番組には舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』のプロデューサー・岩崎 卓氏、脚本・演出の中屋敷 法仁さん、主人公(ぼっちゃん)役の岡村 直樹さん、グレミオ役の和田 琢磨さん、フリック役の山田 ジェームス 武さんが出演し、舞台の情報も公開されています。

そこで本インタビューでは、番組に出演された5人に加え、『幻想水滸伝』シリーズIPプロデューサー・内藤 塁氏、『幻想水滸伝』シリーズIP監修・崎山 高博氏にも参加いただき、舞台への熱い想いやこだわりをうかがいました。

内藤 塁:『幻想水滸伝』シリーズIPプロデューサー(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
崎山 高博:『幻想水滸伝』シリーズIP監修(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
岩崎 卓:舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』プロデューサー
中屋敷 法仁:舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』脚本・演出
岡村 直樹:舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』主人公(ぼっちゃん)役
和田 琢磨:舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』グレミオ役
山田 ジェームス 武:舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』フリック役
索引
閉じる登場人物の愛しいシーンを取りこぼさない脚本【舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』インタビュー】
――舞台化発表後、ファンの皆さんからの反響はいかがでしたか?
舞台ファンの皆さまはもちろん、原作ファンの皆さまにも届く作品にしなければいけないと改めて強く認識しました。

京都公演(※)が発表され、東京以外で見られることも喜んでいただけてよかったです。

――中屋敷さんは、脚本と演出を担当されています。最初に、お話を聞いた時の気持ちを教えてください。
「舞台化しないのかな」という期待の気持ちはもともとあったんですが、こんな機会をいただけるなんて……。気持ちよりも先に、体が勝手に動くような感じでした。

――『幻想水滸伝I』は壮大で重厚な物語が描かれる作品なので、舞台化にあたってはエピソードの選定も大変だと思います。脚本で特に大切にしたいこと、こだわりたい部分はどこでしょうか?
ぼっちゃんが、グレミオをくすぐるシーンは絶対にいれます。あと、シチューも作らないといけませんね。激しいアクションシーンとか戦争シーンとかも大事ですが、壮大な場面だけでなく、登場人物たちの愛おしいシーンもたくさんあるので、取りこぼさないようにしたいと思っています。
岡村さんと和田さんは、くすぐるシーンがあることだけ覚悟しておいてください(笑)。
――ゲームでもドット絵で生き生きと描かれていましたが、キャストの皆さんが演じることで、また違った印象を受けそうなのも楽しみです。演出面についても、お話いただける範囲で教えてください。
キャラクターのビジュアルや音楽、『幻想水滸伝』の世界観を生の舞台で再現しているので、期待していただきたいです。
※5月5日に東京・すみだトリフォニーホールで開催。グランドフィルハーモニック東京が管弦楽を担当し、3月6日に発売された『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』と、新作モバイル向けアプリ『幻想水滸伝 STAR LEAP』の楽曲がひと足先に演奏された。自分が実際に目にしたことがあるのは、通し稽古の注意点をメモしている中屋敷さんで、泣きながらボールペンをガシガシとメモにぶつけながらメモをしているようでして。稽古が終わって注意点を聞こうとしたら、あまりに熱量を込めすぎてボールペンが壊れてしまい、何も書けなかったという(笑)。
あと、稽古中に役者のセリフを言ってしまうことも多いです。熱量が高いのはすごくうれしいのですが、たまにジャマだなと(笑)。
――崎山さんは、ビジュアル監修を担当されたとうかがいました。舞台の衣装は、いかがでしたか?


イラストのイメージを再現しつつ、「(イラスト通りだと)ピチピチしてちょっと」というものをいい感じに動きやすくして、しかも舞台で映える。ライトが当たった時のことも考えられていて、「こんな風に舞台は作られていくんだ」というのを体験させていただきました。
キャスト陣が原作や演じる人物への熱い想いを語る【舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』インタビュー】
――続いてキャストの皆さんにおうかがいします。本作への出演が決まった時のお気持ちを教えてください。


私は、学生時代に原作ゲームをプレイしていた世代でファンの1人です。中屋敷さんと同じように、即答で「やります!」という感じでした。

キャスト発表後は、友人の役者数人から「次回作はいつやるの? 出たい」と連絡が来ました(笑)。それくらい、私達の世代にはグッとくるゲームです。

あと、何年もずっと「『幻想水滸伝』シリーズの舞台をやるなら、出演したい!」と強く言い続けたことも、出演できた理由の1つなんじゃないかと思っています。そういう意味では、夢をちゃんと言い続けることって大事だなと、あらためて感じました。

2.5次元舞台化される作品は近年発売されたものが多く、リアルタイムで感じたもので演じさせていただいています。今回は、若い頃に遊んでいた作品に出られる嬉しさがあります。

――ご自身が演じるキャラクターの魅力を教えてください。
1つは(仲間の)108星を束ねて引っ張っていけるという、カリスマ性がカッコいいなと思います。
もう1つは、波乱万丈な運命を背負った主人公ではありますが、諦めず、逃げずに前に突き進んでいける、真っ直ぐな熱い強い心を持っているところが好きです。
グレミオは芯があるのですが、どこか儚くて、危うさのあるところが魅力だと思っています。
――ぼっちゃんとの関係も印象的ですよね。
――山田さんはいかがですか?
個人的に『幻想水滸伝I』のメインストーリーで、激情を表に出すようなキャラクターはあまりいない、と思っていて。そんななかでフリックは感情を荒げているんだろうなと想像できたり、感情で動いている部分が多かったりしますので、人間味に溢れていて大好きです。
今だから話せる(?)中屋敷さんのパーティメンバー秘話【舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』インタビュー】
――『幻想水滸伝』で、パーティメンバーに入れていた仲間を教えてください。




あと思い出したことがあって。フリックには、雷の紋章を使わせたいんですよ。シャサラザードで雷鳴の紋章が手に入るので、フリックにつけたいけど、でもシーナがすでに持っていて……。いつも悩んでいたのを覚えています。
僕はミーナを入れたかったし、女の子のパーティを組みたかったんです。でも思春期で姉に見られたら恥ずかしいから、姉がいる時はおじさんばっかりのパーティを組んで、いなくなったら美女軍団に変えてました(笑)。

――いろいろなパーティを組め、その話で盛り上がれるのも『幻想水滸伝』の楽しさですよね。最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
2.5次元舞台にたくさん立たせていただいている僕個人の想いでもありますが、舞台を見て、原作に再度触れた時に、厚みを感じるようにすることが僕たちの仕事だと思っています。より原作を好きになってもらえたら嬉しいです。
我々も精いっぱい頑張りますので、見に来ていただきたいなと思います。
選ばれた以上は、自分の力だけではなく、キャストの皆さまやスタッフの方々、そして応援してくださる皆さまと力を合わせて、素晴らしい舞台にしようと思っています。ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
――ありがとうございました。
