台は、学校校舎、古い日本家屋、薄暗い病院といったノスタルジーと不気味さが同居した夕暮れの世界。
本作では、敵から隠れる“かくれんぼ”の前半パート、敵から逃げ切る“鬼ごっこ”の後半パートで、作中の緩急が明確に分かれています。
ジリジリとした恐怖と瞬時に襲い来る恐怖、そのふたつを乗り越えなければ本作をクリアすることはできません。
『Kodoku:As the Moon Mourns』
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『Kodoku:As the Moon Mourns』は、近日リリース予定のFPSホラーアクション。
本作のストーリーは、主人公が壺の中の異界に迷い込み、頭が壺の人間から逃げながら、自身が手に持った壺の中に魂を集めていく、という独特なもの。
インディー作品ならではの感性が光る一品です。
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『60病』
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『60病』は、鋭意制作中のFPSホラーアドベンチャー。
死ぬまで、わずか60秒というルールのもと、プレイヤーは出口を探して歪んだ世界を繰り返し探索。いくつもの事実を次々と探し当て、脱出を目指します。
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『CultureHouse』
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『CultureHouse』は、鋭意制作中の育成アドベンチャー。
プレイヤーは、失踪した生化学者が暮らしていた住宅兼研究施設“CultureHouse”で7日間暮らし、“ジェニオ”と呼ばれる生命体を育てることになります。
その中で、“CultureHouse”と縁のある訪問客と会話をしたり、“ジェニオ”の育成を進めていくうち、穏やかだった日常が少しずつ奇妙なものに。
最終的にプレイヤーの死、あるいは世界の滅亡という破局が訪れます。
しかしその後、“CultureHouse”を訪れた初日から再び世界が始まり、プレイヤーが死ぬたびに異なる姿へと成長する“ジェニオ”を育てていく……というゲーム体験と連動した意欲的な物語が本作で待ち構えています。
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『Live Hard, Die Hard』
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『Live Hard, Die Hard』は、2025年11月20日にリリース予定の“バトル×医療”がテーマのリアルタイムストラテジー。
プレイヤーは、人類の滅亡を阻止するために、戦略と医療を駆使し、エイリアン撃退のために部隊を作り上げていきます。
編成した味方キャラクターは、自動で戦ってくれますが、退却、出撃、スキル発動、大砲による援護などは手動。プレイヤーの知識とテクニックが勝利に直結します。
さらに、戦闘中も表示される別画面で倒した敵を解剖すると“サイドエフェクト”という特殊効果をランダムで獲得。
“サイドエフェクト”の組み合わせによって、部隊は戦闘中に進化するため、本作では極限のリアルタイム性を味わえます。
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『MUSE / ミューズ』
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『MUSE / ミューズ』は、近日リリース予定のVRホラーゲーム。
レトロな木目調の家屋を舞台に、ほとんど情報もなくプレイヤーは彷徨うことに。
薄暗い家の中で懐中電灯を頼りに足を進め、語り手なき物語の中に没入していきます。
住職が宗教とゲームの観点からホラーの核心に迫る
トークセッションは、本イベント主宰の安武聡太氏、本イベント開催地である西林寺住職の安武義修氏ら両名による第1部。出展ゲーム開発者による第2部に分かれて実施されました。
第1部では“なぜ恐怖に惹かれるのか。宗教とゲームが語るホラーの意味”というテーマを語りつつ、お寺で本イベントを開催することになった経緯も明かされました。
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一方、第2部では出展ゲームの開発陣によって、ホラーゲーム制作における狙いや技術的な工夫など、恐怖表現にまつわる様々なトークが展開。
今後のホラーゲームへの期待や可能性についても言及し、暗がりに包まれた境内とは真逆の和気あいあいとした空気の中、トークセッションが締めくくられました。
今後のホラーゲームへの期待や可能性についても言及し、暗がりに包まれた境内とは真逆の和気あいあいとした空気の中、トークセッションが締めくくられました。
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意欲的なインディー作のみならず、『SILENT HILL f』のようなメジャータイトル出展もあった“HORROR GAME SHOW Vol.1”。次回はどのような布陣で開催されるのか、これからの動向も目が離せません。