電撃オンラインオリジナル企画として10月7日から10月26日にかけて実施した、“糸使い”キャラクターアンケートの回答結果をお届けします。
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アニメや漫画、小説などのバトル作品において、独特なテクニックとクールな魅力を放つ“糸使い”のキャラクターたち。
切断・拘束・縫合と、多彩な戦い方を見せる彼らについて、真っ先に思い浮かぶキャラクターを回答欄に入力していただく形でアンケートを行いました。
回答として寄せられた“糸使い”キャラクターは30名超え。「こんなにいたんだ……」という驚きもありつつ、回答が多かったものをコメントの一部とともに紹介し、ご回答いただいたキャラクター名を一挙にお届けします。
最も多く回答が寄せられたキャラクターは、『魔界都市ブルース』の秋せつら
最も多く回答されたのは菊地秀行先生による小説『魔界都市ブルース』の主人公“秋せつら”でした。全投票数のうち、約16%を集めました。
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本業はせんべい屋ながら、目に見えないほど極細のチタン製の糸である“妖糸”を操り、人を切断したり記憶を探ったりと万能の強さを誇る、糸使いの代名詞的な存在です。
現在の“糸使い”という概念が広まったのには、せつらの影響が大きいとされているだけあり、作品自体が映像化されていないにも関わらず1位となっているのがすごいところ。
「初めて見た糸使いキャラだから」という投票理由も多く、やはり“糸使い=秋せつら”という図式が深く刻まれていることが伺えます。
【回答者のコメント】
●二重人格の煎餅屋。 菊地秀行先生の産んだ名キャラクターです。(秋刀魚)
●最初に創作物で見た糸使いだから。 中の人格によって、一人称が変わるのも当時は印象的でした。 妖糸の元ネタは、山田風太郎作品からだそうですが…。(もるイオ)
●自分が記憶する中で糸使い=強キャラの元祖。(ちゃんぽん)
●山田風太郎の小説以来、飛び抜けたキャラクター。二重人格(後に三重人格)で、影すらも美しい超絶美形。作中でも最強キャラで、影響受けた作品も多い。(さとかな)
●秋せつらだから。(せつら)
●美貌の二重人格。乙女心に刺さりました。(ぴ)
●いや他にいないでしょ。(やよい)
●妖糸使いでは最強ではと本気で思ってる。(匿名)
若い頃の姿もカッコいい。最強の執事『HELLSING』ウォルター・C・ドルネーズが2位に
秋せつらに次ぐ回答数だったのは、全体の約10%を集めた『HELLSING』のウォルター・C・ドルネーズ。
先代からヘルシング家に仕える執事であり、現在でこそ落ち着いた紳士的な振る舞いをしますが、若い頃は粗暴で荒々しい性格で、“死神”の異名で恐れられました。
執事やメイドキャラ=作中最強クラスに強い……みたいなイメージを持たれている方って結構いるのではないかと思いますが、ウォルターからの影響というのが大きいと思われます。
『HELLSING』という作品自体の人気と、ウォルターのキャラクターとしてのインパクトもあってか、一番最初に思い浮かんだ、というコメントが多数。
また、敵に回った時の厄介さや、残した数々の名言が記憶に焼き付いている方も少なくないようです。
【回答者のコメント】
●イケオジとは、このキャラクターの事です。(マリ)
●1番最初に出てきたから。(れおなるど)
●糸使いでパッと思い出したのがウォルターさんだったから。(アリカ)
●元掃除屋だと言っていたシーンが印象的でした。特にとある敵と対峙した時に相手に向かって言い放ったセリフ(「神様にお祈りは?~」)が衝撃的過ぎて強く印象に残っています。外見はおじいちゃんですが、有能な執事であり戦闘においても未だに強いというのが強キャラ感あって好きです。(らぎ)
●糸かどうかと言われたら怪しいが(ワイヤー使い)、高火力・銃弾を弾く盾形成・死体(?)操作もお手のもの。間違いなく最強の一角だと思います。作品内での強さランキング? まぁ、はい 化け物が多すぎるので……。(sitone)
●敵側に回った時の若い姿がカッコいい。(和三盆)
●老練なカッコ良さがたまらない 。(earthes)
『HUNTER×HUNTER』のマチと『ONE PIECE』のドフラミンゴが同率3位に
続いて、『HUNTER×HUNTER』のマチ=コマチネと、『ONE PIECE』のドフラミンゴが約7%の同率で3位となりました。
攻撃系ではない“糸”の使い手『HUNTER×HUNTER』マチ=コマチネ
『HUNTER×HUNTER』のマチは幻影旅団の結成メンバーの一人。オーラを糸状に変化させる変化系の能力者で、敵を拘束したり切り裂いたりするだけでなく、切断された体を縫合する治療もこなす応用力の高さが特徴です。
“糸使い”というと、せつらやウォルターのように攻撃に糸を使うキャラを思い浮かべがちですが、糸を治療に使うマチはちょっと変わったタイプといえ、その点を印象に残った理由として挙げるコメントもありました。
【回答者のコメント】
●ジャンプっ子だったので一番記憶に残っている。(ろじ)
●念糸を使ってヒソカを縫っているシーンが印象的だった。(む)
●ワイヤー使いなら何人か思いつくけど、糸使いだと縫合のイメージで真っ先に思いついた為。(ゆんぴょー)
●糸を使うキャラで最初に思いついた。怒ると怖いけど基本的には優しくかわいいから。(まるでとうふ)
●初登場時に念能力でオーラを糸状にして、切断された腕を細胞レベルで縫合するというのが印象に残ってる。(ももてん)
国全体を糸で覆うスケールが衝撃の『ONE PIECE』ドンキホーテ・ドフラミンゴ
一方の『ONE PIECE』のドンキホーテ・ドフラミンゴは、元“王下七武海”の1人で、ドレスローザの国王だった人物。
身体から糸を生み出して操作できる、“イトイトの実”の能力者であり、雲に糸をかけて空を移動したり、他人を操ったり、国全体を“鳥カゴ”で囲ったり、自分の内臓を縫って応急処置したりと、その能力のスケールの大きさが衝撃を与えました。
能力の幅が非常に広かったことやスケールの大きさ、また“イトイトの実”というストレートなネーミングも“糸使い”として連想しやすい要因になっていたようです。
【回答者のコメント】
●イトイトの能力が印象的だったから(小牧兄)
●始まるんだよ、海賊の歴史上最大の……覇権争いが! フッフッフッ!!(kinta楼)
●イトイトの実という分かりやすいネーミング。(萎びたきゅうり)
●糸の操り方の可能性が今まで見たこと無かったから(あけびの天ぷら)
5位には『戯言シリーズ』の紫木一姫、『ブギーポップシリーズ』のブギーポップなど、4作品ものキャラクターが同率に
5位には、『戯言シリーズ』の紫木一姫、『ブギーポップシリーズ』のブギーポップ、『鬼滅の刃』の累、『BASTARD!!暗黒の破壊神』のマカパインの4人が並ぶ形に。
隠された設定が衝撃的だった『戯言シリーズ』紫木一姫
西尾維新先生の出世作ともいえる小説『戯言シリーズ』。
紫木一姫は、『クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子』で初登場となったキャラクターで、天真爛漫な性格に隠された衝撃的な設定や、シリーズ内でも最強クラスとされる戦闘力に言及するコメントが寄せられていました。
登場回数は決して多くないキャラではあるのですが、限られた期間の中でも鮮烈な印象を残していたことが伺えます。
【回答者のコメント】
●読んでいて色々と衝撃的でずっと忘れられないキャラクターだから。(EDO)
●“糸使い”の文字列を見て一番に思い浮かびました。作中で極めて重要な位置付けのキャラクターで、文庫本の表紙にも描かれています。愛らしい人柄とその戦闘力の高さが魅力で、大好きなキャラクターなので投票しました。(白夜)
●初めて出会った思い出深い糸使い。(リー)
●糸使いといえば!と真っ先に思い出したのがこのキャラクターでした。(いかさま堂)
●曲弦糸という言葉のゴロの良さとインパクト。(ひーこ)
世界が危機に瀕すると現れる『ブギーポップシリーズ』“ブギーポップ”
一方のブギーポップは、上遠野浩平先生の小説『ブギーポップシリーズ』を通して登場するメインキャラクター。世界が危機に陥ると、宮下藤花という少女に宿るもうひとつの人格で、様々な“世界の敵”と戦う存在です。
作品タイトルになっていますが、『ブギーポップシリーズ』は、エピソードごとに主人公が異なるのでブギーポップ自身が主人公というわけではなく、ブギーポップが登場すると話が一瞬で片付く、シリーズにおける“デウス・エクス・マキナ(物語を終わらせる舞台装置)”的な役割を担っています。
そのため、ブギーポップが登場するとバトルが一瞬で片付くことも多く、作中でも圧倒的な強さを誇ります。その圧倒的な強さが印象に残っている人が多いようです。
なお今回の投票は、上位に入ったキャラクターの男女比は概ね男性:7割前後、女性:3割前後くらいになることがほとんどだったのですが、ブギーポップは唯一男性票が100%となっていたのも特徴的でした。
【回答者のコメント】
●初めて目にした糸使いのキャラクターだったから。(くまやびん)
●糸を使うキャラでブギーポップが一番最初に頭に浮かんでくる。(カッツェ)
●電撃作品の糸使い(ワイヤーですが)といえばブギーポップの印象が強いです。(戯言好き~)
●読んだ当時のブギーポップの強さには衝撃を受けました。 闘えるとは思っていなかったので特に印象に残っているからです。(ジスルフィド)
●世界の危機に浮かび上がる死神“ブギーポップ”の華麗な糸捌きが好きです。(D)
“サイコロステーキ先輩”を生み出した『鬼滅の刃』累
『鬼滅の刃』の累は、鬼舞辻無惨の配下の精鋭“十二鬼月”の一人で、“下弦の伍”にあたる鬼です。
初めて炭治郎たちが戦うことになった現役の十二鬼月で、糸を使った血鬼術を操ります。アニメ1期でのラスボス的な立ち位置でもあり、圧倒的な強さで炭治郎たちを追い詰めました。
しかしある意味“糸使い”として有名にしているのは、その前の名もなき鬼殺隊隊員……通称“サイコロステーキ先輩”との戦い(といっていいレベルではなかったですが)の方かもしれません。
そのあまりの見事なフラグ構築とやられっぷりから、いろんな意味で愛され存在になっているキャラクターですが、累の血鬼術がもし糸じゃなかったら、間違いなく“サイコロステーキ先輩”という愛称(?)は生まれてないですからね。コメントでもやはり“サイコロステーキ先輩”に言及されていました。
【回答者のコメント】
●彼の血鬼術である鋼の硬さを誇る糸は初登場シーンで糸の上に立っている場面や鬼殺隊を切り刻んだ場面でとても印象に残りました ネタバレになりますが、自分から首を切って対策していたシーンが敵キャラとしての狡猾さを感じたので投票しました。(カッチー)
●サイコロステーキ先輩のインパクトが強すぎて忘れられません。(*Yuki*)
●パッと出てきたキャラクターだから。(みゆきーぬ)
●糸で戦う人は……これしかでなかった。戦い方もかっこいいし、強い。(そぼろ)
最初は残忍なキャラだったのが次第に……? 『BASTARD!!』マカパイン・トーニ・シュトラウス
マカパイン・トーニ・シュトラウスは、漫画『BASTARD!! 暗黒の破壊神』のカル=ス直属の十二魔戦将軍の一人。
特殊鋼でできた極細の“妖斬糸”という糸を使う妖縛士で、勝つためには手段を選ばない勝利至上主義者。“妖斬糸”は直接攻撃だけではなく、トラップのような用途でも用いられます。
クールで強キャラが多い“糸使い”キャラの中では、残忍でありながらもコミカルな立ち位置もこなせるのは珍しいです。
【回答者のコメント】
●こいつ以外思いつかないため。(フッフッフ)
●弱い!(モナ)
●単純に真っ先に浮かんだキャラだったので。 多分自分が最初に見た糸使いだからだと思う。(ひとのしん)
●一番最初に頭に浮かんだから。(芝目)
7位以降の順位には、あの超有名ヒーローもランクイン
7位以降には、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の空条徐倫、『アカメが斬る!』のラバック、スパイダーマンといった様々な作品がランクインしました。
知名度ならトップであろうスパイダーマンの順位が低めだったのが少し意外なところですが、やっぱり“糸使い”で多くの人が思い浮かべるのが、“極細のワイヤー状の糸を使って相手を切ったり拘束する”、いわゆるせつら的なスタイルをイメージするからなのかなと。同じ糸でも、スパイダーマンはちょっとスタイルが違いますからね。
1位:秋せつら(魔界都市ブルース)
2位:ウォルター(HELLSING)
3位:マチ(HUNTER×HUNTER)
3位:ドンキホーテ・ドフラミンゴ(ONE PIECE)
5位:ブギーポップ(ブギーポップシリーズ)
5位:紫木一姫(戯言シリーズ)
5位:累(鬼滅の刃)
5位:マカパイン・トーニ・シュトラウス(BASTARD!! 暗黒の破壊神)
9位:空条徐倫(ジョジョの奇妙な冒険)
10位:レガート・ブルーサマーズ(トライガン)
11位:スパイダーマン(スパイダーマン)
11位:夜桜凶一郎(夜桜さんちの大作戦)
11位:風鳥院花月(GetBackers -奪還屋-)
11位:ラバック(アカメが斬る!)
『崩壊:スターレイル』のカフカや、『サイバーパンク:エッジランナーズ』ルーシーなどの名前も
それ以外にも、古今の名作から最新のゲームまで、以下のようなキャラクターたちへの投票がありました。
いざ名前を見ると「確かに糸使いだ……」と納得できるキャラクターも多く、“糸使い”が広く定着していることが分かるアンケート結果にもなっていました。
しろがね(からくりサーカス)
イヴリン・シュヴァリエ(ゼンレスゾーンゼロ)
カフカ(崩壊:スターレイル)
クラピカ(HUNTER×HUNTER)
サリー(痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。)
ショコラ・ミス(爆れつハンター)
ティラ・ミス(爆れつハンター)
ジェノス=ハザード(BLACK CAT)
ジャーファル(マギ)
ジョン・スミス(陰の実力者になりたくて!)
ソウエイ(転生したらスライムだった件)
リゼルグ(シャーマンキング)
ルーシー(サイバーパンク:エッジランナーズ)
冷泉院桐香(抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?)
司馬懿(真・三國無双)
幼き糸使い(Shadowverse)
怒李庵海王(バキ)
河上万斉(銀魂)
結城奈緒(舞-HiME/舞-乙HiME)
蜘蛛子(蜘蛛ですが、なにか?)
逆髪の結羅(犬夜叉)
首無(ぬらりひょんの孫)
黒(DARKER THAN BLACK -黒の契約者-)