コロプラより発売中(2026年4月23日)のNintendo Switch用ソフト『KAZUMA KANEKO'S ツクヨミ(ツクヨミ)』。本作の世界観・ストーリー原作、キャラクターデザインを手掛けるのは、数々の名作を世に送り出してきたゲームクリエイターの金子一馬氏です。

そんな金子一馬氏が作り出す『ツクヨミ』の深淵に迫る連載企画第2回目は、超国家的組織・維持正常化機構と所属するエージェント・ツクヨミの謎に迫っていきます。

維持正常化機構探求編2-1:ツクヨミは意図的に隠された存在!?
超国家的組織・維持正常化機構は、日本を影または裏から支える呪術組織です。陰陽師をイメージしてもらうと、近いかもしれませんね。
古来の日本では、もともと住んでいる人々と海を渡って来た人々の間で土地を巡る争いが起き、そのなかで国が作られていきました。国が出来る過程が“古事記”、“日本書記”として編纂されていますが、万民のために書かれた書ではなかったはずなんです。
当時は文字を読める人間は少ないので、どちらかと言えば一部の豪族(権力者)に対し、「ここに記された方々には、こんな正当性がある」と権威を示して、服従させる意味があったんじゃないかなと僕は思います。世界的に見ても、似たような神話があるのが面白いですよね。権力者たちが、神話を利用していたのでしょうか(笑)。
では、言うことを聞かなかったらどうなるのか……多くの場合は武力でねじ伏せますよね。そのためには、実行する組織と軍隊が必要。
それが、僕が考える超国家的組織・維持正常化機構やツクヨミの原型です。
ツクヨミは三貴子の一柱・月読命の名前を冠してはいますが、本質は維持正常化機構や特定の権力者のために動く兵隊にほかなりません。
余談ですが三貴子のなかで、月読命は目立ちませんよね。神話にもあまり登場しないので、逆に何者かの思惑で隠されたのではないか……と想像を膨らませました。
そこで本作のツクヨミたちは、隠された存在として、暗躍する設定になっています。

『KAZUMA KANEKO'S ツクヨミ』とは?
プレイヤーは国家守護組織のエージェント・ツクヨミとなり、謎の結界で閉ざされた東京・湾岸エリアの超高層複合施設「THE HASHIRA(ザ・ハシラ)」への潜入任務に挑みます。そのなかでは、異形の存在・神魔(じんま)が蔓延っていて……。
本作は「THE HASHIRA」のフロアに登場する神魔たちと、神魔の力が込められた神魔札を駆使して戦うデッキ構築型ローグライクゲームです。
プレイヤーは国家守護組織のエージェント・ツクヨミとなり、謎の結界で閉ざされた東京・湾岸エリアの超高層複合施設「THE HASHIRA(ザ・ハシラ)」への潜入任務に挑みます。そのなかでは、異形の存在・神魔(じんま)が蔓延っていて……。
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