夏休みやお盆休みといった長期休暇は、ゲームをじっくりプレイするチャンス! そこで、夏にぴったりなミステリー・ホラーゲームを紹介する短期集中連載をお送りします。
第3回は、現在発売中のPS4/Switch向けダウンロード専用ソフト『サスペクツルーム ~警視庁門前署取調班~』。『探偵 神宮寺三郎』シリーズや『イヌワシ』など数多くのミステリーADVを制作したオレンジが送る、コメディあり・シリアスありのストーリーが楽しめるオリジナルアドベンチャーゲームです。
『サスペクツルーム』は個性強すぎなメンバーとともに謎を紐解いていくADV
お手軽に、サスペンスアドベンチャーを遊びたい人にマッスルオススメしたい『サスペクツルーム~警視庁門前署取調班~』。ゲームとしてはやや“シンプル”で、プレイヤーは新人の取調官として事件の被疑者や参考人を取り調べながら、事件を解決に導いていきます。
マップを移動したり、調べたりすることもありますが、探索場所はそこまで多くないため困ることはありません。「いや、でも取調べとかしたことないし」という人も安心してください。
プレイヤーが操作する女性刑事・真野ハルカの相棒には、マスコット型AIであるウーパがいます。優秀で困ったらすぐに助け舟を出してくれるので、刑事以外のゲーマ―でも安心して楽しめるかと。
また、チームメンバーも皆、優秀。厳しめだけど頼れる署長、忙しすぎていつも眠そうな班長、突っ走りぎみな聞き込み担当、飛び級で大学を卒業した情報分析担当……いや、ちょっと個性が強すぎでは?
移動先にいたり、事件で絡んだりと、ちょくちょく出番はあるんですが、いいキャラばかりなのでもっと活躍を見たかったと思いましたね。特に美人で頼れる峰村署長はもっといろいろな部分を知りたかったですね。
本作では、捜査で情報を集めて矛盾をついて問い詰めていくという、取調べをしている雰囲気をしっかりと味わえます。このあたりの謎解きは、プレイしていてストレスを感じることもなく、非常に気持ちよかったです。
ちなみに……女性主人公とAIのパートナーという構図にピンと来た人、なかなかのアドベンチャー好きでおマッスルね? 実は本作のシナリオを手がけているのは、過去に『THE推理』や『THE鑑識官』といった作品を手がけてきたクリエイターの利波創造さんなのです。そちらのタイトルが好きだったという方にもぜひ遊んでいただきたいですね。
ただ、ボリュームがちょっと少なめなところが若干気になるところ。よくできているからこそ、この世界にもう少し浸っていたかったです。オススメすることで多くの方に買っていただき、続編が出ることを祈っているでありマッスル!
PS4/Switch版『サスペクツルーム』が発売中!
現在、PS4/Switch版『サスペクツルーム ~警視庁門前署取調班~』がPS Storeおよびマイニンテンドーストアで販売中です。価格は1,200円(税込)。
なお、PS4版は8月14日23:59まで30%オフのセールを実施しているので、この機会をお見逃しなく!