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【VTuberインタビュー】“赤髪バンギャ”な折咲もしゅは楽しいことをみんなと共有したい。バンド、車(GTレース)、そして格闘ゲームとの出会いを語ってもらった

文:あみだ

公開日時:

 11月1日よりプロeスポーツチーム REJECT ストリーマー部門に加入した“赤髪バンギャVTuber”・折咲もしゅさんのインタビューをお届け。

[IMAGE]※本インタビューはREJECT加入前に実施しています。

 折咲もしゅさんは、“バーチャルライブハウスで一番かわいい赤髪バンギャVTuber”として活動するVTuberで、2022年10月15日より活動を行っています。

 インタビューでは、活動を始めたきっかけや、“バンギャ”である折咲もしゅさんとバンドの出会いや車、ジビエ料理との出会いから、最近ハマっている『ストリートファイター6』まで、たくさんのお話をうかがいました。ぜひ、最後までご覧ください。

折咲もしゅ“バーチャルライブハウスで一番可愛い赤髪バンギャVTuber”として活動。2024年11月1日より、プロeスポーツチーム REJECT ストリーマー部門に加入した。

なぜ、もしゅさんは赤髪“バンギャ”Vとなったのか。バンドとの出会いを語る

――まずは、自己紹介をお願いいたします。

2022年10月15日にデビュー、11月1日よりプロeスポーツチーム REJECT ストリーマー部門に加入となりました!“バーチャルライブハウスで1番カワイイ”赤髪バンギャ(※1)VTuber、RC所属 折咲もしゅと申します!

※1:バンギャ=バンドギャル。バンドのファンである女性を示す言葉だが、もしゅさんの場合はご自身も過去バンド活動をしている。
――普段は、どういった活動をメインに行われているんですか?

雑談を中心に、ゲーム配信や同時視聴、歌の配信をやっています。配信ジャンルは幅広く行っていますね。

――ありがとうございます。キャッチコピーが“バンギャ”と言うことですが、好きなバンドがいらっしゃるんですか?

アンティック-珈琲店-(通称:An Cafe アンカフェ)というヴィジュアルバンドがいるんですけど、偶然そのライブを見に行く機会がありそこからヴィジュアル系にハマりました。私のV系バンド好きの原点はAn Cafeですね。

――ハマったきっかけはなんだったんですか?

知り合いのライブを見に行った時に仲良くなったお客さんがAn Cafeのファンで、ライブに連れて行ってもらいました。そこで、新しい音楽文化に衝撃を受けたんですよね。

――ヴィジュアル系バンドのライブはなかなか特徴的ですよね。

元々はロックバンドが好きで、ヘドバン(※2)や振り付けをするバンドが好みというわけではなかったんです。そんな中で初めてみたヴィジュアル系バンドがAn Cafeだったんですが、そこからヴィジュアル系のおもしろさにハマっていった感じですね。

※2:ヘッドバンギングのこと。ライブで頭を上下に激しく降るノリ方のひとつ。とくにヴィジュアル系のオーディエンスは、さまざまなバリエーションを持っていることが多い。
みんなでカバンを端に寄せて踊り狂う感じがおもしろかったですし、お化粧をガッツリするようなバンドを見るのもはじめてだったので、こんなに綺麗で可愛い男の人たちがバンドをやっているということにも驚きました。An Cafeの場合は女形の人もいたのでより衝撃を受けましたね。

【#初見さん歓迎 #歌枠】元バンドマンが歌うRock多めな歌枠【 #もしゅの歌 #もっしゅライブ 】
――ヴィジュアル系バンドの女形さんは綺麗な方が多いですよね。

そうなんですよ(笑)。女の人より女性らしいなと思って見ています。

――もしゅさんの場合は、バンドファンでありつつ、ご自身もバンド活動をされていたとか?

元々、劇団に子役の頃から参加して、ミュージカルをやっていたんです。舞台を辞めてしばらくたったとき、たまたま友人のバンドでボーカルが音信不通になって、ピンチヒッターで歌ったことをきっかけに、2年くらいボーカルとして活動していました。バンドだとよくある話ですね(笑)。

好きな物は車と格ゲー、キライなものは昆虫類。格ゲーとの出会いは音楽家兼格ゲーマーのミートたけしさん

――続いて、もしゅさんのお好きなことなどについてお聞きしていきたいと思います。

昔から車関係が好きですね。モータースポーツ、特にスーパーGTの観戦が好きです。活動を始める前から大好きだったので、活動を始めてからもリスナーさんと一緒にレースの同時視聴をしています。

GTレースには300クラスと500クラスというのがあるのですが、私は300クラスのチームSUBARU(※3)を特に応援していますね。

※3:株式会社SUBARUによる自動車ブランド。当ブランドを愛する人のことをスバリストと呼ぶこともある。モータースポーツ関連の子会社・スバルテクニカルインターナショナル(STI)なども展開している。
――SUBARUファンなんですね。普段もSUBARUの車に乗られているんですか?

一度、選手がカスタマイズしたBRZ(※4)という車の見積もりには行ったのですが、カスマイズが入ると相当な金額になるので、予算に合わず断念しちゃました。

※4:SUBARUとトヨタ自動車によって共同開発されたスポーツカー。
――なかなか高い買い物ですから、気軽には買えませんよね。

でも、そうやってBRZが好きだと言っていたら、リスナーさんに車屋のオーナーさんがいらっしゃって、実際にBRZ を自身で購入して私の痛車を作ってくれたんですよ。レビューしたいと言ったら痛車の施工動画なや写真を沢山送ってきてくださるくらい優しいリスナーさんです(笑)。

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――専用の痛車まで作ってくれるとは、素敵なリスナーさんたちですね。

「どうせなら推しの好きな車で痛車を作りたいんだ!」とおっしゃっていました(笑)。自分は乗れないけど、リスナーさんが私を描いた好きな車に乗ってくれています。車の他に好きなことで言うと、最近ならゲーム、特に『ストリートファイター6』(スト6)に力を入れています。

――『スト6』は、どういったきっかけで始められたのですか?

ちょっと変わったきっかけですが、音楽家であり格闘ゲーマーのミートたけし(川村竜)さんと、YouTubeの音楽企画で知り合ったんです。企画に参加する前や後も配信をよく見に行っていたんですよ。当時は、おじリーグ(※5)に向けて『ストリートファイター5』を練習されていた時期で、そこで初めて格闘ゲームというものを本格的に見ました。

そのままの流れでおじリーグ本番も見たら、あの数十秒の勝負に一喜一憂するおじさまたちがものすごくおもしろくて。その話をミートさんにしたら「『スト6』が新しく出るからやったら? 俺が面倒見るよ。」と言っていただいて、そこから格闘ゲームを初めてプレイしました。

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▲格ゲーマーにはミートたけしさんとしておなじみ。川村竜さんとしては作編曲家、世界的ベーシストしても知られる。
※5:格闘ゲーム業界の“おじさん”プレイヤーを集めて1人の脱落者を決める熾烈なリーグ戦。一度脱落すると“出禁”となり、以降の大会へ出場できない厳しいルールとなっている。おじさんたちの“煽り愛”が魅力のコンテンツ。
――そんなきっかけがあったとは(笑)。確かになかなか変わったきっかけですね。

格ゲーのきっかけにミートさんの名前が出るのは珍しいと、本人にも言われました。ミートさんはその後、一緒に遊んではくれたんですけど全然教えてくれないし、煽ってくるし、「あのプレイヤーの方が強いからあの人に聞いてきなよ」って放任される感じでした(笑)。

――その後、ホロライブの獅白ぼたんさんが主催する獅白杯にも参加されていましたね。当選された時の心境はいかがでしたか?

いや〜、ドッキリなんじゃないかと思いましたね(笑)。当時、他に名前が上がっていた人は格ゲーをメインで配信しているような方ばかりで、私の知名度が1番低かったんじゃないですかね? 「大丈夫なのかな……」みたいな気持ちが強かった記憶です。

当時はYouTubeで配信をしていなかったので当たり前ですけど、コメント欄で私の名前は出ていなくて。そんな中選んでいただいて、盛り上げたいという気持ちはあったんですが、本当にいいのかな……という心配の方が大きかったですね。

――獅白杯は、本当にたくさんの有名配信者が多く集まっていましたね。

あんなに大きな大会になると思っていなくて、配信にちょっと映るくらいだと思っていました。特に連絡もなかったので、当日はてっきり落選したものだと思っていたら、ぼたんさんの配信で当選したことを知り、本当に信じられなかったです。ほっぺたを引っ叩いてみたら痛かったですね。

――いざ出場となり、練習も大変だったのではないですか?

そうですね。最初は出られさえすれば良いと思っていたところが、実際に出られることになり、私の中で出ることがゴールではなく勝つことがゴールになっていきました。私は他の方たちに比べて覚えも悪いですし、仕事もありましたから、時間のなさには苦しめられました。

加えて、ゲームもあまりやってこなかったものですから、そもそもボタンの位置すらわからない状態だったんですよ。どこがR1でどこがL2なのか、いちいち確認しないといけなかったんです。ここが大変! というより、すべてが大変でした(笑)。

――そうなってくると、そもそもゲームやコントローラーに慣れるところからですよね。

はい。リスナーさんたちにもすごく心配をかけました(笑)。まずはゲームの操作を覚えてから、“格ゲーとは”を学んでいきました。

――そこからのスタートで、本番であれほどキャラクターを動かせるようになったのは驚きです。

そこは、やはり先生がよかったんだと思います(笑)。最初に、FAV gaming所属のりゅうせい選手に教えていただいて、そこから私がキャミィ使いということでREJECT所属のあきら選手に教えていただけることになりました。

実際に教えてもらって格闘ゲーマーはいい人なんだけど、決して悪い意味ではなく、変わったところもあるんだなぁと感じましたね(笑)。でもすごく素敵な先生に出会わせてもらったことに今も感謝しています。

【スト6】折咲もしゅをスパルタコーチングしてみた
――せっかくですので、お二人それぞれの印象をお聞きしてもいいですか?

りゅうせい選手はトッププレイヤーとして普段プレイしている内容を、すごく丁寧に教えてくださる方でした。あきら選手は、初心者に向き合って、初心者がきちんとステップアップしていけるような要素を、私が分解して飲み込むまで付き合ってくれる人でしたね。

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▲りゅうせい選手。FAV gaming所属のプロゲーマー。『ストリートファイター』シリーズのみならず、『ブレイブルー』シリーズでの強豪プレイヤーとしても知られる。
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▲あきら選手。REJECT所属のプロゲーマー。『ストリートファイター』シリーズのみならず、『The King of Fighters(KOF)』シリーズでの強豪プレイヤーとしても知られる。
――短期的な勝利方法ではなく、長期的にプレイできるような教え方をしてくれたんですね。

こんなすごい人たちを相手に、あんなコントみたいな事をずっとしてしまって、大丈夫かなと思っています(笑)。そういう意味で、私との配信で見せる顔と、選手としての顔でのギャップがありますよね。

格闘ゲーマーの方はそういったギャップを持つ人が多いなぁと思いましたし、そのギャップがファンを惹きつけている理由なんだな、というのを体感しました。

「この人達終わってる・・」折咲もしゅ対あきらの対戦風景が面白すぎた
――なるほど。よき師匠をお持ちになったんですね。少し話変わりまして、お好きな料理はジビエ料理とお聞きしましたが、なぜジビエ料理がお好きになったんですか?

私が山育ちなものですから、小さいころから身近にジビエ料理があったんですよ。イノシシが獲れたら、そのお肉をいただいたりしていました。害獣として認定されている動物たちですが、食べたら美味しいですし、育った山の環境で身の引き締まり方が変わります。そういった変化も楽しめるので、好きですね。

一度ジビエを取り扱っている業者さんのホームページを見ながら、ジビエ料理の魅力をトークする配信をしたこともあります。案件とかではなく勝手にやっただけなんですけど、配信を観て初めてイノシシ肉を買ってくださった方もいらっしゃいました。

おもしろい方だと穴熊の肉を買って食べたら美味しかったらしく定期的に取り寄せているそうです。日本で買えるお肉は牛・豚・鳥以外にもあるよ、って伝えていきたいですし、意外と味に癖がないところが気に入っていますね。

【#雑談枠 #初見さん歓迎 】ロキ歌ってみたの話ぼざろ企画参加の話とかジビエの話とかお知らせとか!!【#新人Vtuber】
――ジビエは癖の強いイメージですが、意外とそうでもないんですね。

以前、配信でキジバトの話題になったのですが、都会に住んでいる方だと「ハトを食べる」と言われてもピンとこない方が多いみたいです。公園にいるハトを食べるものだと勘違いさせてしまったんですが、「あれじゃないよ!」という話になりました(笑)。

――たしかに。あまりなじみがないと、そういう連想をしてしまいますよね(笑)。初心者が最初に食べるオススメのジビエ料理は何ですか?

シカのローストですかね。でも、私のリスナーさんに好評だったのはミンチ肉です。ハンバーグにするなら香辛料が入りますから、臭みが取れて気にならなくなるのと、甘味がよく出るので美味しく食べられると思います。シカは今話題の動物ですからね(笑)。

――確かに、いろいろなところで話題になっています(笑)。好きなことをお伺いしてきましたが、逆に苦手なものはありますか?

シンプルに虫が苦手です。田舎暮らしなんですけど虫がダメで、ゲームでもリスナーさんに虫が出てくるかどうか聞いてからプレイしています(笑)。

最近だと、カプコンさんから出た『祇:Path of the Goddess』をプレイしているんですけど、ああいった異形の妖怪みたいな見た目なら大丈夫ですね。ただ、トレーラーにも映っていた百足モチーフのボスが出てきたときは、物凄く目を細めながらプレイしました(笑)。

*初見さんにも褒められる自慢のリスナーさんたち。ファンに支えられて活動を続けて2周年!

――これまでの活動で印象に残っていることはありますか?

初めて配信活動をやっていて、何かやるごとに楽しいと感じています。特に、リスナーさんとお話できることが何より楽しいです。

活動の中でうれしかったことでいうと2つありまして、1つは「折咲の配信で興味が出た」と感想を言ってもらえることです。私自身、いろいろなことに興味があるタイプなので、私の配信をきっかけに新しいことに興味を持ってもらえるとすごくうれしいですね。

もう1つは、個人勢VTuberである折咲もしゅに対して、痛車やステッカーを自作してくださる方が本当に多くて、そういった盛り上げをしてくれる優しい方が多いところです。

――いろいろお話を聞いていると、ファンの方との交流はVTuberの皆さんの大きな支えになっていると感じます。

そうですね。ファンの方がいなかったら続けられませんよ。私の場合、1回もアンチコメントやアンチDMが来たことがなくて。それぐらい、私のリスナーさんはいい人が多いなと思います。初めて来たリスナーさんにも、「ここのコメントはいい人が多い!」と、古参のリスナーさんをほめていただくことが多いです。

――ファンが褒められるのは鼻が高いですよね。逆に、活動の中で大変だったことはあるんですか?

推し活の時間が減ったことですね。活動前は空いた時間をすべて推しに捧げていましたが、今は配信や仕事もあり、時間が取れなくなって、「こんな状態で推しと言っていいのかなぁ」と悩むことが増えました(笑)。

――まさに……やることが年々増えると、推し活は大変になりますよね。

時間が減ると、リスナーさんへの返信もできなくなりますから、時間の確保が一番の課題です。

バーチャルとリアルの垣根を超えた音楽フェス開催が目標! 格闘ゲームへの恩返しもしたい

――非常に多芸なもしゅさんですが、ご自身のチャンネルでオススメのコンテンツは何でしょうか?

雑談はもちろん、歌活動やGTレースの同時試聴など、普段見ない、知らないコンテンツこそ一緒に楽しんでもらえたら嬉しいなぁと思います。私のチャンネルは何かに特化しているわけではないので、フラっと来ていただいたときに、何かしらで楽しんでいただければ幸いです。

――おもしろそうなものを一緒に楽しんでいくスタイルなんですね。配信活動の中で、特に意識されていることなどはありますか?

“私が楽しいと思うことをみんなに共有していきたい”というのがモットーなので、そこは大切にしています。ただ、私だけが楽しいのではなく、皆さんも楽しんでいただける配信を心がけているつもりです。

――素敵なモットーですね。今後の活動の目標はなにかありますか?

音楽面でいうと、バーチャルとリアルの垣根を超えた音楽フェスを開催するのが昔からの目標です。あとは、格闘ゲームに恩返しをしたいので、大会を開けたらいいなと思っています。そのために、自身の影響力を上げていきたいですし、リスナーさんとより楽しい時間を作っていきたいと思っています。

――それでは、最後に読者の方へメッセージをお願いいたします。

初めましての方は初めまして! いつも応援してくださっている方は“いつもまして”! 

応援してくださっている方のおかげで、ここまで配信活動を続けてこられました。感謝の気持ちでいっぱいです。自分が電撃VTuberさんで記事にしていただけるというのも、皆様のおかげです。

また、ありがたいことに奇跡とご縁が続き今回REJECTのストリーマー部門に加入させていただきました。

我ながら足りない部分も多いとは思いますし、今後も心配をかけることは多いと思いますが、1番じゃなくてもいいので応援してもらえるような、応援していてよかったと思えるようなVTuberでありたいと思っているので、よろしくお願いします!


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