電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、株式会社ズー(ZOO GAMES)が2025年5月16日にSteamでリリースした、ハック&スラッシュ・ローグライトゲーム『鍛冶屋とダンジョン: 求ム!魔王を倒す武器』のレビューをお届けします。

なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
一攫千金を夢見て、自ら武器の素材を探しにダンジョンへ【鍛冶屋とダンジョン: 求ム!魔王を倒す武器】
本作は、“王が認めた武器を持参した者には、多大な褒美が授けられる”という知らせを見た若い鍛冶職人が、自らダンジョンで素材を集め、魔王を倒せる武器の作成を目指す、ハック&スラッシュ・ローグライトゲームです。

プレイヤーは鍛冶職人となり、ダンジョン内のモンスターや宝箱から素材を集め、持ち帰った素材で新しい装備を作ったり、既存の装備を強化したりします。
そうして自身を強化し、さらに難易度の高いダンジョンで素材を集める、というのが本作の大筋の流れです。

倒れたら持っている素材はすべて失うという緊張感を乗り越えて、まだ見ぬ装備を製作するわくわく感や、自分好みの武器を強化して強くなる爽快感が魅力の作品です。

鍛冶職人は非力……だけど強い装備はいくらでも作れる!【鍛冶屋とダンジョン: 求ム!魔王を倒す武器】
主人公の職業は鍛冶職人で、戦いを得意とはしていません。
さらには、ダンジョンの奥へと進んでいくほどに、敵はどんどん強くなっていきます。
これではダンジョン探索なんてままならない感じがしますが、そこで生きてくるのが鍛冶職人の真価である装備製作です。

装備はいわずもがな、身につけるだけで攻撃力や防御力といった自身の能力を底上げしてくれます。そのため、強い装備さえ手に入れれば、鍛冶職人だとしても戦い抜くことができるのです。
本作の武器には剣、ナックル、槍などの近接武器から、弓や魔法の出る杖などの遠距離武器も存在し、自分に合った戦闘スタイルを選ぶことができます。
また、防具も頭、胴体、その他という3つカテゴリーのなかに、帽子や兜、ローブに鎧などさまざまな種類の装備が用意されています。

もちろん、作った装備を強化することもできます。
シンプルに性能を上げるだけではなく、特定の素材を使ったエンチャントもできるため、自分の戦闘スタイルに合わせた強化が可能です。

今の自分では攻略できないダンジョンでも、コツコツと素材を集め、より強い装備を作ることで攻略できるようになります。
なんなら苦戦した敵に対しても無双できるようなレベルまで成長でき、そのときの快感はひとしおです。
ダンジョンの探索は1人じゃない! 頼れる仲間もいる!【鍛冶屋とダンジョン: 求ム!魔王を倒す武器】
ダンジョンの探索は何も1人だけで行く必要はありません。街には冒険者ギルドが存在し、そこで仲間を募ることができます。

冒険者は戦うことが生業なので、主人公よりも全然強いです。
それぞれ固有の装備とスキルを持っており、シンプルに火力の高いキャラや、状態異常・バフ・デバフを持ったキャラなど、個性豊かな冒険者がそろっています。


というわけで、強い冒険者を連れていけるのは大きなメリットですが、しっかりとデメリットも存在します。
それは、“お金がかかる”ことです。
お金は、新たな装備レシピを解放したり、冒険者のスキルを解放したりするのに必要で、けっこう使う機会があるので、素材と同じぐらい重要になってきます。
そんななか、冒険者を連れていく際には、ダンジョン内で稼いだ金額のなかから、決められた割合の報酬を支払う必要があります。

なかには40%も要求してくる強気なやつもいますが、冒険者も慈善事業じゃないし、まぁしょうがないよな……という感じで、筆者は強さだけに焦点を当てて連れ回していました。
ただ、前払いではなく成功報酬のような形での支払いなので、“お金がなくて雇えず、そのせいでダンジョンもクリアできない”なんて悪循環に陥ることはありません。

強くなっていく感覚が楽しい、ハクスラローグライトアクション【鍛冶屋とダンジョン: 求ム!魔王を倒す武器】
敵が強くなって壁にぶつかったとしても、コツコツと素材を集めて装備を強化することで、しっかりとその壁を乗り越えていけるシステムに仕上がっています。
戦闘はシンプルですが、その成長感や強くなったあとの爽快感がクセになる作品です。

ローグライトですが、どちらかといえばハクスラ要素のほうが強いゲームですので、コツコツと作業するのが好きな方や、成長要素の大きいゲームが好きという方におすすめです。
