三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は2004年にニンテンドーゲームキューブで発売された『ピクミン2』を語ります。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は2004年にニンテンドーゲームキューブで発売された『ピクミン2』を語ります。
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索引
閉じる『ピクミン』シリーズといえば、地面から引っこ抜いた不思議な生き物・ピクミンたちの力を借りて、惑星を探索するアクションゲームです。
CMソング『愛のうた』の歌詞があまりに有名になったこともあり、プレイヤー(オリマー)のために健気に尽くし、時には食べられ、時には電気に撃たれて昇天するという、儚くも残酷なシステムが脳裏に焼き付いている方も多いでしょう。
基本的には、プレイヤーは指揮官。自分では重い荷物も運べないし、原生生物を倒す力も弱い。だからこそ、ピクミンたちに的確な指示を出し、犠牲を最小限に抑えてお宝を回収する。それが『ピクミン2』の美しい遊び方です。
ですが、あまりにこのゲームをやり込みすぎると、あるいはピクミンへの愛情が深くなりすぎると、ある1つの極端な思考に到達することがあります。
“ピクミンを1匹たりとも危険な目に合わせたくない”“よし、危険な生物は全部、自分が殴って倒そう”
そう、今回語りたいのは、ピクミンを安全な拠点に待機させ、オリマー(とルーイ)のパンチのみで原生生物を絶滅させる、修羅の近接格闘アクションとしての『ピクミン2』の思い出です。
貧弱な猫パンチが「必殺のコンボ」に化ける瞬間
『ピクミン2』では、お宝を集めることで開発される”探検キット”という強化要素が、中年宇宙飛行士を最強のソルジャーへと変貌させるのです。
その最たるものが”ロケットパンチ”。
これを手に入れた瞬間、それまでペチペチと可愛い音を立てていたパンチが、強力なロケット噴射を伴う”3連コンボ”へと進化します。
1発、2発、そしてフィニッシュの3発目! この3発目がとにかくすごい。威力が高いのはもちろんですが、特筆すべきはその”攻撃判定”の広さと特殊仕様です。
ご存じない方もいるかもしれませんが、このロケットパンチの3発目、見た目以上に判定が縦方向に広く、空中にいる敵にもダメージを与えられるのです。
本来、空を飛んでいる敵や、打点が高い位置に弱点がある敵には、ピクミンを投げ上げたりして対処するのがセオリー。しかし、強化されたオリマーにかかれば、地対空パンチで撃墜可能。
タイミングよく3発目を繰り出すことで、少し浮いている不快な敵や、こちらのピクミンをさらいに来る虫たちを、自らの拳で叩き落とす。この時の「フン! ハッ! トォッ!」というオリマーの掛け声と、敵が倒れたエフェクトが重なった時の快感たるや……。
さらに”ダッシュブーツ”を入手していれば、移動速度も劇的に向上。敵の攻撃をサイドステップ(ただの走り)で華麗にかわし、隙を見て懐に飛び込み、ロケットパンチのコンボを叩き込む。
巨大生物の周りをグルグル回るシュールな光景
実際の攻略風景は、端から見るとかなりシュールです。ピクミンが1匹もいない画面で、自分より何十倍も巨大な”アカチャッピー”の周りを、小さなおじさんが高速でグルグル回りながら殴り続けるのですから。
しかし、これが意外と理にかなっています。ピクミンを連れていると、どうしても隊列の管理や、敵の捕食攻撃に気を配る必要があります。少しの操作ミスで、愛するピクミンたちがムシャムシャと食べられてしまう悲劇は誰もが経験済みでしょう。
ですが、オリマー単騎なら”自分が死ななければどうということはない”。敵のヘイトは全て自分に向きますが、当たり判定の小さいオリマーなら、敵の噛みつきや押しつぶしをギリギリで回避可能。
もちろん、オリマーのHPが尽きれば即ゲームオーバーという緊張感はありますが、ピクミンが死ぬ断末魔を聞かなくて済むのなら安いもの。
Switch版で鮮明になる”おっさんの闘志”
ピクミンたちに指示を出して効率よく進める面白さが表の顔だとしたら、装備を整えてプレイヤースキルでねじ伏せるこのスタイルは、まさに裏の顔。
当時の私は、効率を捨ててでも”自らの手で敵を倒す”という、狩りゲーにも似た手応えに酔いしれていました。
もし、「昔クリアしたけど、パンチなんてほとんど使わなかったな」という方がいれば、ぜひ現在発売中のNintendo Switch『ピクミン1+2』で、HD画質になったオリマーの勇姿を確認してみてください。