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名作ADV『EVE burst error』のその後を描いた続編『EVE rebirth terror』は初代に負けず劣らず名作でした【夏のミステリー・ホラーゲーム特集】

文:黒船Mk-II(マークツー)

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 夏休みやお盆休みといった長期休暇は、ゲームをじっくりプレイするチャンス! そこで、夏にぴったりなミステリー・ホラーゲームを紹介する短期集中連載をお送りします。

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 第4回は、El Diaから2019年4月に発売されたコマンド選択式アドベンチャーゲーム『EVE rebirth terror(イヴ・リバーステラー)』です。不朽の名作ADV『EVE burst error』のその後を描いた続編となります。

『EVE burst error』待望の続編はやっぱり名作でした


 
「ああ~、『EVE』シリーズですか~。1作目は好きだったんですけどね~」

 上記はゲーム業界の方に『EVE rebirth terror』をオススメされた時に自分が返したセリフでした。シリーズ1作目『EVE burst error』は、PCで発売された後、セガサターンをはじめさまざまなハードで移植&リブートされた名作です。

 探偵・天城小次郎(あまぎ こじろう)と、捜査官・法条まりなという2人の主人公の視点で物語が進んでいくザッピングシステムが特徴的なゲームですね。

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 何がおもしろいって、物語の柱こそシリアスでしっかりした展開であるのに、枝葉にはテンポのいいギャグや笑える展開が詰め込まれており、飽きさせないうえに世界観に吸い込まれていくのです。

 小次郎とまりなの2人が魅力的なうえに、周りのキャラクターも個性的で、今プレイしても楽しめます。しかし1作目がすごすぎた故にファンの求めるハードルが高くなり、その後のシリーズ作品は初代を超えることができず……というのが、筆者の見解でした。

 ただ、オススメされてからなんとなく『EVE rebirth terror』が頭の片隅にあったので、ストアで本タイトルが目に入ったときになんとなく購入して遊んでみたところ……これがめちゃくちゃおもしろかったのです。オススメされてすぐに遊ばなかった自分を殴りたい!

 何がいいかって、『rebirth terror』が『burst error』のしっかりとした続編であったところ。シリーズでおなじみの桂木弥生や氷室恭子、甲野三郎というキャラはもちろん出てくるうえに、エール外国人学校やエルディアという要素も出てきます。

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 さらに、シリーズ2作目『EVE The Lost One』の主人公の1人であった桐野杏子も登場するのですが、設定などがアレンジされていて絶妙にいい塩梅に。

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 ネタバレになってしまうので詳細は書けないのですが、歴代のシリーズ作品からいろいろな要素がアレンジされ加えられており、シリーズへの愛をしっかりと感じられます。選ばなくてもいい選択肢を選び続けた時に出てくる、キャラによる突っ込みとかも最&高です!

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 もちろん、サスペンスアドベンチャーとしてもしっかりおもしろい! クリア後には感動し、再び『EVE』シリーズと向き合わせてくれたことに感謝しました。あ~、やった時の感動を味わってもらいたいために、物語について書けないのがもどかしい!

 ちなみに、「でも1作目やっていないから楽しめないのでは?」という疑問をお持ちの人もご安心を。キャラが登場した際に、以前について簡単に説明されますし、そもそもプレイしていなくても楽しめる展開になっています。

 ただ、遊んだ際に120%楽しめるようにしたいのであれば、1作目のリメイクした『EVE burst error R』を先にプレイするのがいいかと。PS4版『rebirth terror』には『burst error R』が丸ごと収録されていますし、Switchではダウンロード版『burst error R』が販売されています。

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 そして、もし『rebirth terror』を楽しめたならば、その後を描いた『EVE ghost enemies』をやっていただきたいです! 物語の展開やボリュームを含めて、こちらのタイトルも名作となっているので!! お願い、やって!

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