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序盤レビュー:『モンハンストーリーズ3』は“里孵し”で生態系を自由にいじれる自由度がハマる。骨太バランスと戦略的なバトルシステムで王道RPGファンにおすすめ!

文:Ak

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 3月13日にNintendo Switch 2/PS5/Xbox Series X|S/ PC(Steam)で発売予定の『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』の先行レビュー記事をお届けします。

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 発売1カ月前となるこの記事では、製品版を約20時間ほど遊んだうえでの序盤レビューをお届け。配信中の体験版よりは先の範囲まで進んでいますが、序盤以降のネタバレはないのでご安心ください。

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骨太なバランスで戦略的なバトルシステムが最大の魅力!【モンハンストーリーズ3レビュー】


 『モンスターハンターストーリーズ』シリーズは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターたちとともに冒険していくRPG。

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 その最新作である『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』も、基本的なシステム自体は従来シリーズと同様ですが、シリアス寄りで重厚になったストーリーや、より戦略性を増したバトルシステムが見どころです。

 『モンハン』のモンスターたちとライダー(本作におけるプレイヤーと仲間たち)が協力してモンスターとバトルをしていくことになります。

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 モンスター同士を戦わせるわけではなく、ライダーとともに戦うというのがポイント。主人公と同行する仲間が、ぞれぞれオトモンを1体ずつ引き連れて、2人+2体のパーティで連携しながらバトルしていきます。

 昨今の親切設計のRPGと比べると難易度はけっこう骨太で、爽快感よりはしっかりモンスターのギミックを理解することで強敵に打ち勝つ達成感を味わえるバランス。

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 というか、油断するとふつうに敗北します。とはいえ、敗北のデメリットは少し巻き戻される程度の軽微なものなので安心。トライ&エラーで戦術を変えると手強いモンスターにも打ち勝てるようになるので、工夫しがいがあります。

 ライダーとオトモンはライフポイントを共有しており、3回倒されるまではやられてもすぐにHPを回復して立ち上がります。仲間のコンビは倒されてもターン経過で復活しますが、主人公のコンビは倒されると敗北。

 “3乙でアウト”はじつに『モンハン』らしいですが、モンスターの攻撃もそれに合わせて強力なので、大技でパーティが一掃されることも多いです。カウンター系の技や回復がかなり重要になっている印象ですね。

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 『モンハン』らしい部位破壊、ひるませorダウンといった要素もあり、とくにモンスターの弱点属性などは『モンハン』シリーズとほぼ共通なので、『モンハン』の知識も攻略に生かせます。ただし、モンスターの手強さのバランスは『モンハン』シリーズとは異なるので要注意ですね。

 一見すると覚える要素が多く見えますが、各要素はしっかり整理されていて、流れがハッキリしているうえに、プレイヤーキャラクター以外は基本的に自動で行動してくれるのですぐに慣れると思います。

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 パワー、スピード、テクニックの3すくみを計算して、うまく有利タイプの技を繰り出すことで一方的に攻撃できるのも従来シリーズと同様。

 モンスターによって繰り出す技のタイプに傾向があり、モンスターごとの特徴をよく覚えておくと一方的に攻撃できます。一見“じゃんけん”のような運任せに見えながら、相手の出す手を読む戦略性が生まれます。

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 バトルで出現するモンスターも自分でオトモンにしたモンスターも、覚える技の傾向は似ているので、実際にオトモンとして使ってみるのがモンスターの生態を覚えるのに手っ取り早いです。

 どうしても初見のモンスター相手には運要素も強くなりますが、モンスターの知識を蓄えることで有利に立ち回れるようになるのは、しっかり『モンハン』っぽいですね。

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 まあそれでも高レベルすぎるモンスター相手には、無属性の全体攻撃とかぶっ放されて全滅したりはしますが……フィールド上に出現するモンスターのレベルは、モンスターの上に表示されるマークである程度判別できるので安心です。

 自身のパーティと比べて、黄色いマークが少し手強く、赤いマークがかなり手強いという目安。基本的にはマークなしのモンスターに挑むのが推奨ではありますが、黄色いマークくらいのモンスターに挑むのがヒリヒリして楽しい!

 工夫すればなんとか討伐できるバランスで、レベルも効率的に上げられるので、自信があれば挑んでみるといいでしょう。ちなみに赤マークは……少なくとも序盤では無視が無難です。

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 また、モンスターによってはギミック重視のバトルになることも。ストーリーの節目などでも挑むことになる“浸獣”と呼ばれるモンスターがその最たる例となっています。

 “浸獣”は普通に討伐するのが難しいモンスターとなっており、“帰巣させること”がバトルの目的となります。特定の条件達成を目指すことになりますが、挑む前に周囲で手がかりを見つけるとヒントを得られます。

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 単に力押しではないギミックボスといった印象で、バトルのいいアクセントになっていますね。ものすごい力で圧倒されながらも、条件を満たして巣に帰せたときの安心感がすごい!

 ちなみに、“浸獣”は最初のバトルを終えると巣で普通に挑むことも可能になりますが、少なくとも序盤ではとても勝てる気はしなかったです……。そこはストーリーを進めて、キャラクター&モンスターをしっかり育成してからのお楽しみといったところですかね。

“里孵し”の自由度が高く時間を忘れてハマる! でも生態系は大丈夫?【モンハンストーリーズ3レビュー】


 モンスターの収集&育成要素に関しては従来シリーズから大きく再構成されており、お手軽さは増しつつできることが増えて奥深くなっている印象。

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 とくに“里孵し”は、自由度が高くやりがいがある新要素。これは、モンスターの巣で保護したタマゴを孵し、野(フィールド)に帰すことができるシステムです。そのため、フィールドの生態系を変えることができます。

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 各フィールドはいくつかのエリアに分かれており、エリアごとに“生態レベル”が存在。各エリアに“里孵し”すると、そのモンスターの“生態レベル”が上昇し、より強力なタマゴを入手できるようになります。

 元々そのフィールドにいたモンスターのほか、いなかったモンスターも“里孵し”できるのが新鮮! あらゆるオトモンを“里孵し”できるので、実質的に自分でフィールドをカスタイマイズしているような感覚が楽しめます。

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 一応名目上は環境を保護することになっていますが、なにせどんなオトモンでも“里孵し”できるので、「ここにこのモンスターがいても大丈夫?」とちょっと不安になりますね(笑)。

 自分好みの生態系を作り出せるうえに、“里孵し”したモンスターはその土地の属性を得たり、突然変異したりします。突然変異は●●●+モンスター名といった感じで、『モンスターハンタークロス』の二つ名持ちモンスターにあたるものや、一部亜種モンスターなどが該当。

 序盤では名称も『モンハンクロス』で登場したものと共通となっているので、『モンハンクロス』経験者はどんなモンスターが突然変異するのか察せるかもしれません。ちなみに、突然変異したモンスターももちろん“里孵し”が可能。本当にフィールドに放って大丈夫なのだろうか……(笑)。

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 自分で生態系を自由にいじれるようになったぶん、新しいフィールドに到達して新モンスターのタマゴを入手できたときのワクワク感がすごいです。

 まだまだ序盤ではありますが、ストーリーを進めてからも序盤のフィールドに戻ってくる理由があるので、ただストーリーを進める以上のボリューム感が味わえそうですね。

二国の対立を描くストーリーはシリアスで読み応えアリ!【モンハンストーリーズ3レビュー】


 “ストーリー”とタイトル名に入っているとおり、本作ではストーリー面も力が入っています。

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 前作までの『モンハンストーリーズ』は、キャラクターデザインの等身の低さもあって、やや低年齢層向け作品という印象を持っていたファンも多いかと思います。本作ではキャラクターデザインの刷新に加えて、ストーリーもかなりシリアス寄りに!

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 最序盤(体験版範囲)はまだまだチュートリアルといったところで、大きくストーリーは展開しませんが、そこを超えて国同士の政治的対立などがフィーチャーされてくると、ストーリーに厚みが増していきます。

 もちろん今回は序盤レビューなのでまだまだストーリーの核心に迫るような展開まではいかなかったですが、資源豊かな国・アズラルと、それを羨むビュリオンという二国の構図は、じつにリアリティがあってストーリーに没入できます。

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 ちなみに、主人公はアズラルの王子or姫(性別選択しだいで変化)なわけですが、ストーリーを少し進めるとビュリオンから姫であるエレーヌがやってきます。

 同じ境遇の姫同士というシチュエーションが好きだったので、筆者はそれもあって主人公は姫にしていましたね。

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 しかもこのエレーヌ、姫なのに料理好きで、拠点での料理は彼女の担当。料理を頼むと、かなり気合の入ったアニメーションが流れるので必見です。

 出来上がった料理のグラフィックもかなり力が入っていて、『モンスターハンターワイルズ』とはまた違った方向性でクオリティが高い! いろいろな料理を試したくなります。

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 またエレーヌはスキルでバトル中にも料理し始めます。本来狩猟中に肉を焼き始めるとか『モンハン』的にはバッドマナー中のバッドマナーですが……スキルでスタミナを回復してくれるので超助かる!

 エレーヌは性能的には料理で補助もできる大剣使いなので、比較的バランス型のキャラクターという印象です。

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 そのほかのレンジャー隊の仲間たちも、プロのライダー感があって頼りになります。

 サイドストーリーを進めると仲間ごとに性能を向上させることができるので、よくパーティ入りさせる仲間のサイドストーリーは優先的に進めるのがよさそうです。

 仲間ごとに武器は固定ですが、主人公は武器の使い分けが可能なので、そこでパーティバランスを調整可能。お気に入りの仲間を常に使い続けても大丈夫そうです。

登場モンスターが多彩で『モンハン』ファンなら先に進みたくなる!【モンハンストーリーズ3レビュー】


 まだまだ序盤ながら、多彩なモンスターに出会うことができたのも印象的。体験版範囲の時点ですでに多くの「ここでこのモンスターと会っていいの!?」的なモンスターは多かったですが、もちろん進めるほど多くの驚きが待っています。

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 一見するととても討伐できないようなモンスターもそこら中にいたり、特定の条件を満たさないと出現しないモンスターもいたりと、チャレンジ要素が盛りだくさん!

 「今はまだ勝てないけれど、ストーリーを進めたら覚えておけよ……」みたいな感情が育成のモチベーションにつながるので、どんどん育成していきたくなります。

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 ちなみに、モンスターの強さは必ずしも『モンハン』シリーズ準拠ではなく、意外と仲間にしたときの強さは横並び(序盤だからかもしれませんが)。序盤のモンスターも育成していくとしっかり強くなってくれるので、自分のお気に入りのモンスターを役立てやすくなっています。

 超強いモンスターをオトモンにして圧倒! みたいなことは少なくとも序盤ではできなさそうで、それよりは着実な育成で達成感を味わうのがメインになります。

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 最初のオトモンであり、ストーリー上で重要なモンスターであるレウス(特別なリオレウス)だけは固定ですが、それ以外は任意のモンスターを合計6体(レウス含む)連れていけます。

 バトル用以外に、フィールド移動の能力が高いモンスターを連れていくのが基本。「これだけいれば大丈夫!」というモンスターがいないので、プレイヤーごとにオトモンのチョイスには個性が出そうな感じです。

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 筆者は移動スピードが(おそらく)速くて崖登りが可能なガルクを連れていきつつ、水上移動用にラギアクルス、ほかはバトル向けのモンスターを連れていきました。とくに水上移動できるモンスターは1体はいないと自分で水場を泳ぐことになるので、必須レベルですね。

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 多彩なモンスターとの出会いと骨太なバトル、王道ファンタジーなストーリーが楽しめる『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』。前作までとの直接的なストーリーのつながりはないので、ナンバリングタイトルですが前作までをプレイしていなくてもまったく問題ありません。

 『モンハン』シリーズをプレイしていると、新しいモンスターが登場したときにテンションが上がりやすくなるとは思いますが、『モンハン』知識は必須ではないので、まっさらな状態で本作から始めても大丈夫です。

 王道RPGを腰を据えてプレイしたい人にオススメ。現在引継ぎも可能な体験版が配信中なので、気になる人はぜひダウンロードしてプレイしてみましょう!

シリーズの系譜を継ぐ特別番組『モンスターハンター ストーリーズ』の世界へようこそ(語り:花江夏樹)が配信中


 声優の花江夏樹さんがナレーションを担当している『モンスターハンター ストーリーズ』の系譜を継ぐ特別映像が、現在公開中です。3月13日に発売が控える『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』のプレイ前に、ぜひチェックしておきましょう!


 
『モンスターハンター ストーリーズ』の世界へようこそ。

 
モンスターと絆を結び、育て、共存する「ライダー」となり、『モンスターハンター』の世界を冒険するRPG。リオレウスと絆を結びしライダーの物語。運命の出会いと、絆の本当の意味を知る。

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