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【ブルリフ カルテット】『BLUE REFLECTION RAY/澪』レビュー。アニメで描かれた陽桜莉と瑠夏の切ないストーリーがゲームという媒体でよみがえる!

文:カワチ

公開日時:

 コーエーテクモゲームスより7月30日に発売される『BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ』より、『BLUE REFLECTION RAY/澪』のレビューをお届けします。


 傷ついた少女が人との交流を通じ絆を結び、魔法少女“リフレクター”の力で、世界に迫る脅威と立ち向かうヒロイックRPG『BLUE REFLECTION幻に舞う少女の剣』から始まる、少女たちの繊細な感情と絆を描くRPG『BLUE REFLECTION』シリーズ。

 家庭用ゲーム『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』、『BLUE REFLECTION TIE/帝』、TVアニメ『BLUE REFLECTION RAY/澪』、スマホアプリ『BLUE REFLECTION SUN/燦』が展開し、本作はその4作品を収録したゲームとなります。

 さまざまな便利機能が搭載され、当時よりも遊びやすく設計されていて、初めてプレイする方には世界観がわかりやすく、シリーズ経験者にはより一層『ブルリフ』への理解が深められるように生まれ変わっています。

 ここではTVアニメだった作品をゲーム向けに再構築した『BLUE REFLECTION RAY/澪』のレビューをライターのカワチがお届けします。

■収録作品レビュー記事一覧

テレビアニメのストーリーをゲームとして再構築


 『BLUE REFLECTION RAY/澪』は第1作『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』を原点としたメディアプロジェクトの1作品で、2021年4月~9月に放送されたテレビアニメ。困っている人がいれば放っておけない平原陽桜莉と、人と仲良くなろうとしても付き合い方がわからない不器用な羽成瑠夏の2人を中心にしたストーリーが展開しました。

 本作はアニメのストーリー最終版が再構築され、主要なキャラクターが3Dモデル化されています。プレイヤーは陽桜莉と瑠夏の2人を操り、コモンと呼ばれる集合的無意識により形成される世界を巡って、少女たちの想いに触れながら、最奥に待つ紫乃の元へと向かうことになります。

 舞台は『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』で消滅したと語られていた第15特異点の“月ノ宮”。コモンが閉ざされてしまい、多数のリフレクターが生まれる状況のなかで、新たな登場人物たちによる物語が描かれることになります。

 『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』と連なるストーリーとなっており、専門用語も多いので、まずは『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』をクリアしてから本作『BLUE REFLECTION RAY/澪』をプレイするのをオススメします。


 アニメの『BLUE REFLECTION RAY/澪』はアクションシーンも豊富なので機会があればサブスクなどで観て欲しいのですが、本作はゲーム向けに再構築されており、ほかの3タイトルと同じような形で物語体験をすることができます。


 『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』から続けて遊ぶことで1つの統一された世界で、より深く没入するのがメリットです。一方でアニメの最終盤のストーリーを再構築してまとめている形なので、しっかり物語を体験するならアニメを先に観ておいたほうがいいかもしれません。


 逆にアニメは観ていたけど昔のことなので、もう一度しっかりストーリーを思い出したいという人にはかなりオススメ。わかりやすくまとめてくれていますし、それほど時間をかけずにクリアできます。作品感のつながりをわかりやすく把握しておきたいのであれば、ゲーム版がオススメ。


 『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』から、この『BLUE REFLECTION RAY/澪』、そして集大成となる『BLUE REFLECTION TIE/帝』へとつながっていくストーリーを、流れるように体験することが可能です。

 アニメ版の監督は吉田りさこ氏で、人の繊細さ、心の交流といった情緒的な部分を丁寧に描いていたのが特徴でした。

 全24話で描かれた壮大なストーリーの後半をゲーム向きのシナリオとしてアレンジされており、サクサクと読み進めることができるようになっています。ほかの3作品と異なり、ゲームプレイとしては、バトルは存在せず、フィールドを探索してストーリーを追うことがメインです。


 陽桜莉と瑠夏を操作してフィールドを進んでいきますが、2人が手をつないでいるところがポイント。つねに2人の手が握られているわけではなく、フィールド画面で放っておくとどちらかでもなく自然に手をつなぐような仕掛けになっており、芸が細かいです。


 また、『BLUE REFLECTION RAY/澪』ではフィールドのさまざまな場所にある“記憶の欠片”を集めることでキャラクターの記憶を垣間見ることができます。

 ロープを綱渡りの要領で渡った先や崖を上がった先などに存在することもあり、それぞれ陽桜莉と瑠夏のモーションが用意されています。2人で協力して進むようなモーションもあるので、これらを見るのも楽しいです。


 とくに瑠夏は、新たにキャラクターの3Dモデルが制作されているので必見です。


 ストーリーや設定、キャラクターなどは物語を進めていくことで“REFERENCE”という項目に追加されていくので、いつでもチェックすることが可能。

 『BLUE REFLECTION』シリーズの各作品でのキャラクターの立ち位置なども理解しやすいので情報の整理にも役立ちます。ゲームとしてのコンプリート欲もそそられるので、すべての“記憶の欠片”をコンプリートしたくなります。


 陽桜莉と瑠夏がメインのキャラクターとして登場しますが、ユズ(司城夕月)とライム(司城来夢)の2人も登場。ライムは『BLUE REFLECTION SUN/燦』でも案内役を務めてくれていましたが、本作でも陽桜莉と瑠夏に何をすればいいのか導いてくれます。

 ユズもライムもどちらもかわいくて人気のキャラクターですし、筆者もお気に入りなのでメインとして登場してくれたのはうれしかったですね。


 ユズとライムは『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』から登場し、『BLUE REFLECTION SUN/燦』や『BLUE REFLECTION TIE/帝』でも活躍するので、その間となる本作にも出番があるおかげでより世界観のつながりを感じることができるようになっています。

 “記憶の欠片”で観ることができるストーリーはTVアニメ版のカットがふんだんに使われており、具体的にどういうシーンなのか視覚的にもわかりやすくなっています。


 また、キャラクターたちが思い出を振り返るような形でストーリーが解説されていくので、一緒にアニメの物語を振り返っているような気持ちになります。フルボイスであるところもポイントで、陽桜莉や瑠夏による感情あふれる語りはアニメを追っていた人はより必見です。


 ほかの3作品と異なり、『BLUE REFLECTION RAY/澪』はアニメで展開した作品であるため、チェックしていなかった人もいるかもしれませんが、この機会にぜひ世界に触れてみて欲しいです!

タイトル概要


タイトル名
BLUE REFLECTIONQ uartet: 少女たちのキセキ
(ブルーリフレクション カルテット ショウジョタチノキセキ)

対応機種
PlayStation 5、Nintendo Switch、Nintendo Switch2(ダウンロードのみ)、Steam

ジャンル
ヒロイックRPG

発売日
7月30日発売予定

価格
通常版:7,480円(税込)
プレミアムボックス:11,330円(税込)
スペシャルコレクションボックス:24,200円(税込)
ダウンロード版:7,480円(税込)

プレイ人数
1人

CERO
C

プレミアムボックス
①時系列を解説!「ヒストリカルチャート」付きキャラクタービジュアルブック
②描き下ろしイラストB3布ポスター
③先行配信衣装「制服(バディな世界Ver.)」ダウンロードシリアル
④『BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ』ゲームソフト
※プレミアムボックスの同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。
※先行配信衣装「制服( バディな世界Ver.) 」は、後日無料配信予定です。

スペシャルコレクションボックス
①描き下ろしイラストA1タペストリー
②日替わりヒロイン日めくり万年カレンダー
③インスタントフォト風カード18種セット
④繰り返し使える!クリアメモボード&マーカーセット
+プレミアムボックス同梱物
※スペシャルコレクションボックスはガストショップ/GAMECITY/Amazon.co.jp/ソフマップ/あみあみ限定販売です。
※スペシャルコレクションボックスの同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。

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担当者プロフィール

  • カワチ

    カワチ

    「スーパーファミコンのRPGやゼロ年代の美少女ゲームを愛するライター」 1981年生まれ。東京都出身。2000年よりゲーム雑誌のアルバイトを経て、フリーライターとしての活動を開始する。執筆実績は『レイジングループ完全読本』(ホビージャパン)や『CHAOS;CHILD 公式資料集 Here Without You』(KADOKAWA)など多数。 アドベンチャーゲームやRPGなどのジャンルを好み、オールタイムベストは『東京魔人學園剣風帖』。ほかに思い入れのあるゲームは『かまいたちの夜』『月姫』『CROSS†CHANNEL』など。ゲーム歴:37年。知識:スーパーファミコン時代のRPGやゼロ年代美少女ゲームへの造詣が深い。

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