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【ホロライブ】湊あくあさん、卒業ライブ前夜にマイクラで“ホロライブ本社”を爆破し、最後の雑談で感謝を語る。「見付けてくれてありがとう」

文:電撃オンライン

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  8月28日20時から、VTuberグループ“ホロライブ”の2期生・湊あくあさんの卒業ライブが開催されます。

 前日の27日には『Minecraft』で思い出を語りつつ、すべてのホロライブメンバー、そしてまだ観ぬ後輩にメッセージを残し、兎田ぺこらさんの導きで“ホロライブ本社”を爆破。さらに全JPメンバーと歌唱するオリジナルソングにして卒業ソングである『キズナトキセキ』も発表しました。

 そして日付が変わった深夜1時半から、“最後の雑談”も開催。深夜にもかかわらず集まった10万人以上のファンに感謝の言葉を送りました。
 あくあさんが「めっちゃ詰め込んだ」と語っていた、卒業前日の27日。

 夕方から“STARTEND”のメンバーと最後の雑談配信をしたあと、とてつもない時間を過ごしてきた思い出深いゲーム『Minecraft』に入り、ホロライブメンバーひとりひとりに対し、丁寧な手紙を残していきました。
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 一方、そのころ新幹線の車内にいて、台風の影響を受けてなかなか家に辿り着けずにやきもきしていたのが兎田ぺこらさん。

 「新幹線とんでもなかったわ!新幹線の中で泣きそうになった。湊あくあと会話できずに終わるんかと」という焦燥に駆られていたのは、最後にあくあさんへ向けての贈り物をずっと準備していたからでした。

 結果的にあくあさんの手紙書きに大きな時間がかかったことで無事に間に合って合流を果たすと、姫森ルーナさんが長い時間をかけて構築した鉄道網“んな電鉄”で移動。角巻わためさんが魂こめて作ったカジノ施設“ラムベガス”で無事に散財するという寄り道をしつつ、目的の場所へ辿り着きました。
 
 そして、あくあさんのオリジナルソングである名曲『海想列車』、『あくあ色パレット』を流す中で、力作のピクセルアートが公開されました。

 「まだまだ遊びたかった。なんか泣けてきた。あんたの歌が良すぎて泣けちゃった」と涙声になりつつ、「最後に話せて良かった」と、黎明期のホロライブを引っ張ってきた二人は最後の言葉を交わします。

 そしてぺこらさんに誘われ、今度は“ホロライブ本社”へ。かつて“ホロライブ・レジスタンス”として名を馳せ、“元祖ホロライブ”ときのそらさんから「じゃあ敵だね」と言われたあくあさんの原点の一つとも言うべき立場を思い出させるかのように、その爆破を促されます。

 TNT爆薬を取り付けられたビルを前に、起爆装置を設置しようとすると、しかしそこに何と落とし穴が。
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 穴の上から見下ろしたぺこらさんが、本当に最後のメッセージを送ります。

 「バカがよ!ホロライブは消えねーんだよ!!」

 これを受けてあくあさんは「やってくれたな」と言いつつ、最後は“ホロライブ本社”を無事に爆破。気持ち良く、マイクラの世界から旅立ちました。
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▲ホロメンへの手紙など、詳細については是非本編で
 そして、小休止を挟んで「最後の雑談」と題した配信を始めます。

 冒頭は「たまたまね。手紙書くのがここまで長くなったのもあって(ぺこらさんが間に合った)。まさかこんなサプライズをしてもらえると思ってなくて、マジで嬉しかった」と、「ぺこちゃん」の話からスタート。そして「(宝鐘マリン)船長とかもTwitterでイラストを上げてくれたり、みんなちょっと粋(いき)じゃない?」とうれしそうに、最後に無理してでも集まった“STARTEND”含め、仲間たちからの贈り物への感謝を述べました。

 「船長も絵を描いてくれて、本当にかわいい。めっちゃ好きだわ、この絵。私、船長の絵、マジで好きだからさ」
▲「あくあ先輩へ」なのが凄く深い思いを感じられて良いですね

 その上で、現在の心境については「気持ちグチャグチャ」と笑って語りつつ、「でもさ、やりたいことできたなって思う」とも言います。

 「本社も爆発させられたし、卒業するに当たってやりたいこともあって、その一つが卒業ソングを作って歌いたいってのがやっぱりあった。それこそアイドルとかってさ、卒業ソングとかあるじゃん。みんなで歌う卒業ソング。乃木坂46さんとかあるわけじゃん。『みんなと歌いたいです』って相談して、時間ない中でホロメンもなるべく集めようということで」

 「本当はEN(英語圏のグループ)、ID(インドネシアのグループ)、リグロス(日本の新しいグループ)も含めて歌いたかったんですけど。でも今回はJPでということで。嬉しかった。本当に」

 スケジュール的にはかなりタイトな制作だったようですが、“卒業ソング”にふさわしい、参加メンバーのクリエイター魂を感じさせる内容に仕上がっており、「本当に良い曲」とあくあさんも満足げ。

 「みんなスケジュール大変な中で『ありがとうございます』って感じです。本当に嬉しいわ。うわ、なんだこれ……」

 そう言ったあくあさん、こう続けます。

 「私、今日、一番幸せな女だわ」
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 続いて、28日20時に予定されている卒業ライブの話へ。

 「色んな事情があって収録じゃないと難しい部分もあって、それ以外は生でやる。たぶん観てればすぐわかると思う。最後にみんなへのメッセージもまとめて言おうと思っている」

 他の配信で多少のネタバレはあったものの、曲目やゲストの有無などはまだシークレット。ただ、この最後のライブにここまでの全てをぶつけるつもりであるのは、ヒシヒシと伝わってきました。
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 「なんか明日が来ちゃうのちょっと怖い。どんななんだろう。想像もできないや」

 そう語ったあくあさんは、卒業発表からの3週間弱についてこう振り返りました。

 「なんかずっと覚悟は決まってるんだけど、『本当に卒業するのかなあ』という感じだったの。みんなが卒業って、周りの反応はさ、『あくたん卒業するんだね』ってなって、ずっとギャップを感じてて。私はフワフワしている。『あくあ本当に卒業するのか?』とか、ことあるごとに外部の人とかにも言われるの。『まだ日付あるし!』と思っていて、いざ今日を迎えてみると、なんかグチャグチャ。めっちゃグチャグチャ」

 そして、ずっと配信者として心血を注いできた者ならではの述懐もありました。

 「私、明日も配信してる気がする。なんかそんな気がしている。『明日なにしようかな?』ってのが抜けなくて。毎日、明日のこと準備して寝るんだけど、『明日はこれがあるから朝になったら枠立てようかな』とか色んなこと考えながら寝るの。(ライブの)次の日、私は何を考えて眠りにつくんだろう。わかんないな」

 「6年、配信やってきて、配信してなかったときとかもあったりしましたけど、走り抜けた日々がありました。葛藤してた時期もありましたけど、なんか明日には自分がもう配信、やっぱ配信ってさ、楽しいけど辛いときもあって……。『配信したくない』っていう日もあったりしたけど、いざ『配信しなくていい』ってなっちゃったらさ、なんか寂しい。寂しいなあ」

 「……ってか配信したいわ、もっと」
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 鼻をすする音も漏れ聞こえる中、言葉は続きます。

 「スタテン(“STARTEND”)とコラボしたとき、(すいせいさんが)『みんなはもう会えないけど、ホロメンはまた会えるから』みたいに言っててさ、『うわ、そうだよな』と思って、『それは寂しいな』と思ってた。やっぱホロライブにいて、ホロライブのメイドとして、あ、メイドなんですけど実は、そんな私を好きでいてくれる人がたくさんいて、なんか。寂しいなあ」

 そして、「でもさ、永遠の別れじゃないって私は思っている」と言い切ったあくあさんは、ニコニコ動画のいちユーザーだった時代を振り返り、一緒にコメントで楽しんでたことを引き合いに出し、「ネットのどこかにみんなはいてさ、私もいるから。だから永遠の別れなんてものはないよ。みんなが死なない限り、私が死なない限り、って私は思う」と強調しました。

 「マジで寂しいんだけど、本当にマジで寂しい。でも、死ぬわけじゃないから、私。“湊あくあ”は生き続けるから。みんなが忘れないでいてくれたら、私は生き続けるから」

 そういう意味で、うれしい知らせもあったようです。

 「SAO(ソードアート・オンライン)のストーリーでさ、私のシナリオが何とこれからも配信されるらしく、だからそこでも観られるし。みんなが買ってくれたグッズとかでも思い出せるし、『あくありうむ』だってあるし、このチャンネルだって残り続けるから。SAO残してくれるの、凄い嬉しかった。生き続けるんだなって思って、嬉しかった。

 「だから、私は生き続ける。歌も残るから。みんなが歌ってくれたら、一生残り続けるよ」

 その後は伝説になった“APEXソロマスターチャレンジ”なども振り返りつつ、こんな印象的な言葉を残しました。

 「本当にみんなには私を見付けてくれてありがとう」

 デビューした当初、ホロライブは今のような大人気グループというわけではありませんでした。VTuber自体がまだまだ黎明期だったのもありますが、先を行く複数のグループに後れを取る存在だったのは確かです。

 「最初デビューの時は1000人とか凄い多くて、『こんなにたくさんの人観てくれてるんだ』って。その次の配信は数百人しか観てくれなくて、『何がいけなかったんだろう?』と思った」

 そうやって試行錯誤を重ねながらチャンネルを伸ばし、タレントとして成長し、ファンとの関係を築いていった6年間。
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 当初は「ホロライブとか湊あくあがコンビニとか看板とかみんなの手の届く場所へ行くこと」が夢だったと言いますが、いまそれは当たり前の光景に。「本当に幸せなことだな。夢かなったなって思います」という言葉には、自然な実感がこもっていました。

 「ホントにホロライブには感謝してもしきれない。私をここまでにしてくれたのは本当にホロライブがあったからだから。だからYAGOO(谷郷基昭CEO)には感謝している。オーディンションだったから、私を選んでくれてありがとう(当時の採用担当は社長だった)。そしてみんなには、私を見付けてくれてありがとう」

 こう語ったあくあさん。「やめよっかな、卒業するの」なんて言葉も一瞬盛れましたが、「だめだあ。私がこんなこと言ってたら良くない。決めたんだから、ね。進まないと。本社を爆発しちゃったからね!」と笑顔に切り替え、「私は行きますよ。マジで本当に」と決意を新たにするように語り出します。

 「幸せな6年でした、マジで」

 「今日の最後のライブは本当に応援してください。頑張るから。頑張るからさ。観たくないって人もいるかもだけど、あとで後悔するかもよ、観なかったことを。伝説のアイドルっていうのはね、去り際がカッコ良くなくちゃ。私は今日、伝説になるんだ」

 このあと、なんと「急に電話かかってきた」と、休止中の5期生・桃鈴ねねさんから突然の通話が。

 配信を観ていて、いても立ってもいられなくなったというねねさん、「本当にやめちゃうの?」というストレートな思いをぶつけてきます。

「放送聴いてたの、ずっと。やることないし。ずーっと観てたらさ、ねねより何倍も活動してて、いろいろ考えて、走り去っていくのをねねは見守るんだと思ったら、めちゃくちゃ寂しくなっちゃって」

 そう語ったねねさん。「最後のウザがらみだよ?」と言いつつ、後輩へのアドバイスをねだられると、あくあさんはこう返しました。

 「健やかに生きてほしい。無理しちゃダメ。本当に」

 これを受けてねねさんは、「そういう言葉を聴くといっぱい頑張ってきたんだろうなあ、って」と静かに共感しながら、大先輩への愛と敬意を感じさせる言葉を紡ぎ、通話を終えました。

 「(ねねさんの)お休みのタイミングとかぶっちゃってたから話せてよかった」としつつ、「何かちょっと明るい気持ちになったわ。ちょっとネガティブになりかけてけど、明るい気持ちになった」と笑います。

 後輩の乱入を受けて「スンってなっちゃった」と言うように、しんみりムードからちょっと変われたところで、最後の言葉を紡ぎます。

 「楽しかったよ、ホロライブで6年間やってきて。うん。今日はさ、最高の1日にしよう」

 そう言ったあくあさん、「忘れ物はもうない」とした上で、「じゃあ、行ってくるわ。今日のライブで会おうね」と語りかけ、「それじゃあ、今日伝説になってくるわ」と続けた上で、こう結びました。

 「『いってらっしゃい』ありがとう。いってきます。また、夜に会いましょう。みんなと、過ごした6年間、マジでホントに楽しかった。マジで忘れないでね。それじゃあ、“おつあくあ”でございました。みんな、バイバイ、じゃあね。また、“今日”!」

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