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【機動戦士ガンダム アーセナルベース】最強を決める全国大会決勝で珍しすぎる事態発生でどよめきが…!? “CHAMPIONSHIP:04”決勝トーナメントレポ&注目の試合を解説

文:電撃オンライン

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 バンダイカード事業部のアーケードカードゲーム『機動戦士ガンダム アーセナルベース』。その公式全国大会である“機動戦士ガンダム アーセナルベース CHAMPIONSHIP:04 -THE FOURTH CROWN-”決勝トーナメントが1月25日に行われました。本記事では、白熱した決勝トーナメントのレポートに加え、優勝者へのインタビューを掲載します。

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全国8か所で開催されたエリア予選を勝ち抜いた16名が決勝の地に集う!

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 本大会は、応募者の中から10月20日のFORSQUAD SEASON:04シーズン大会ランキング集計完了時点での最終プレイエリアを元に、応募者内の各エリア上位32名を選抜。その各エリアのトーナメントで勝ち抜いた上位2名、計16名が決勝トーナメントに進出。文字通りの精鋭たちが集結しました。

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 本大会のMCは、生田善子さん(オリジナルオペレーター/テゴナ・オサナメ役)、杉山里穂さん(オリジナルオペレーター/ウフリィ・アスキス役)、相坂優歌さん(オリジナルオペレーター/ガル・レヴ役)が担当。

 インフォメーションパートでは、スペシャルゲストに、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』でシュウジ・イトウを演じた土屋神葉さんが登場。2月下旬より開始される“WAVECHOES SEASON:01”など新情報を、出演者の方々と一緒に紹介していました。

 新シーズンの内容を含む、『アーセナルベース』の新情報については別の記事でまとめていますので、こちらをご確認ください。

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 本大会の実況は、ゲームキャスターの山内隼鷹さん。試合中のMCは声優の朝霧友陽さん(一般兵役)と大河元気さんが担当していました。こちらの大会の様子は、YouTube“ガンダムチャンネル”でアーカイブ視聴できます。

決勝トーナメント出場選手

  • 北海道/東北エリア代表 1位通過 クリスタルくまちゃん選手
  • 北海道/東北エリア代表 2位通過 マサキ選手
  • 関東エリア1代表 1位通過 ささみ選手
  • 関東エリア1代表 2位通過 ちゃそりん選手
  • 関東エリア2代表 1位通過 りょび/OCC選手
  • 関東エリア2代表 2位通過 きた選手
  • 北陸/甲信越エリア代表 1位通過 しのもと選手
  • 北陸/甲信越エリア代表 2位通過 すとーん選手
  • 東海エリア代表 1位通過 DISK ON選手
  • 東海エリア代表 2位通過 キャベツ選手
  • 近畿エリア代表 1位通過 残念/HRZ選手
  • 近畿エリア代表 2位通過 リヲン選手
  • 中国/四国エリア 1位通過 ヤマトマル選手
  • 中国/四国エリア 2位通過 まこりん選手
  • 九州/沖縄エリア 1位通過 しおみそ選手
  • 九州/沖縄エリア 2位通過 たいゆー選手

4代目チャンピオンは誰の手に!? 『アーセナルベース』決勝トーナメントレポート

 本大会のルールとして、各フェーズ(試合)ごとにステージが設定されており、1回戦はランダム、準々決勝は宇宙、準決勝は地上、そして決勝は再び宇宙が舞台です。

 各選手は、そのフェーズに合わせたデッキを登録。ステージ適性はもちろんながら、「他の選手がどういったデッキを使用してくるか」といったメタ読みを含め、相手を出し抜くためのユニット編成、デッキ、作戦カードの選択が大きな注目ポイントとなりました。

 1回戦のステージはランダムで、“スクワッドラッシュ(SQ)”を採用した選手が14人、序盤に強い[AB]不思議な音を採用した“音デッキ”の選手が2人という内訳です。

 また、準々決勝以降もSQデッキと音デッキを交互に使い分ける選手が見られるなど、今回の全国大会では、この2タイプのデッキが環境を握っていた印象です。

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 目立ったカードとしては、ジオング【FQB05-001】を採用されている選手が多く、持ち前の火力で活躍したシーンが各試合で多く見られました。

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 SQデッキは、“2(殲滅)/2(制圧)/1(防衛)”の編成が多く、採用カードとしてはウイングガンダムゼロ(EW)【FQ05-013】を中心としたデッキが多い印象でした。

 以下では、準決勝までに行われた試合の中から1つと、決勝戦の試合をピックアップして紹介します。なお、YouTubeで公開されている動画より、ピックアップした試合の時間も記載しているので、ぜひチェックしてみてください。

1回戦 第5試合 ささみ選手 VS きた選手

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 ささみ選手は2(殲滅)/2(制圧)/1(防衛)のSQデッキ、対するきた選手は3(殲滅)/2(制圧)/0(防衛)の音デッキを使用。

 この対決は、SQデッキ側がいかに時間を稼いで“スクワッドラッシュ”の恩恵を得られるか、音デッキ側がいかに序盤の爆発力を生かして拠点や母艦を削り切れるかが勝負の分かれ目となります。

 また、開戦まで互いのデッキが不明なため、ユニットが出撃した瞬間にどう対応するかも大きな見どころです。

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 序盤、きた選手は作戦カード“宇宙って、自由ですか?”を発動。コスト+10とSPゲージ2メモリ回復の恩恵を受け、右レーンに殲滅2機と制圧1機を出撃させ、左レーンに殲滅1機を展開。

 ささみ選手の行動に対して、きた選手は開幕から2枚目の作戦カード“サイコ・フィールドの重圧”を発動させ、ささみ選手側のユニットの攻撃力を大幅に下げて、戦闘を優位に進める作戦にでました。

 対するささみ選手は、右レーンから制圧タイプのガンダム・ヴィダール【BP05-010】を出撃させて敵の殲滅タイプ2機を釣ります。ヴィダールが拠点に到達した瞬間に陣略[妨害/機動]を発動し、範囲内の敵ユニットの機動力を下げて時間を稼ぐ作戦に出ました。

 足止めに成功しただけでなく、ささみ選手側のジオングが射程を生かして一方的にダメージを与え、敵のガンダム・バエル【UT06-032】の撃破に成功します。

 しかし、きた選手の猛攻は止まらず、残りタイム79秒でささみ選手側の両拠点を撃破。一時はユニットも壊滅状態となりますが、ささみ選手は作戦カード“強引な再出撃”で味方の修理時間を短縮し、反撃を狙います。

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 ささみ選手は再び陣略[妨害/機動]で敵ユニット3体を足止めしたところでスクワッドラッシュを発動し、ガンダム・キャリバーン(最終決戦時)【FQ04-021】のスクワッドSPを発動。全敵ユニットをスタンさせ、かつ被ダメージを上昇。ジオングの火力を叩き込んで3体撃破に成功しました。

 しかし、きた選手側も母艦付近に残っていたガンダム・バルバトス第4形態【FQ05-027】が猛威を振るい、防衛のキャリバーンを撃破。うまく時間を稼ぎつつ、母艦へのダメージも与えられました。

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 きた選手側は残りタイム14で両拠点を撃破されてしまうものの、母艦に迫るささみ選手側のユニットを制圧の2機で釣り、タイムアップを狙います。

 残りタイム3でささみ選手が制圧ユニットを撃破し、ついに母艦へ到達。最終的に34%対36%という超僅差まで詰め寄りましたが、ここでタイムアップ。激戦を制したきた選手、そして戦い抜いたささみ選手に対し、会場からは大きなどよめきと拍手が上がっていました。

決勝戦 りょび/OCC選手 対 きた選手

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 本大会の決勝戦に駒を進めたのは、同じ関東2エリアを勝ち抜いたりょび/OCC選手ときた選手です。

 試合前、りょび選手は「同じエリアの方と(決勝に)上がってこれたのが嬉しい。エリア大会では勝たせていただきましたが、練習では結構負けているので、全力で挑みたい」とコメント。

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 対するきた選手は「エリア予選ではボッコボコに負けているので、ボッコボコにしてやるしかないっすね!」と、リベンジへの強い意気込みを語っていました。

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 エリア予選の再戦ともなった両名のデッキ選択は、りょび/OCC選手が0(殲滅)/3(制圧)/2(防衛)のSQデッキ、対してきた選手が3(殲滅)/2(制圧)/0(防衛)という、対照的なコンセプトの激突となりました。

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 序盤、きた選手が左サイドに殲滅タイプのガンダム・バルバトス(第4形態)【FQ05-027】を出撃させたのに対し、りょび選手は隠密アビリティを持つ防衛タイプのガンダムデスサイズ【LX01-027】で応戦します。

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 続けてりょび選手が右レーンに制圧タイプのガンダム試作3号機【FQ01-001】を出撃させると、きた選手はジオングを出撃させて対応。りょび選手側は陣略[妨害/機動]を発動し、ジオングの足止めを含めた右レーンの封鎖で時間を稼ぐ構えを見せます。

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 残りタイム114でりょび選手側の右拠点が陥落すると、きた選手は最前線からガンダム・バエルを出撃。SP技“大号令”を絡めつつ、一気に母艦へ攻勢をかけます。

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 これに対し、りょび選手側はデスサイズでの防衛に加え、デスサイズ撤退後にはペーネロペー【PR-407】を投入。SP技で敵ユニット4体をスタンさせて足止めします。さらにペーネロペーの撃破後は、作戦カード“心強い整備アシスト”を使用して再度デスサイズを出撃させるローテーションを披露。猛攻を浴びながらも、母艦HPを残り15%で踏みとどまらせました。 

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 残りタイム65、満を持してスクワッドラッシュを発動したりょび選手が反撃に転じます。その勢いのまま両サイドの拠点を破壊し、ユニコーンガンダム(覚醒)【FQ03-003】とスタービルドストライクガンダム【FQ06-027】の両制圧タイプで母艦に迫ります。きた選手側も制圧タイプの“誘導”を使用してユニットを母艦から引き剥がそうと試みますが、この間にSP技を含む攻撃が母艦に数発ヒット。なんと、15%対15%の同率という驚きの展開に!

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 どちらか一撃を入れたほうが勝利という極限状態の中、きた選手側はジオングの火力を生かし、残りタイム14秒で敵ユニットの殲滅に成功。ここから逆転を狙いたいところでしたが、りょび選手は母艦に残っていたペーネロペーのSP技を発動。接近する敵ユニットをまとめてスタンさせ、決定打を許さず、そのままタイムアップという、珍しすぎる事態に!

 配信のチャット欄もすごかったですが、場内では参加選手やその付き添いの方からも「えっ、これドロー?」「ドローあるぞ!」といった声が上がり、騒然とした状況に。タイムアップでドローが決まった際には会場からはどよめきがあがる中、なんと再戦が決定しました!
 
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決勝戦 再戦 りょび/OCC選手 対 きた選手


 再戦時はデッキの変更こそ不可ですが、作戦カードの変更は認められています。互いの手の内を知ったうえで、作戦カードや戦術をどう変えてくるかが注目ポイントになりました。

 序盤、きた選手は右レーンにジオング、ガンダム・バルバトス、ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天を次々と出撃。りょび選手が左レーンに出撃させた制圧タイプのユニットをあえて無視し、右レーンの一気突破を狙う強気な攻めを見せます。

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 対してりょび選手は、ガンダムデスサイズを拠点後方寄りに出撃。ジオングの範囲攻撃に巻き込まれない位置取りを徹底し、拠点が落とされるタイミングを遅らせる立ち回りを見せました。

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 右レーンでの攻防はさらに激化。りょび選手が防衛タイプと制圧タイプのユニットを巧みにローテーションさせて時間を稼ごうとするのに対し、きた選手も制圧ユニットによる“誘導”を発動して徹底したケアを見せます。

 しかし、りょび選手は4ユニットが撃破されたタイミングで作戦カード“心強い整備アシスト”を発動。即座に再出撃させた制圧ユニットで、きた選手の殲滅タイプを釣ることに成功します。

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 きた選手の殲滅ユニットがマップ上部へ引き付けられた絶好のタイミングで、りょび選手は陣略[妨害/機動]を発動して敵の足を完全に止めました。このカウント145〜103におけるりょび選手の完璧なローテーションは、今大会屈指の見ごたえがあるシーンと言えるでしょう。

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 母艦へのダメージを3ゲージ分に抑え込むことに成功したりょび選手は、残り83カウントでスクワッドラッシュを発動し、一気にカウンターへ転じます。1戦目とは異なり、反撃のための時間を十分に残せているだけでなく、左レーンに展開していたスタービルドストライクガンダムがフリーの状態で敵陣へ。

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 スタービルドストライクガンダムは左拠点を破壊後、怒涛の勢いで敵母艦へと迫ります。きた選手もゴールドフレーム天を投入して即座に“誘導”を使用したものの、一瞬早くスタービルドストライクガンダムのSP技が戦艦に直撃。母艦へ709という決定的なダメージを与え、さらに追撃が刺さった瞬間、残りタイム64で母艦のHPは一気に0へ!

 鮮やかな逆転劇を見せたりょび選手が、“機動戦士ガンダム アーセナルベース CHAMPIONSHIP:04 -THE FOURTH CROWN-”の頂点に輝き、会場からはあふれんばかりの拍手が降り注いでいました。

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 決勝戦終了後、りょび/OCC選手は「むちゃくちゃ嬉しいです! 引き分けになった時は冷や冷やしたのですが、2回目は落ち着いてプレイできたのがよかったです」とコメント。準優勝のきた選手は「1戦目も2戦目も明確なミスはわかっているので、そこが悔いが残るかなと思います」と、それぞれの胸中を語ってくれました。

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 各プレイヤーに「本日のMVPカードを選ぶとしたら」と聞かれた際、きた選手は「ジオングと言いたいところですが、“誘導”が刺さった試合が多かったということで、アストレイ(ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天【PR-347】)ですね」とコメント。

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 りょび/OCG選手は、「自分もジオングと言いたいところですが、最後に勝利を飾ってくれたスタービルドストライクガンダム【FQ06-027】にしたいと思います」と、両名ともジオングと活躍した1機を挙げていました。

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 上位2名には、特別なトロフィーカード+アクリルケースとオリジナル称号プレートが贈られ、さらに優勝したりょび/OCC選手には称号ワード“GABC04”が贈られました。

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 また、もっとも熱いバトルを見せてくれた選手に贈るMVP賞も発表されました。全試合を拝見された朝霧さんが選出したのは、関東1エリア代表のささみ選手でした。

 朝霧さんからは「1回戦という1番緊張する試合での、返しの美しさが忘れられなくて選ばせていただきました」とコメント。ささみ選手からは「熱い試合を見せられたのと、戦ったきた選手の熱い試合も見られたので、どちらも嬉しく思います」と、1日通しての感想を述べられました。そして、MVP賞のささみ選手には、ゲーム内称号プレートが授与されました。

 本大会で優勝したりょび選手には、個別でインタビューを行わせていただきました。

『CHAMPIONSHIP:04-THE FOURTH CROWN-』優勝者“りょび/OCC”選手へのインタビュー

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――まずは優勝した今の気持ちをお聞かせください。

りょび/OCC選手
めちゃくちゃ嬉しいです! 過去2回、大舞台では1回戦負けという悔しい思いをしてきたので、こうして優勝という最高の結果を残せたことが、すごく嬉しいですね。

――この大会にかける思いが非常に強かったとお聞きしたのですが、実際に大会を終えた今の感想をお聞きしたいです。

りょび/OCC選手
自分の中では最後の大会だと思って挑んだのですが、その中でやれることをやりきって優勝できたので、今はもう「やったー!」という気持ちです。

――決勝戦では引き分けで再試合となりましたが、その時はどういった気持ちでいられましたか?

りょび/OCC選手
デッキの相性的にも「いける!」と思っていたのですが、相手のプレイがとても上手くて、捲りきれずに引き分けとなって「やっちまったなー!」という気持ちではありました。ただ、すぐに「次もう1回頑張ろう!」という気持ちに切り替えることができました。

――各試合のデッキ選択について、どういったことを意識していましたか?

りょび/OCC選手
1回戦と決勝、準々決勝と準決勝はそれぞれ同じデッキで挑みました。意識したのは「相手から読みにくいデッキ」を選ぶことで、「このデッキに対してこの作戦カードを選ばれたらきつい」という状況を避けるようにしました。 また、不利なデッキ相手の練習を積むことで苦手意識をなくし、自信を持ってプレイできたことも大きいです。実際に不利な相手と当たることもありましたが、そこもなんとか突破できたのだと思います。

――決勝のデッキを“0(殲滅)/3(制圧)/2(防衛)”の編成にした理由を教えてください。

りょび/OCC選手
決勝の相手となったきた選手が強いことはわかっていて、トーナメントを上がってくるだろうなという気持ちがあり、それに強く出られるようなデッキ選択を意識していました。

――最後に、今後の目標があれば教えてください。

りょび/OCC選手
今後、大会に出られるかはわかりませんが、機会があったら出たいですね。次はチーム戦だと思いますので、仲間と協力していい結果が残せたらいいなと思います。

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▲最後は出場選手やこの日の大会出演者たち全員で記念撮影。

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