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【ブルリフ カルテット】『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』レビュー。テクスチャの高解像度化でシリーズの原点が鮮やかによみがえる!

文:カワチ

公開日時:

 コーエーテクモゲームスより7月30日に発売された『BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ』より、『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』のレビューをお届けします。


 傷ついた少女が人との交流を通じ絆を結び、魔法少女“リフレクター”の力で、世界に迫る脅威と立ち向かうヒロイックRPG『BLUE REFLECTION幻に舞う少女の剣』から始まる、少女たちの繊細な感情と絆を描くRPG『BLUE REFLECTION』シリーズ。

 家庭用ゲーム『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』、『BLUE REFLECTION TIE/帝』、TVアニメ『BLUE REFLECTION RAY/澪』、スマホアプリ『BLUE REFLECTION SUN/燦』が展開し、本作はその4作品を収録したゲームとなります。

 さまざまな便利機能が搭載され、当時よりも遊びやすく設計されていて、初めてプレイする方には世界観がわかりやすく、シリーズ経験者にはより一層『ブルリフ』への理解が深められるように生まれ変わっています。

 ここではシリーズの第1作として2017年に発売され、本作でビジュアルが大幅に向上した『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』のレビューをライターのカワチがお届けします。

■収録作品レビュー記事一覧

オートセーブや戦闘の倍速機能などが追加


 『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』は『フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~』、『よるのないくに2 ~新月の花嫁~』に続く“ガスト美少女まつり”の第3弾タイトルとして発表されたタイトル。

 『ブルリフ』シリーズのはじまりとなるタイトルなので、本作からシリーズをはじめてプレイする人は、この『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』から遊ぶことをオススメします。


 ストーリーの舞台となるのは現代日本にある架空の高校・星ノ宮女子高等学校。

 若手ダンサーの登竜門である海外のバレエコンクールの本戦出場を決めるものの、足に怪我を負ったことにより棄権を余儀なくされ、その怪我の後遺症によってバレエを踊れなくなって以来、心を閉ざしてしまっている主人公の白井日菜子を中心に、少女たちの青春が描かれていきます。

 キャラクターデザインと監修は岸田メルさんで、シリーズ構成には時雨沢恵一さん、五十嵐雄策さん、夏海公司さんといった人気作家が参加しています。


 本作はテクスチャの高解像度化でより美しくなったグラフィックが特徴。キャラクターたちの繊細な表情や仕草のほか、美しい背景もよりリアルになり、没入感が増しています。

 もともとキャラクターたちが雨に濡れたときの表現など、フェティシズムにこだわりを感じる作品でしたが、そのクリエイターのこだわりがよりダイレクトに伝わるようになっています。本作をプレイして「当時からここまでこだわっていたのか」と改めて驚かされました。


 オリジナル版と同様にカメラを自由に動かせないのは少し不便ですが、一方でイベントなどのカメラワークにはとてもこだわりを感じます。お風呂に入るシーンの仕草なども細かく作り込まれており、とても驚かされます。


 ゲームは学園生活を過ごすアドベンチャーパートと、悩みや問題を抱えている生徒たちを助けるため、彼女たちの深層心理の世界“コモン”へ入って冒険して戦う戦闘パートが存在。


 コモンは異世界で不具合を起こしている想いの欠片“フラグメント”を探すことが目的。フラグメントを見つけると、悩みを持った生徒の本音がわかり、ふだん何気なく過ごしているように見える生徒たちが、じつは心の底で何を考えているのかが判明する仕組みになっています。

 少女たちの人に言えない葛藤や悩みは人ならば誰もが共感できるものが多く、しっかり感情移入できます。掘り下げも丁寧でどのキャラクターも好きになっていきます。


 入手したフラグメントは、スキルに装着することでバトル中にさまざまな効果を発揮。自分のバトルスタイルに合わせて、どのスキルに何の効果のフラグメントを装着するか吟味する楽しみがあります。

 また、フラグメントは、集めたアイテムを使うことで強化できます。強化に必要なアイテムは、フラグメントごとに異なるほか、強化後のフラグメントの効果は強化前とはまったく違うものになる場合もあります。


 ミッションや問題を解決したり、学園で仲間と過ごしたりして日々を過ごしていくと、現実世界にも異変が起こるように。

 謎の巨大生物“原種”が現れ、人間たちを襲うようになり、主人公たちが学校や生徒、人間たちを守るため、原種に立ち向かっていくことになります。序盤の展開でじっくりキャラクターたちの内面が描かれるだけに後半の展開がより盛り上がります。


 バトル部分はコマンドを選んで進めるターン制で、画面上部にあるバーが行動順を示しおり、アイコンが中央に来たキャラクターが行動する形。使用するスキルによって次の行動までの待機時間に違いがあり、威力の高い攻撃を行うと待機時間も長くなります。

 また、相手をノックバックさせて行動を遅らせるスキルもあるので、単純に強い技だけを使っていればいいというわけではなく、しっかり戦略性があります。


 画面左下にはエーテルゲージが表示されており、これを消費してさまざまな技を使用可能。ストーリーが進むとエーテルゲージを消費することで複数回攻撃を当てることができる“オーバードライブ”が使用可能に。オーバードライブで3回攻撃すると全員で一斉に攻撃を行う強力な技が発動します。


 本作は原作の持つゲームの魅力はそのままに、フィールド移動の高速化やオートセーブなど、さまざまなお役立ち機能を搭載しています。遊びやすくなっているのでぜひ遊んでみて欲しいです。

 また、本作には“REFERENCE”と呼ばれるデータベースも。出来事を時系列順に並べたフローチャートや、キャラクター相関図などを確認でき、より深く『ブルリフ』の世界に没入できるので活用しましょう!

タイトル概要


タイトル名
BLUE REFLECTIONQ uartet: 少女たちのキセキ
(ブルーリフレクション カルテット ショウジョタチノキセキ)

対応機種
PlayStation 5、Nintendo Switch、Nintendo Switch2(ダウンロードのみ)、Steam

ジャンル
ヒロイックRPG

発売日
7月30日発売予定

価格
通常版:7,480円(税込)
プレミアムボックス:11,330円(税込)
スペシャルコレクションボックス:24,200円(税込)
ダウンロード版:7,480円(税込)

プレイ人数
1人

CERO
C

プレミアムボックス
①時系列を解説!「ヒストリカルチャート」付きキャラクタービジュアルブック
②描き下ろしイラストB3布ポスター
③先行配信衣装「制服(バディな世界Ver.)」ダウンロードシリアル
④『BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ』ゲームソフト
※プレミアムボックスの同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。
※先行配信衣装「制服( バディな世界Ver.) 」は、後日無料配信予定です。

スペシャルコレクションボックス
①描き下ろしイラストA1タペストリー
②日替わりヒロイン日めくり万年カレンダー
③インスタントフォト風カード18種セット
④繰り返し使える!クリアメモボード&マーカーセット
+プレミアムボックス同梱物
※スペシャルコレクションボックスはガストショップ/GAMECITY/Amazon.co.jp/ソフマップ/あみあみ限定販売です。
※スペシャルコレクションボックスの同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。

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担当者プロフィール

  • カワチ

    カワチ

    「スーパーファミコンのRPGやゼロ年代の美少女ゲームを愛するライター」 1981年生まれ。東京都出身。2000年よりゲーム雑誌のアルバイトを経て、フリーライターとしての活動を開始する。執筆実績は『レイジングループ完全読本』(ホビージャパン)や『CHAOS;CHILD 公式資料集 Here Without You』(KADOKAWA)など多数。 アドベンチャーゲームやRPGなどのジャンルを好み、オールタイムベストは『東京魔人學園剣風帖』。ほかに思い入れのあるゲームは『かまいたちの夜』『月姫』『CROSS†CHANNEL』など。ゲーム歴:37年。知識:スーパーファミコン時代のRPGやゼロ年代美少女ゲームへの造詣が深い。

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