『終天教団』週末号外：殺害された新興宗教の教祖の謎を探るため、教団本部へと決死の潜入捜査を敢行【第2回】

文：カワチ

公開日時：2025年08月15日(金) 17:00

最終更新：2025年08月15日(金) 17:23

　絶望と混沌が満ちた世界に人類の滅亡を望むものが集まる新興宗教の“終天教団”。

　その教祖が殺害された事件についての情報を入手しました。実際に記者が体験したことを交えて、リポートをお届けしていきます。

※本記事はDMM GAMESの提供でお送りするモキュメンタリー記事となります。

『終天教団』教祖殺害事件続報

　某月某日、筆者は教団の最高幹部会議がおこなわれる終天教団の教団本部へと潜入しました。幹部たちによる教祖が死んだ件の話し合いがおこなわれるという情報を手に入れたからです。

　教団本部は国の中枢でありセキュリティは万全でしたが、鉄柵に腐敗しているところがあり、忍び込むことに成功しました。

　会議がおこなわれている部屋の前には科学省幹部である伊音テコをサポートするロボットのアラレがいましたが、しばらく様子を見ていたところ突如として活動を停止したので、その隙に部屋へと潜入。彼らの会話を聴くことができました。

　部屋で声を荒げていたのは保健省の丑寅幽玄。約束の時間になってもほかのメンバーが集合していないことに怒っているようです。豪快な見た目ですが、神経質な性格のようですね。

　そんな彼に話を振られたのは文部省幹部の黒四館仄。彼女はこんな状況にもかかわらず黙々と宿題をこなしており、真面目な性格の模様です。

　丑寅と黒四館の会話を尻目に居眠りをしていたのが法務省の犬神軋。丑寅の大声にも起きる様子はありません。マイペースな性格であるがゆえ……ということでしょうか。

　そんななか、部屋のドアが開いてロボットのアラレが。どうやらふたたび動き出したようです。アラレを作った科学省の伊音テコは故障を疑っているようですが、はたして先ほどのフリーズは本当に故障なのでしょうか……。

　私が伊音とアラレの様子を探っていると、突如として窓ガラスが割れる音が!!　驚いてそちらを覗くと警備省の伏蝶まんじがバイクに乗ったまま窓を突き破って部屋に現れました。

　伏蝶にひかれて目を覚ました犬神があまり動揺していないことからも、幹部たちにとってこのような出来事が日常茶飯事であることが窺えます。

　幹部たちの会議によると、どうやら彼らは教祖殺しの犯人を「異教徒」と考えている模様。終天教のなかには犯人はいないと考えているようです。そこに関しては、同じ教徒のことは信頼している……ようでしたが……。　

　ただ、死体の第一発見者でもある犬神がこのなかに犯人がいるかどうか聞いたことで雰囲気が一変。お互いを疑うようになりました。とくに犬神は合法ドラッグの中毒者らしく、そこから異教徒との繋がりを疑われている模様。

　とはいえ、本人が供述しているとおり、第一発見者である犬神が犯人というのも怪しすぎますね。犬神に限らず、幹部であれば誰にでも殺害のチャンスはあったのではないかと思われます。

　いったい、誰が犯人なのか……私が考えを巡らせていると建物内に警報が！　もしや、私の正体がバレてしまったのかと焦りましたが、どうやらほかの侵入者がいるようでした。

　警備員たちが侵入者を追っている隙に私は教団本部から脱出。さらに詳しく教団幹部について調べていこうと思います。

主人公の下辺零と天使であるヒメルとミコトル

　ということで、モキュメンタリー風にお届けしている『終天教団』週末号外の第2回です。ここからは通常のテンションに戻して記事をお届けしていきますね。今回は主人公の下辺零と天使であるヒメルとミコトルについての情報をお伝えしていきます。

下辺零

　本作の主人公で冒頭に殺されてしまい、“仮の体”で蘇った終天教団の教祖です。殺害前の記憶をすべて失っているため、仮の体が持つ4日間のあいだに犯人を探し求めることになります。

　素性を隠しているので、外見から男性だと思われることも多いですが、性別は女性。すぐに女性であることが明かされるルートもあれば、男性だと誤解されたまま進んでいくルートもあります。

　性格は温厚で丁寧な言葉使いで周囲に振り回されることも多い零ですが、いざというときの勇気や決断力はさすがの主人公といったところ。

　また、零は自分を殺害したと思われる教団幹部たちを調査していくことになりますが、そのなかで紡がれる零と教団幹部たちの奇妙な関係も必見。

　たとえばデスゲームが開催されるルートに進んだのであれば命について深く考えるようになるなど、ルートで出会った教団幹部やほかのキャラクターたちと触れ合うことでさまざまな葛藤をしていきます。零が成長していく姿はプレイヤーが感情移入できるポイントなのでぜひ注目してみてください。

『終天教団』に登場する天使とは？

　天使を名乗るヒメルとミコトルの2人。幼女のような外見をしたヒメルと、ダンディな男性の姿をしたミコトルのコンビです。零を導く役割を持つ2人ですが、教団幹部の調査をする大事な場面で行方をくらませてしまうことも。

　ルートによっては、その理由がすぐに明らかになることもありますし、明かされないまま進んでいくルートもあります。