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今さら聞けないVTuber用語集"Live2D"。新しい技術の浸透はVの世界に何をもたらした?

文:電撃オンライン

公開日時:

 電撃VTuberの連載企画“VTuber用語集”。

 知っているようで知らない、聞き覚えはあるが、よくわかっていない。知ってはいるが、どうしてその言葉になっているのかはわからない。そんな言葉をコンパクトに掘り下げていこうと思います。

今回取り上げる用語は“Live2D”

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 今回“VTuber用語集”で取り上げるのは
“Live2D”(らいぶつーでぃー)です。

 これは株式会社Live2Dの作り出した静止画を“立体的に動かす”技術のことで、2010年に世に出ました。

 同社ではこれを“描かれた『絵』そのものを自在に動かす表現技術”と形容しています。

 Live2Dは、2011年に発売された『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル』(当時のバンダイナムコゲームズ)に採用されたことでとりわけ大きな注目を浴びました。

 3Dモデルほど高価ではなく、日本が得意とするイラストをアニメ調に動かす点に特長を持つこの技術は、ゲームなど多くの分野に拡散していきました。

 そしてトラッキング技術の進歩と合わさることで、リアルタイムに演者と同期する形での表現が可能になり、VTuberの世界にも広く採用されるようになりました。

 VTuberのメインストリームは黎明期においては3Dモデルを使ってスタジオで撮影する動画勢が中心でしたが、“にじさんじ”などの登場以降からLive2Dを採用した生配信を中心としたモノにシフトしていくことにも繋がっています。

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▲後のVTuberの生配信におけるスタンダードのいくつかはこの段階で早くも見て取れます

 2018年2月の
月ノ美兎委員長のYouTubeでの初雑談の様子をいま見ると、技術の進歩に驚かされますね。

 もちろん、洗濯機の上にPCを載せて配信していた(当時)という状態からの環境面での進歩も大きいのでしょうけれども。

特殊な用例・派生語など


 “Live2D”は現在社名になっていますが、もともとの社名はサイバーノイズ。ブレイクして会社のコアになった技術を社名に据えたという順番で、元々Live2Dとは技術そのものを指す名称でした。

 “Live2D Cubism”のように、“Live2D ◯◯”といった表記で、派生的な技術や応用されたものも表現されています。

 また2025年末から26年初頭にかけて、Live2Dの20周年を記念したテーマソング『Shape the Future』のミュージックビデオも公開されています。

 こちらは日本語版をにじさんじの町田ちまさんが、英語版をホロライブEnglishのネリッサ・レイヴンクロフトさんが熱唱。Live2Dの技術を日本と世界に拡散した二大VTuberグループの共演は、一つの象徴的なシーンとなりました。

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