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スイーツたちが重火器を乱射するハチャメチャローグライクアクション『チョコレートパレード』。そのゲームデザインはどのように生み出されたのか?【World Map Incubation Showcase】

文:米澤崇史

公開日時:

 WorldMapのインディーゲーム開発支援プログラムに選ばれた5タイトルについての発表が行われた“World Map Incubation Showcase”。

 本記事では、ブラウザランドが開発中の『チョコレートパレード』についての発表内容を紹介します。

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スイーツたちが転がりながら重火器を乱射するカオスなローグライクアクション


 “最強スイーツたちの重火器ズババババトル!”というインパクトの強いキャッチコピーを掲げる本作。今回の発表会では、主にそのゲームデザインがどのような狙いで生み出されたのかについて、プレゼンが行われていました。

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 本作のゲームデザインは、まず供給過多な昨今のゲーム業界の中で「どうやって勝ち筋を見出すか」というマーケティング的な部分から始まっており、現在市場のニーズがもっとも高いローグライクをゲームジャンルとして選択したようです。

 その上で、“激しいアクションバトル”をウリとなるポイントとして設定したそうなのですが、ただのアクションバトルでは、他のゲームの中に埋もれてしまいます。

 そこでチョイスしたのが、バトルから程遠い“スイーツ”をモチーフにしたキャラクター。さらにそこに北海道に生息する“シマエナガ”をかけ合わせて愛着を持ちやすくし、可愛らしいキャラクターがマシンガンやレーザー、ミサイルといった重火器をぶっ放すというギャップによるインパクトを狙ったそうです。


 また、“スイーツを転がして重火器を撃ちまくる”という本作のバトル画面は、複雑な操作や世界観を必要とせず、誰が見てもすぐどんなゲームか理解できるようになっています。

 これは「現代のゲームは、短時間で面白さを提供できなければ振り向いてもらえない」という考えに基づいてゲームデザインされているためです。

 加えて、昨今のインディーゲーム市場では、もはや価格が安いことが当たり前となっており、そのうえで品質を確保しつつ、「長時間・繰り返し遊べる」設計も必要不可欠になっているのだとか。本作では、ローグライクというジャンルにマルチプレイ要素を組み合わせることで、それを担保していると語られていました。

 なお、本作は東京ゲームショウ2025にも試遊出展され、すでに4分程度のプレイアブル版が完成しているという進捗状況にあり、2026年末のリリースに向けて順調に開発は進められているようです。

『チョコレートパレード』概要


最強スイーツたちの重火器ズババババトル!!

 ローグライク+アクション+協力マルチプレイが融合した斬新ゲーム!

 やればやるほどスイーツ達が強くなる…!?

 フィールドを駆け巡り、アイテム獲得で仲間を増やして機械やライバルをぶっ飛ばせ!

 Twitterにて開発状況を適時配信中!

チョコレートパレード
  • 発売日:2026年
  • ジャンル:ローグライクアクション
  • 販売価格:Steam
  • プラットフォーム
  • 対応言語:日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字) ※対応予定

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