電撃オンライン

【ブルリフ カルテット】『BLUE REFLECTION SUN/燦』レビュー。スマホ/PCで展開した物語とバトルがしっかり家庭用ゲームにあわせた形に再構築されていてビックリ!

文:カワチ

公開日時:

 コーエーテクモゲームスが7月30日に発売される『BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ』より、『BLUE REFLECTION SUN/燦』のレビューをお届けします。


 傷ついた少女が人との交流を通じ絆を結び、魔法少女“リフレクター”の力で、世界に迫る脅威と立ち向かうヒロイックRPG『BLUE REFLECTION幻に舞う少女の剣』から始まる、少女たちの繊細な感情と絆を描くRPG『BLUE REFLECTION』シリーズ。

 家庭用ゲーム『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』、『BLUE REFLECTION TIE/帝』、TVアニメ『BLUE REFLECTION RAY/澪』、スマホアプリ『BLUE REFLECTION SUN/燦』が展開し、本作はその4作品を収録したゲームとなります。

 さまざまな便利機能が搭載され、当時よりも遊びやすく設計されていて、初めてプレイする方には世界観がわかりやすく、シリーズ経験者にはより一層『ブルリフ』への理解が深められるように生まれ変わっています。

 ここでは、もともとスマートフォン/PC向けゲームとして展開し、家庭用ゲームに再構築された『BLUE REFLECTION SUN/燦』のレビューをライターのカワチがお届けします。

■収録作品レビュー記事一覧

アプリとして配信されていた作品が生まれ変わる!


 『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』を原点とした、メディアミックスプロジェクトの1作品で、もともとは2023年2月に配信され、2024年5月にサービス終了したスマートフォン/PC向けゲーム『BLUE REFLECTION SUN/燦』。

 史上最弱の部隊へリーダーとして派遣された主人公が、舞台を率いて灰から生まれた怪物の“異灰”と戦い、時にメンバーが抱える問題と向き合いながら、灰による侵食にあらがうストーリーが描かれていきます。


 主人公が男性ということでほかの3作品と比べて作品の雰囲気は少し異なりますが、アツいストーリーが魅力でプレイしていくなかで没入していくこと間違いなし。

 退廃的な姿になっている世界で奮闘するキャラクターたちの姿は応援したくなりますし、女の子たちが逆境の中でがんばる姿は紛れもなく『BLUE REFLECTION』シリーズです。


 もともとが基本無料プレイの課金モデルのゲームだったことや、男性が登場することから敬遠して遊んでいなかった人は、ぜひこの機会に本作で収録されたものを遊んでみて欲しいですね。


 ストーリーの舞台は有害な“灰”によって変貌してしまった世界。その灰の力によってキャラクターたちが“イローデッド”に変異し、“異灰(テスタ)”という異形のものたちと戦うストーリーです。

 変身するイローデッドは、美少女変身モノのようなノリであるものの、取り込まれると自らも異灰になってしまうという重い設定があるところに注目です。


 物語がはじまる段階でヒロインたちはすでにイローデッドとして戦っていましたが、転校生である春日詩帆は、その事実を受け入れられずに逃亡。この詩帆がどのように変わっていき、どのように戦いに立ち向かっていくのかが序盤のストーリーの見どころ。


 また、史上最弱の部隊と呼ばれる部隊に配属された主人公が、3カ月以内に成果が出なければエリートと交代させると伝えられるなか、どのように危機を乗り越えていくのかも注目です。

 急に現れた主人公のことを認めなかったり、ヒロインたちが個性的すぎて最初は足並みが揃わなかったりするなか、ともに戦ったり交流を重ねたりすることで絆が深くなっていく王道ストーリーが展開。


 今回のストーリーはスマホアプリで展開したストーリーを再構築したものとなっており、話はスムーズに進行。物語の美味しいところを摘まんで楽しめるような形になっているなと感じました。


 キャラクターごとのシナリオについては、フィールドで該当キャラクターに話しかけるとエピソードが進んでいきます。もともとのスマホアプリ版は交流を深めていくことでストーリーが解禁されていくような形でしたが、今回はメインストーリーを進めていけば見ることができるようになっています。


 オリジナル版の『BLUE REFLECTION SUN/燦』で構想はあったものの実装されなかった要素も多く、ファンはうれしいはず。音声についても新規収録したパートが多数あるので必見。メインストーリーは主人公とヒロインの交流を描くことが中心ですが、キャラクターシナリオはヒロイン同士の交流が描かれるものも多く、バラエティ豊かです。

 メインストーリーはシリアスであるものの、キャラクターのエピソードは秘密にしていた趣味がバレてしまって慌てるものなど、意外な一面を見ることができるので、よりキャラクターたちのことが好きになるような作りになっています。


 戦闘に関しては、『BLUE REFLECTION TIE/帝』のシステムをベースにして、アプリ版にあった『BLUE REFLECTION SUN/燦』の雰囲気を再現しています。

 レベル自体はあるものの、戦闘が起きるタイミングやレベルが上がるタイミングなどは固定となっており“レベルを上げてキャラクターを強くする”というようなRPG要素はありません。RPGの雰囲気を楽しみながら『BLUE REFLECTION SUN/燦』のストーリーを追っていくというような形ですね。


 基本システムはアプリ版を踏襲したものとなっており、各キャラクターは時間経過でエーテルが溜まっていき、そのエーテルを使って行動することに。

 2つ溜まっていれば連続でスキルを使用することが可能です。味方が攻撃するとコンボがつながっていくほか、一定以上コンボをつなぐことで強力な必殺技であるエーテルタイドを放つことができます。


 スキルを発動するごとに各キャラクターのエーテル回復速度は上昇していくので、次々にスキルを発動することができ、爽快感のあるバトルが楽しめます。

 連続で攻撃すると敵がノックダウン。ノックダウンした敵はバリアを張りますが、このバリアを破壊することでブレイクが発生。ブレイクした敵は一定時間行動不能になり、与えるダメージが増加し、さらにエーテルが最大値まで回復します。


 そして、エーテル回復速度が一定以上になるとキャラクターの勢いを示す“ギア”が自動で上昇。ギアが「3」以上になるとキャラクターが変身します。この変身シーンはまるで美少女変身モノのようなノリで見ていて楽しく、テンションが上がります。


 もともとの『BLUE REFLECTION SUN/燦』にあった“フラグカード”などのシステムはなくなりましたが、キモとなる“ブレイク”を主軸としたバトルはそのままなので、当時アプリ版をプレイしたときの感覚が戻ってきて楽しかったです。当時プレイしたことがなかったという人はぜひ触れて欲しいです。


 アプリで展開した『BLUE REFLECTION SUN/燦』のストーリーを追体験できるだけでなく、バトル部分に関しても特徴的なシステムがしっかり反映されていて感動しました。当時アプリ版を遊んでいた人も遊んだことがない人もチェックしてみてください!

タイトル概要


タイトル名
BLUE REFLECTIONQ uartet: 少女たちのキセキ
(ブルーリフレクション カルテット ショウジョタチノキセキ)

対応機種
PlayStation 5、Nintendo Switch、Nintendo Switch2(ダウンロードのみ)、Steam

ジャンル
ヒロイックRPG

発売日
7月30日発売予定

価格
通常版:7,480円(税込)
プレミアムボックス:11,330円(税込)
スペシャルコレクションボックス:24,200円(税込)
ダウンロード版:7,480円(税込)

プレイ人数
1人

CERO
C

プレミアムボックス
①時系列を解説!「ヒストリカルチャート」付きキャラクタービジュアルブック
②描き下ろしイラストB3布ポスター
③先行配信衣装「制服(バディな世界Ver.)」ダウンロードシリアル
④『BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ』ゲームソフト
※プレミアムボックスの同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。
※先行配信衣装「制服( バディな世界Ver.) 」は、後日無料配信予定です。

スペシャルコレクションボックス
①描き下ろしイラストA1タペストリー
②日替わりヒロイン日めくり万年カレンダー
③インスタントフォト風カード18種セット
④繰り返し使える!クリアメモボード&マーカーセット
+プレミアムボックス同梱物
※スペシャルコレクションボックスはガストショップ/GAMECITY/Amazon.co.jp/ソフマップ/あみあみ限定販売です。
※スペシャルコレクションボックスの同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

担当者プロフィール

  • カワチ

    カワチ

    「スーパーファミコンのRPGやゼロ年代の美少女ゲームを愛するライター」 1981年生まれ。東京都出身。2000年よりゲーム雑誌のアルバイトを経て、フリーライターとしての活動を開始する。執筆実績は『レイジングループ完全読本』(ホビージャパン)や『CHAOS;CHILD 公式資料集 Here Without You』(KADOKAWA)など多数。 アドベンチャーゲームやRPGなどのジャンルを好み、オールタイムベストは『東京魔人學園剣風帖』。ほかに思い入れのあるゲームは『かまいたちの夜』『月姫』『CROSS†CHANNEL』など。ゲーム歴:37年。知識:スーパーファミコン時代のRPGやゼロ年代美少女ゲームへの造詣が深い。

    ...続きを読む

この記事を共有

公式SNS