『神箱』はバトルの作り込みもガチ！好きなタイミングで使える武器スキルで戦術を組み立てるのがやみつきに【先行プレイ日記第3回】

文：スズタク

公開日時：2024年07月11日(木) 12:00

最終更新：2024年07月11日(木) 13:33

　グラビティゲームアライズより8月29日（木）に日本先行で発売される、PS5/PS4/Nintendo Switch/Steam用ワールドクラフトRPG『神箱 - Mythology of Cube -』。その先行プレイ日記を掲載します。

　第3回は、本作のバトルシステムを紹介。仲間をサポートしながらスキルを駆使して戦う、本作独自の戦闘要素を見ていきます。

※プレイしたバージョンおよび記事内の画像は開発中のものとなります。

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『神箱』特集ページ

※本記事はグラビティゲームアライズの提供でお送りします。

仲間にマナを与えてスキルを放て！　バトルも作り込まれていて歯ごたえバツグン!!

　これまで探索やパズルなどの要素に触れてきましたが、『神箱』はバトルもしっかり作り込まれています。本作のバトルはシンボルエンカウントで始まり、ベースはターン制のコマンドバトル。ただし、修復者（プレイヤー）には戦う力がなく、攻撃は仲間が自動で行うという特徴があります。

　バトルは神匣装填→修復者行動→戦闘行動というフェイズ順で進行。それぞれのフェイズで何が起こるのか解説していきましょう。

　戦闘が始まるとまず神匣装填が行われ、土地からマナが少し補充されます。マナには地、水、火、風の4属性があり、修復者はマナの量を管理しながら戦うことになります。

　次に修復者行動のフェイズになり、キューブを選ぶことでその属性のマナを仲間に与えることが可能。マナを付与せず待機したり、戦闘離脱や道具使用を行ったりすることもできます。

　修復者の行動が終わると戦闘行動へ。このフェイズは仲間が自動で攻撃を行い、プレイヤーが何かすることは基本的にありません。敵が複数いる場合は、事前に攻撃対象を選んでおくことで仲間がそのターゲットを攻撃します。

　神匣装填→修復者行動→戦闘行動の一巡が終わると、そのターンは終了。次のターンは再び神匣装填から始まり、敵が全滅するまで同様の流れが続きます。

　攻撃自体は仲間が自動で繰り出すので、プレイヤーがすることは基本的にマナを与えるだけ。ここだけ聞くと単調なバトルに感じるかもしれませんが、仲間が使用できる“武器スキル”が本作の戦闘を奥深くしています。

　修復者行動でマナを与えて仲間のパワーがたまると、その仲間の武器スキルを発動可能。たとえば、アルクは初期装備が地属性の武器なので、地のマナを付与することで武器スキルを使えるようになります。

　武器スキルは戦闘行動フェイズで使用できますが、おもしろいのは好きなタイミングで即時発動できる点。行動順に関係なく、割り込むような形で使えるので、戦術性が一気に増します。

　攻撃系の武器スキルを一番手に使って敵の数を減らしたり、敵の大技を食らった直後に回復スキルでリカバリーしたりなど、戦略は自由自在。仲間はそれぞれ武器を2つまで装備でき、戦闘中に使用武器を切り替えられるので、一度の戦闘で扱えるスキルの数は豊富です。

　また、バトル中には攻撃力低下や防御力低下、暗闇に麻痺に睡眠などさまざまな効果も発生し、有利にも不利にもなります。コマンドバトルとして歯ごたえバツグンの内容に仕上がっており、RPG好きの血が騒ぎますね！

　バトルには、修復者の行動も含めた完全オート化や2倍速機能もあり、テンポよく進められるのも◎。欲を言えば、各フェイズの開始演出も短縮されるともっと遊びやすくなるな～と思っていたら、『神箱』公式X（Twitter）から下のような投稿が！

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??ユーザーアンケート
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バトル中の演出が長く感じるというご意見を多くいただいています。

バトル2倍速機能を使用してプレイ時間の長さを解消することができますが、… pic.twitter.com/5Qi2fzRX6m
— 【公式】神箱- Mythology of Cube - (KAMiBAKO) (@KAMiBAKO_mc) June 27, 2024

　もしかしたら、製品版は今よりもっと遊びやすくなっているかもしれません。ユーザーの反応を受けてこういうアンケートを実施してくれるのは、とてもありがたいですね。

クラフトによる装備作成もバトルを勝ち抜くコツ

　マナとスキルが大事な『神箱』のバトルですが、もう1つ覚えておきたいのがクラフトによる装備作成。本作のバトル難度は比較的高めなので、少しでも強い武器・防具をそろえることは戦いを勝ち抜くうえで重要です。

　最初に訪れる地域であるザンクトアリウムは、初期装備のままでも駆け抜けられるレベルでしたが、次に訪れるノーアトゥーンから一気に敵のレベルがアップ。ここからが『神箱』の本番と言わんばかりのバトルになり、スキルの駆使はもちろん、クラフトで装備を新調することも欠かせなくなる印象です。

　最低限、各仲間に2つの武器を装備させ、幅広い属性に対応できるようにしておくことがスタートラインかなと。あまりさっさと進んでも行き詰まりやすいので、ザンクトアリウムの時点で装備作成のイロハをつかんでおきたいところです。

　なお、バトルシステムについては今回挙げた内容以外にもまだ要素が……。この点は別の記事で触れようと思います。