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『ほの暮しの庭』先行プレイレビュー。農作に牧畜、狩り、釣り…田舎ライフのよくばりセットを満喫! 石切場にはダンジョンまで…?

文:信濃川あずき

公開日時:

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 日本一ソフトウェアから7月30日に発売される『ほの暮しの庭』のプレイインプレッションをお届けします。

 本作は、夜の街を徘徊するホラーゲーム『夜廻』シリーズを開発した“TEAM夜廻”が手がける、田舎の村を舞台にした生活シミュレーションゲームです。


 今回、発売に先駆けて本作をプレイする機会をいただきました。かわいいキャラクターを操作して、大自然に囲まれた村を舞台に農業やコミュニケーションを楽しむ……。すてきなほのぼの村ライフを満喫しましょう!

 えっ、『夜廻』のチーム? ホラー要素? はて、本作はほのぼのした村の生活シミュレーションゲームのはずですよ。では、彼ヶ津村でのにぎやかな“昼の暮らし”にたっぷりフォーカスしてお届けします!

森で出会った導きのニワトリ【ほの暮しの庭】


 物語は、小さな女の子が森の中をさまよっているところから始まります。

 キャラクターがとびきりかわいいので深刻さが伝わりにくいのですが、よくよく考えると、幼い子どもが山奥でひとりぼっち。これはなかなか大変な状況です……。


 心細い主人公を導いてくれたのは、なぜか一羽のニワトリ。とりあえずついていくと、ひとりの少女と出会います。彼女の名はコマコ。近くに村があるということで、迷子の主人公を連れていってくれることになりました。


 たどり着いたのは、彼ヶ津村(かがつむら)という小さな集落。ここで、村長のリンが主人公を迎えてくれます。それにしてもリンは、村長にしてはずいぶんと若いですね。そういえば、ほかの村人たちも若い人が多いような……? ちょっと不思議な村民構成に見えますね。


 リンが主人公に用意してくれたのは、荒れ果てた畑に隣接する、すきま風の吹くぼろ家。リンが突きつけた村に住む条件は、“本当の意味で彼ヶ津村の一員になること”。そして、荒れ放題の畑を整えて、村の役に立つ場所へと変えることでした。

 記憶も、帰る家もない主人公はこの条件を受け入れ、村のために働くことを決めます。

村に根づく“八つの掟”【ほの暮しの庭】


 彼ヶ津村で暮らすには、守らなければならないことがあります。それが、村に古くから伝わる“八つの掟”。主人公も村に住むにあたって、リンからその内容を言い渡されました。


 掟の内容は、次の8つです。

  • 午後11時以降は外出禁止
  • 村のために協力せよ
  • 見知らぬ者に近づくな
  • 他人の秘密を暴くな
  • 村を出てはならぬ
  • 山からの声に応えるな
  • 失った物を探すな
  • 願いには相応の代償が必要

 ……一部、不穏なものが含まれていますね。リンいわく、これらは村の豊かな暮らしを守るためのものだとか。日本一ソフトウェアの作品をよく知る方なら、この時点でニヤニヤが止まらなくなっちゃいますね。

 とはいえ、掟さえ守っていれば暮らしは平和そのもの……のはず。それでは村のために、せっせと働いていきましょう!

まずは荒れた畑の開拓から【ほの暮しの庭】


 主人公に託された畑は荒れ果てていますが、手を入れてみるとなかなかに広大。まずは整地から始めましょう。転がる石を割り、生えた木を倒し、雑草を抜いて、作物を植えられる状態にしていきます。


 作業をしているとスタミナが減っていくので、ときどき何かを食べて回復する必要があります。

 とはいえ、食べ物にはそうそう困りません。村のあちこちに、つくしやふきのとうといった食べられる野草が生えているのです。

 自由に採っていいとリンにも言われているので、遠慮なくモシャモシャいただきましょう。


 筆者は序盤、朝いちばんに村をひとめぐりして、見かけた村人に挨拶しつつ、野草や果物を拾い集めて食料を確保。それから畑仕事に取りかかる……というサイクルで過ごしていました。

 スタミナがないと作業ができないので、その管理は大事なポイント。食べ物もスタミナも尽きてしまったら、その日はおとなしく眠るのが吉です。

種をまいて、出荷でひと稼ぎ【ほの暮しの庭】


 畑が整ったら、いよいよ農作業です。本作で育てられる作物は、野菜に果物、花まで含めて種類がとても豊富。季節ごとに手に入る種が異なるので、その時々の旬の作物を育てていきましょう。


 土をクワで耕し、種をまき、水をあげる。基本の流れはこれだけですが、ここで便利なのが“注視”の機能。作物を調べると、あと何日で収穫できるのかを確認できます。

 畑はそれなりに広いとはいえ、使える土地には限りがあるので、収穫のタイミングを見ながら計画的に運用していきたいところです。


 収穫した作物は、出荷することでお金になります。さらに収穫を繰り返していると、主人公の技術力が上がってくるのか、作物の品質がアップすることも。

 品質の高い作物ほど高く売れるので、コツコツ続けるほどお財布があたたかくなっていく仕組みです。

動物に囲まれる、癒しの牧畜ライフ【ほの暮しの庭】


 暮らしの楽しみは、農作だけではありません。ニワトリや牛といった家畜を飼う、牧畜も大きな魅力のひとつです。


 動物たちは、作物以上に手をかけて育てていきます。毎日エサを与え、なでてあげて、愛情を注ぐ日々。家畜はみんなおりこうで、夜になると自分から小屋に帰っていきます。

 ただし、すべての動物が小屋に入ったら、扉を閉めてあげるのを忘れずに。とくに冬場は、温度の管理も大切になってきます。


 これだけ世話を焼いていると、もう愛おしくてたまらなくなってくるから不思議です。なでたときのリアクションもまたかわいいんです。

 家畜は卵や牛乳といった畜産物も恵んでくれるので、暮らしの面でも頼れる存在。かわいい動物たちに囲まれた毎日は、控えめに言って最高でした。

 えっ、このゲーム、癒ししかないのでは……?

ひと手間かける、加工の楽しさ【ほの暮しの庭】


 収穫した作物や畜産物は、そのまま出荷するだけでなく、加工することもできます。


 たとえば、サツマイモを醸造樽に入れれば芋焼酎に。桑の葉を養蚕箱に入れれば生糸にと、素材を原材料として別のものへと姿を変えます。

 加工したほうが出荷額も上がるので、ぜひ積極的に取り入れたいところ。素材を集めて加工機などの道具を手作りすれば、できることもどんどん広がっていきます。


 筆者のおすすめは、加工機を素材の近くに置くこと。桑畑のそばに養蚕箱を、芋畑のそばに醸造樽を……といった具合に配置すると、移動の手間がぐっと減ります。

 もしくは、加工機をひとつの場所にまとめておいて、その日の収穫が終わったら一気に加工してしまうのも手ですね。自分なりのやり方を見つけて、いろいろなものづくりに挑戦してみてください。

石切場に潜む、ほどよいスリル【ほの暮しの庭】


 村には石切場があり、ここで鉱石を掘ることができます。採掘した鉱石を使えば、金属製品を作ることも可能です。


 石切場の内部はダンジョン構造になっていて、下へ降りる穴を探しながら少しずつ進んでいきます。

 ただ、ダンジョンである以上、当然ながら危険もつきもの。筆者は初見のとき、ヒラヒラと舞う生き物を見て「わぁい、ちょうちょだ!」と無邪気に近づき、しっかりダメージを受けました。ええ、ここは危険な場所です。


 採掘にもスタミナを消費するので、食べ物を忘れずに持ち込んで慎重に進みましょう。採掘が楽しくなってきたところで、気づけば大ピンチ……なんてことにならないように(筆者は一敗)。

 ほのぼのとした暮らしの中に、ふいに現れるダンジョン探索。この、ほどよいヒリつき感が非常にちょうどいいと思いました。

気づけば日が暮れるほど釣りに夢中!【ほの暮しの庭】


 水辺での釣りも、暮らしを彩る楽しみのひとつ。村には複数の釣り場があり、釣り竿はいつでも自由に使えます。


 獲物がヒットすると始まるのが、リズムゲーム風のミニゲーム。これをうまくクリアすると、めでたく獲物をゲットできます。大物であればあるほど難易度が上がっていくので、思わず手に汗握ってしまうんですよね。


 釣り上げた魚は、作物などと同じように出荷が可能。腕を磨けば、釣りだけで生計を立てることもできてしまうかもしれません。つまり、釣りが気に入ったなら、ずーっと糸を垂らしていてもOKということ。のんびり水辺で過ごす時間も、この村ならではの贅沢です。

狩りで生計を立ててもヨシ【ほの暮しの庭】


 山に出没する動物を相手にする、狩りも楽しめます。ただし、動物ごとに狩猟免許が必要なので、最初は小さな動物から練習を重ねていきましょう。


 山の動物には、こちらに気づくと逃げ出すものだけでなく、向かってくるものもいます。罠を仕掛けたり、弓で狙ったりして仕留めるのですが、これがまた時間泥棒。筆者は、暗くなるまでキツネやウサギを追いかけ回してしまいました。ときにはイノシシやクマといった危険な獣が現れることもあり、スリルも満点です。


 ただし、楽しいからといって山の奥へ進みすぎるのは要注意。山奥には、危険な場所も潜んでいるようです……。深追いはほどほどに、自然の恵みをありがたくいただきましょう。

推しの村人と仲を深めよう!【ほの暮しの庭】


 彼ヶ津村には、老若男女さまざまな人々が暮らしています。まだ正式な村人ではない間は、村の人たちからよそよそしく接されていました。お話ししようよ、さみしいよ……と、ちょっぴり切ない序盤です。


 けれど、村の一員として認められると、みんな普通に会話をしてくれるようになります。お願いを聞いたり、プレゼントを贈ったりすることで、少しずつ距離が縮まっていきます。最初は家や私室に入れてもらえなくても、仲が深まれば招き入れてもらえることも。推しの村人を見つけて、積極的に話しかけてみましょう。


 村の掟を守り、行事に参加して、村のコミュニティにしっかり溶け込んでいく。これが“本当の村の一員”になるための道のりです。なにせ、ときどき山から不思議な気配が漂ってくるような村ですから、孤立しないことが大切なのです!

そして、夜がやってくる【ほの暮しの庭】


 ここまで紹介してきたように、『ほの暮しの庭』はやれることが盛りだくさんの、ほのぼの村ぐらしゲームです。村の掟さえ守っていれば、危ないことは起こりません。そう、掟さえ守っていれば……。


 さて、本作は行動するごとに時間が進み、日が暮れたらもちろん夜になります。そして夜が更けると、村ではちょっと不思議な出来事が起こるようです。八つの掟のひとつ、“午後11時以降は外出禁止”。もしこれを破ってしまったら、いったい何が待っているのでしょうか……。

 なお、ホラーが苦手な方もご安心を。ゲーム開始時に“あんしん暮しモード”を設定すれば、掟を破ることなく、安全に村での暮らしを楽しめます。本作の“夜の顔”をのぞいてみたい勇気のある方は、こちらの記事もあわせてどうぞ!

【関連記事】

あなただけのほのぼの村ライフを!【ほの暮しの庭】


 農作に牧畜、加工に採掘、釣りに狩り、そして村人との交流。『ほの暮しの庭』は、本当にいろいろな暮らし方が叶う、本格的な村ライフゲームです。

 農業王を目指すもよし、酪農王として動物に囲まれるもよし、コミュ力のバケモノとなって村中の人気者になるもよし。プレイヤーの数だけ、村での生き方があります。


 そんな日々をいつまでも続けていたくなる一方で、気になるのはやはり物語の行方。この村が抱えている秘密とは何なのか、そもそも記憶を失っている主人公は何者なのか……。

 暮らし方も、物語を進めるペースも、そして怖い体験をするかどうかも、すべて自分の好みで選べるのが本作の懐の深いところ。


 あなただけの彼ヶ津村ライフ、じっくり堪能してみてください。

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ほの暮しの庭

  • メーカー:日本一ソフトウェア
  • 対応機種:Switch2
  • ジャンル:シミュレーション
  • 発売日:2026年7月30日
  • 希望小売価格:8,200 円+税

ほの暮しの庭

  • メーカー:日本一ソフトウェア
  • 対応機種:PS5
  • ジャンル:シミュレーション
  • 発売日:2026年7月30日
  • 希望小売価格:8,200 円+税

ほの暮しの庭

  • メーカー:日本一ソフトウェア
  • 対応機種:Switch
  • ジャンル:シミュレーション
  • 発売日:2026年7月30日
  • 希望小売価格:7,200 円+税

ほの暮しの庭

  • メーカー:日本一ソフトウェア
  • 対応機種:Steam・PC
  • ジャンル:シミュレーション
  • 発売日:2026年7月30日
  • 希望小売価格:8,200 円+税

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