コナミデジタルエンタテインメントのRPG『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』の名言を紹介する連載企画。第8回は『幻想水滸伝I』から、解放軍の軍師としてその活動に命を賭した天機星のマッシュ・シルバーバーグが残した名言です。
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※本記事内には物語の重大なネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
この私は、戦いに勝つためにはどんなことでもしましょう。それが、どんな犠牲を払うことになっても・・・(マッシュ)
マッシュは『幻想水滸伝I』で解放軍の軍師として、赤月帝国との戦いを勝利に導いた立役者です。数々の軍師を輩出してきた名門シルバーバーグ家の出身で、彼自身もかつては帝国軍人としてレオンとともに皇帝に仕えていました。
ですが、“戦果を得るために犠牲をいとわない”と考えるレオンとは対照的に、マッシュは“犠牲は最小限にすべき”という考えを抱いていたのです。
そのため、帝国領で起きた“カレッカの虐殺”事件を境に、マッシュは「二度と争いごとに関わらない」と誓い、帝国軍を去って辺境の村で隠遁生活を送る道を選びます。
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しかし、主人公からオデッサの形見としてイヤリングを渡され、そして“解放軍の活動を成功させる”という遺志が主人公に託されたことを知り、マッシュは再び戦場に戻ることを決意します。
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軍師として戦場に戻ったマッシュは、かつて自分が拒否した“戦果を得るために犠牲をいとわない”という考えに方針転換。帝国軍の牙城を順調に切り崩し、帝都グレッグミンスターに迫ります。ですが、最後の戦いを前にスパイの襲撃を受けて負傷してしまったのです。
己が負傷したことやスパイの存在が公になることで、味方の士気が下がることを懸念したマッシュは、戦いが終わるまでそれを隠し通すことを決意。戦果を得るためにはオデッサと同様に犠牲をいとわない……。奇しくもマッシュが下した決断は、亡き妹・オデッサと同じ考え方でした。
そしてグレッグミンスターでの勝利に沸く仲間たちの歓声を聞くと同時に、静かに息を引き取ったのでした。
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今回取り上げた「この私は、戦いに勝つためにはどんなことでもしましょう。それが、どんな犠牲を払うことになっても・・・」のセリフは、自軍に帝国軍のスパイが潜んでいることを知ったマッシュが、スパイをあぶりだすために北の関所への奇襲策を講じた際に主人公に告げた言葉です。
この「どんな犠牲を払うことになっても」という言葉の裏には“戦果を得るために犠牲をいとわない”という理由だけでなく、過去の争いへの関与を拒んだ自身への“罪滅ぼし”と、“妹の命を懸けた想いをムダにしない”という悲壮なまでの決意が込められていると感じました。
その後、「私は以前に言いましたね。どのような犠牲を払おうとも、この戦いに勝つと。 その犠牲というのは、 この私をも含んでいるのですよ。」とも語っており、その覚悟が並々ならぬものであることがうかがえます。
さらに、言葉にすることで自分の信念を再確認しつつ、主人公へ“リーダーの覚悟を問う”という意味も含まれていたのかもしれません。
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なお、そんなマッシュの覚悟は、帝国軍の軍師である叔父のレオン・シルバーバーグを説得し、仲間に引き入れる際のセリフからもうかがえます。
「ええ、私はこの戦いに勝つためならどんなものでも利用するつもりです。それがたとえ、あなたであっても。」
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帝国軍の軍師として名を馳せたレオンを説き伏せるには、並大抵の覚悟ではダメだと理解していたマッシュ。たとえ血を分けた叔父であろうと、その卓越した能力を“勝利のための道具”として利用するという、帝国軍時代では考えられない非情なまでの決意にレオンも押され、説得に応じるのでした。
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一度は戦いの世界から身を引いたマッシュが、オデッサの遺志を継ぐ者として、“何が何でもやり遂げる”という、個人的な感情を完全に排して強い意志を見せたこのシーンもまた、名セリフの1つに推したいと思います。
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