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【にじさんじ】ライブツアー『Singin’ in the Rainbow!』開幕前に初のライブツアーである2020年の『Shout in the Rainbow!』をおさらいしてみた

文:めねら

公開日時:

 バーチャルライバーグループ“にじさんじ”は、2025年2月に行われた“にじさんじフェス2025”にて、にじさんじ7周年を記念したライブツアー“にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow!”の開催を発表しました。

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 ここでは、そんなライブツアーを前に、2周年記念として実施された2020年の“にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!”を振り返ってみたいと思います。

7周年記念を前に、2周年記念を振り返る

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 にじさんじ初のライブツアーである“にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!”が行われたのは5年前の2020年のことでした。

 当時にじさんじを知らなかった方、知ってはいたものの、あまり覚えていない方も多いのではないでしょうか。

 この記事では、そんな“Shout in the Rainbow!”について、2025年に7周年を記念して実施される“Singin’ in the Rainbow!”開幕に向けておさらいしていきたいと思います。

(かくいう私も詳細に覚えているわけではないので、ライブBDを視聴して当時を思い出しながら記事を作成しています)

それは、にじさんじ初のライブツアーという挑戦だった


 “Shout in the Rainbow!”が開催されたのは、2020年2月〜4月にかけてのことでした。

 2019年12月8日に行われた“Virtual to LIVE in 両国国技館 2019”にて、その開催は発表されました。

 このツアー発表と同時に、オリジナル曲を収録したアルバム“SMASH The PAINT!!”も発表されており、多くの楽曲がこのツアー内でも披露されています。

 アルバムには、すっかりおなじみの存在となっていく“さんばか”(リゼ・ヘルエスタさん、アンジュ・カトリーナさん、戌亥とこさんのユニット)によるオリジナル曲『3倍!Sun Shine!カーニバル!』や、『ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン』(社築さんと笹木咲さんがMCを務めた、にじさんじ公式のゲームバラエティ番組)のEDとして使用されていた『煽動海獣ダイパンダ』などが収録されていました。

 当時の情勢としては、新型コロナウイルスが猛威を振るった時期でもあります。その影響で、中止や無観客開催となった公演も存在しています。

キュートが詰まった札幌公演

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 2020年2月9日、最初に行われたのは札幌公演でした。

 出演したメンバーは、物述有栖さん、シスター・クレアさん、緑仙さん、童田明治さん(2022年4月卒業)、御伽原江良さん(2021年3月卒業)。

 当時の人気ライバーであった御伽原江良さんや、歌唱力に定評のあった童田明治さんなど、個性的でかわいらしいメンバーが揃いました。

 ツアーは物述有栖さんの『白い雪のプリンセスは』からスタート。キュートな一挙一動で観客を引き込んでいきます。

 『SMASH The PAINT!!』からも曲が披露されており、童田明治さんと御伽原江良さん、通称“がぶりえら”による『1+1でQ.E.D.!!』が披露されました。

 このライブツアーの締めには、全ての公演で出演者全員による『Virtual to LIVE』が披露されています。この曲は、現在でもにじさんじライブの定番曲となっています。

現在も大人気の男性ライバーが集まった福岡公演

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 2020年2月13日に行われた福岡公演。

 当時から“ChroNoiR”として人気を博していた、叶さんと葛葉さん、“Virtual to LIVE in 両国国技館 2019”のトップバッターとして会場を大いに盛り上げた剣持刀也さん、この公演で初めての3Dお披露目となった加賀美ハヤトさんと、現在も大人気な4人の男性ライバーが集まりました。

 この公演は、剣持刀也さんによる『誘惑』からスタート。加賀美ハヤトさんのデスボイスが衝撃的なオリジナル楽曲『WITHIN』や、”ChroNoiR”のオリジナル楽曲『ヘテロスタシス』なども披露されています。

 余談ですが、この公演で見ることができた、“『Virtual to LIVE』を歌う加賀美ハヤト”のモノマネが、にじさんじの3D配信でよくネタにされていたこともありました。

バラエティ感のあるメンバーの難波公演

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 2020年2月21日に開催された難波公演に出演したのは、えるさん、本間ひまわりさん、ドーラさん、花畑チャイカさん、鈴原るるさん(2021年6月卒業)。

 他の公演と比べ、バラエティ感のあるメンバーが集まっていたように思います。

 それを象徴するかのように、えるさんと花畑チャイカさんの『ヒャダインのじょーじょーゆーじょー』から公演はスタートし、会場のボルテージを一気に上げました。

 元気いっぱいの本間ひまわりさんによる『青春モード!もう1回!!』、鈴原るるさんのウィスパーボイスとしなやかなダンスによる『可愛くなりたい』、ドーラさんの歌唱力が光る『Paradise Lost』など、さまざまな雰囲気を楽しむことができるライブとなりました。

 鈴原るるさんを除いたメンバーは、今年開催される“Singin’ in the Rainbow!”でも横浜公演に集結しているので、また違った姿が見られることに期待です。

どこか怪しい雰囲気の名古屋公演

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 2020年2月26日に行われた名古屋公演。

 出演したのは、椎名唯華さん、鷹宮リオンさん、竜胆尊さん、ジョー・力一さん、郡道美玲さん(2023年6月卒業)。

 当時のジョー・力一さんといえば、“Virtual to LIVE in 両国国技館 2019”で披露した『林檎もぎれビーム!』での圧巻のパフォーマンスが印象的。この公演でも心を揺さぶる歌声を響かせました。

 椎名唯華さんと郡道美玲さんによる『magnet』、郡道美玲さんが自身で作詞したオリジナル曲『傍若美人』なども披露されました。

 鷹宮リオンさん、竜胆尊さん、ジョー・力一さんによる通称“RRR”のオリジナル曲『YOUR SECRET PARTY』がこの公演で初めて披露されました。

 この曲のMVは、2025年3月、5年越しにYouTubeにて公開されています。

【MV】YOUR SECRET PARTY / RRR【にじさんじ】

無観客で行われた追加難波公演

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 “Virtual to LIVE in 両国国技館 2019”の発表から追加で開催されたのが、2020年4月5日に行われた難波公演。

 こちらは新型コロナウイルスの感染拡大のため、無観客での実施となりました。

 出演したのは、月ノ美兎さん、樋口楓さん、静凛さん、モイラさん、森中花咲さん、鈴鹿詩子さん(2024年6月卒業)。

 にじさんじの黎明期を支えた、1期生と2期生が集まりました。“Singin’ in the Rainbow!”の東京公演のメンバーにも近いものを感じますね。

 樋口楓さんの『MapleDancer』等を含むメドレーや、公演の前日にFull版MVがYouTube上にて公開された月ノ美兎さんの『Moon!!』など、初期から存在するファンメイド曲の披露もされました。

 先の見えない状況の中で、ステージに立って懸命に歌うライバーの姿は、多くの人の心に響き、勇気を与えるものだったのではないでしょうか。

1年越しの舞台へ 東京リベンジ公演

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 東京公演は2020年3月に予定されていましたが、新型コロナウイルスによる影響のため中止に。

 翌年2月に東京ビッグサイトで開催された“にじさんじ Anniversary Festival 2021”内で“東京リベンジ公演”として、出演予定だったメンバーを変更せずに行われました。

 出演したのは、笹木咲さん、ベルモンド・バンデラスさん、アンジュ・カトリーナさん、戍亥とこさん、リゼ・ヘルエスタさん。

 精力的に活動している同期ユニット“さんばか”の3人と、『笹木は嫌われている。』(※)で話題となった“ダレパンダ”の2人が一堂に会した公演でした。

※笹木咲さんがにじさんじに復帰した際に投稿された、カンザキイオリ『命に嫌われている』の替え歌。笹木さんが復帰報告をした際に、当時面識のなかったベルモンド・バンデラスさんから「おかえりなさい」とメッセージを送られたことに対して、「ベルモンド・バンデラス誰やねん」と歌の中でおちょくって話題になりました

 1年越しの悲願のライブであり、オープニングの曲を聴いた瞬間に胸が熱くなった人も多かったのではないでしょうか。

 私もその1人であったことを今でも覚えています。

 笹木咲さんとベルモンド・バンデラスさんの『ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C』を皮切りに、本編最後には“さんばか”による『3倍!Sun Shine!カーニバル!』と、大盛り上がりのステージを見せました。

新たなライブツアーへ向かって


 2020年に“Shout in the Rainbow!”が開催された当時から、にじさんじは大きく変化し、多くのライバーやユニットがライブを行うようになりました。

 そんな中で、5月10日の仙台公演から始まる“Singin’ in the Rainbow!”では、どんな成長した姿が見られることか。

 新しいステージに向かって、期待は膨らむばかりです。

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