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【ホロライブ】紫咲シオンさんが「休んでる間に何もしないで失いたくなかった」「戻ってきた理由はそれが一番」と、復帰の理由を明かす。「湊あくあと作れる思い出は今しかない」

文:こひき庵

公開日時:

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 VTuberグループ“ホロライブ”の2期生・紫咲シオンさんが8月21日、雑談配信を実施し、休止期間中の四方山話を披露しました。「世界一おもしろい話がある」と切り出して始まった雑談は、「みんなには笑っていてほしい」という願い通りに最高の“ゲラ配信”に。

 その中で、卒業を控える湊あくあさんへの温かい気持ちも吐露しました。
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 20時からあった湊あくあさんの凸待ち配信に出演したあと、22時から雑談配信を開始したシオンさん。あくあさんから薦められた入浴剤を使った話などをしたあと、で言っていたとおり、休止期間中の話をしたいとした上で、こう語り出しました。

 「世界で一番おもしろい話だと思うんだよ。ハードル高いんだけど」

 どんな話なのかと塩っ子(シオンさんのファン)たちがからかい半分のコメントを飛ばしていると、「暗い話からしていいですか?」と、しんみりした話がスタート。「ブラジルに行く」などと評されるシオンさんの雑談配信ならではのジェットコースター展開の始まりです。

 心が疲れてしまっていたと思われる休止期間中は「日本語の歌の歌詞がつらくて、流行ってる曲でもつらい。重く感じちゃう」状態だったと振り返ります。そこでいったん、日本の歌からは離れたそうです。

「歌が嫌なものになっちゃいそうだなってなったの。『だめだこれは』となって、聴くのをやめたの、1回」

 代わりに「何に手を出したかというと洋楽なんですよ」とのことで、「“Spotify”で洋楽のプレイリストみたいなのあるの。それをずっと聴いてた」そうです。歌詞の意味はさっぱりわからなかったようですが、試しに気になった曲について和訳を調べてみたら「待って重たいって!」となる曲だったとか。

 “歌詞”からは距離を置いたそうですが、ある日に大きな転機が訪れたと言います。それは“Creepy Nuts”さんのあの曲との出会いです。

 「『Bling-Bang-Bang-Born』が出たでしょ。なんかめっちゃ凄い頭に残って、曲を聴いたときに。『これを歌ってみたら楽しそうだな』って思ったのよね、そのときに。2月だったか3月だったか(※3月だと思われます)。(歌ってみたを)とってみたくなったの。『とってみたら楽しそう』と思ってとってみたら、楽しかったの。出来上がった音源を聴いて、また楽しかったの」

 日本の歌を聴くのも嫌になってしまったという段階から、生まれた確かな変化があったようです。

 「まだ(歌を)嫌いじゃないんだ。『ああ良かったあ』と思って。歌も楽しいじゃんと思って」

 ただ、これをアップロードするかについては葛藤があったようです。「(別件での)収録のとき、マネちゃんに聴いたの。『休んでるのに歌を出したら怒られるかなあ』って言ったら、『いいじゃーん、出しましょーよー』みたいに言ってくれて。それで出したの」

 4月下旬、休止期間中に歌ってみた動画が出てきたときに、塩っ子たちは歓喜と驚愕に包まれましたが、そういう流れがあってのことだったそうです。「100万再生いきますよ」と太鼓判を押してくれたマネージャーさんからの温かいメッセージも披露され、幸せなムードで「しんみりしちゃう」配信にいったんなりました。
 そこからは他の曲にもトライするようになったとのこと。

 「いろんな曲を休みの間に歌ってて、『ビビデバ』とかも。『すいちゃん、めっちゃ良い曲じゃん!』と思った」と収録していたそうです。歌唱に加えてダンスも収録したようで、さっそく素敵なショート動画が上がってますね。
 まだ他にも収録した歌はあるようで、今後「出すかも」とのこと。楽しみに待ちたいですね。

 ここからは、いよいよ「世界一おもしろい話」に。

 「(休んでいる)その間にですね。シオン一個為し遂げたいなと思ったんだよね。自分のことで為し遂げたい、と」

 そう切り出したシオンさんは「何をしたかというと、覚悟できてる?」と言った上で、こう宣言しました。

 
「なんと、車の免許を、とり、まし、たぁー!」
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 「どーせオートマやろ? マニュアルでーす!」

 「なんでマニュアルにしたか? かっこいい、だけ」

 「世界で一番おもしろいと思うんだよ、
“紫咲シオン、マニュアル免許取得”(笑)」

 なお「車は持っていない(笑)」とのこと。「仮免も本試験も筆記も全部一発(合格)。人生でこんな勉強することがあるとは思わなかった。標識とかさ。『人生でこんなに覚えようと思ったことないわ』って」と笑顔で、免許取得の過程も振り返りました。

 「めっちゃむずかったけど、勉強している瞬間は楽しかった。勉強って、いままで『勉強なんて』っていう感じだったけど、いやいややってきたというか。勉強というものに向き合わないできた」

 「どうせ使わないじゃん歴史なんて!と思うじゃん? でも持ってて損ないよ勉強って」とした上で、「子どもたち?」と配信を観ているかもしれない子どもたちに勉強を促しつつ、「シオンは知識も持っている、かつ、マニュアル免許も持っているんですけど?」とドヤ顔で笑いを誘っていました。

 同じホロライブの仲間で、特に親しい交流を続けている猫又おかゆさんにこの件を報告すると、「お祝いしよう」と焼き肉に誘ってくれたそうです。

 おしゃれな「プロポーズで使うような店」で出てきたのはこんなものだったとか。
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 「店員さんが『マニュアル免許おめでとう』っていう肉のケーキを持って来て、大爆笑しちゃって。世界で一番おもしろい」

 店員さんからは普段は結婚祝いとかで使うギミックだと教えてもらい、「これを用意してくれていたおかゆ天才だな、と。最高の時間だった、ホントに」と素敵な仲間に恵まれたことを喜んでいました。

 また、あくあさんにこの件を報告した際に「一緒にドライブいこうね」という約束も交わしたとのこと。「ころさないように頑張る」と意気込んでいました。

 その後は『魔法少女ホロウィッチ』の話から、「休んでいる間に侵食してた」インプレゾンビの話、「マイミクって何?」から始まる昔話は「モバゲーってお母さんがやってた!」という話に飛び、「クリノッペだ!」と発展していきました。
 まさに「ブラジルに連れて行かれる」感覚になるシオンさんの雑談ですが、これについてはシオンさんが強く否定する一幕も。

 「シオンがブラジルに行ってるんじゃなくて、みんなにブラジルへ連れて行かれてるんだよ。気付いたらブラジルにいるんだよ。シオンはちゃんとここで動かず会話しているのに、みんなに誘拐されている、勝手に。気付いたらブラジルにいるんだよね。シオンって悪くないなって、いまやっと帰ってきた」

 そう語ったシオンさん

 「で、何の話してたんだっけ?」

 とした後は、「スタバのメロン」から「マカロン」、「ずっとカイジを応援していた」、「利根川は許す!」、「ハンチョウは許さない」、「ヤムチャ雑魚だと思ってたんだけど、意外と頑張ってた」といった話からマッサージ店のエピソードへ。そして、あくあさんの卒業についての話になりました。
 「戻ってきた理由が、それ、一番デカいかも」

 8月末で卒業となった、あくあさん。“あくしお”のコンビが特別な信頼関係で結ばれていることは外野からも自明のもの。その卒業に思うことがなかったはずもありません。卒業決定が「このタイミングで戻ってきた理由」であることを明かしつつ、こう語りました。

 「休んでる間にね、何もしないで失いたくなかった」

 もちろん、卒業したからと言って人間関係が終わるわけではありません。「いつだって会えるし、いつだって話せるし、今後も話すだろうし、今後も関わるし、今後も出かけるだろうし」という関係性は変わらぬもの。ただ、「紫咲シオンとして“湊あくあ”さんと作れる思い出って今しかないですからねーっと思って」と笑いつつ、「間に合ったーって感じ。そして、こうも言います。

 「(あくあさんと)シオンとの関係は変わることはない。けど、みんなから観られるものがなくなるのが変わるよね、と思った。当たり前だったけどね、今まで」

 ファンの前で“紫咲シオンと湊あくあ”として過ごせるのは今だけ。

 「間に合ってよかった。後悔したくなかった。マジ、ぎりセーフ」
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 その後は休止期間に出ていた悪質なデマをきっぱり否定する一幕もありましたが、ファンが悲しい顔になるような話は「できるだけしたくない」という姿勢のシオンさん。なので、その後はひたすら楽しく笑い転げる“ゲラ配信”になっていきます

 贈られたスーパーチャットをまとめて読む時間になっても、サムライマックから国語の話、サンタクロース、混ぜ蕎麦まで何でも拾って広げて笑い話に変えていく塩っ子たちの静かで幸せな時間に。

 唯一無二の楽しい雑談配信は健在でした。

 この記事で紹介した話はほんの一部。「紫咲シオンさんの雑談配信を聴いたことがない」という方は、是非この機会に“ブラジル旅行”を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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