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『鬼武者 Way of the Sword』先行レビュー:変わらぬ一閃のバッサリ感。受け流しや背面受けなどの魅せる剣戟にも注目

文:シュー

公開日時:

最終更新:

 2026年にPlayStation5/Xbox Series X|S/PC(Steam)で発売予定の『鬼武者 Way of the Sword』。

 この記事では、gamescom 2025で出展される試遊版を『鬼武者』シリーズ経験者であるアクションゲーム好きのライターがプレイした感想や所感をお届けします。

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 また電撃オンラインのYouTubeチャンネルではメディア向け体験会での実機プレイをまとめた『鬼武者 Way of the Sword』の動画を公開しているので、そちらもあわせてご覧ください。



達人のような受け流しに驚嘆【鬼武者 Way of the Sword 先行レビュー】


 最初に感じたのは受け流しのリアルさ。相手の刀を弾くような受け流しではなく、自身の刀を円のように動かしながら幻魔の攻撃を捌いていく動き。攻撃の運動エネルギーを文字通り受けつつ流す、あの達人のような動きがあまりに格好良かったです。

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 この動きから、今回の『鬼武者』は攻撃だけでなく受けの美学にも力を入れているのを感じました。とくにこの受け流しは全方位からの攻撃にも対応できるようで、たまたま発動した背面受けを見たときは、メディア向け体験会に一緒に参加していたライターと思わず声が出ました。

 「いまのかっけぇ……!!」

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 さて『鬼武者』シリーズは"一閃"による一撃必殺感や、"戦術殻"や"鬼戦術"などのアクションを駆使したバッサリ感の快感が楽しいタイトルでした。今作にも"一閃"や"弾き一閃"などがあるのか確認したくていろいろと試しましたが発動せず。しかし、ゲーム最序盤のようでまだまだできることが限られていました。

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 電撃オンラインが行った
インタビュー記事によれば、今作はスキルツリー形式で成長するようなので、"一閃"の種類やアクションの拡張性に関しては続報に期待となりそうです。

攻撃で"力動"を削りバッサリ斬る【鬼武者 Way of the Sword 先行レビュー】


 今回の段階で確認できたメインのシステムは"力動"と"崩し一閃"。"力動"とは、攻撃や受け流しによって減らせるゲージのことで、これがすべてなくなることで"崩し一閃"による追撃が可能になるというもの。

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 攻撃には発生の速い片手攻撃と大振りで隙だらけなものの威力が高い両手攻撃があり、この各種攻撃で敵の"力動"を削り"崩し一閃"でバッサリ!! の流れが基本にあるようです。

 プレイしていると意外と片手攻撃では敵がひるまずカウンターを受ける瞬間があるだけでなく、両手攻撃に関しては最序盤の幻魔相手でも、あっさりかわされることが多々ありました。闇雲に攻撃するだけでなく、しっかり相手の挙動を捉え、的確に攻撃や受け流しをしていく駆け引きの部分が面白かったですね。

 のちのち、幻魔も防御姿勢を取ることがわかり、そこに両手攻撃で一撃を与えると大きく体勢を崩して追撃を入れられるようでした。

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 片手攻撃をしつつも、相手の攻撃を受け流す体勢を取るか相手の防御を見極めて両手攻撃を入れるか。剣戟の駆け引きが格段に進化していて、最序盤でもこの攻防が面白いのにゲームプレイが進んだらどんな強敵と戦えるのかと、現時点でもワクワクが止まりませんでした。

連鎖一閃の瞬間にみた二刀流。または鬼ノ武具!?【鬼武者 Way of the Sword 先行レビュー】


 今作の主人公は宮本武蔵。やはり二刀流を期待していましたが、今回のプレイ範囲ではほぼ一刀のみ。唯一、小太刀を抜いたのが偶然発動できた"連鎖一閃"で2体目の幻魔を仕留める際に小太刀を抜いたときのみ。ゲームが進めば二刀流で戦えるようになるのかも期待が高まる部分です。

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 それとは別に"鬼力ゲージ"を消費して、特殊な攻撃を繰り出す"鬼ノ武具"というものが確認できました。今回使用したのは"双刀【二天】"という2本の短い剣で斬りつけるアクションで、これが今回の範囲における武蔵の数少ない二刀流アクションになったのかなと思います。

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 この"鬼ノ武具"にはいくつか種類がありそうなので、基本は刀で戦いつつ重要局面では"鬼ノ武具"を使っていく、シリーズでいう必殺技ポジションの"戦術殻"や"鬼戦術"に相当する部分な印象です。

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 プレイ最後は因縁のある佐々木巌流との一騎打ちで締め。強敵とのバトルは受け流しの瞬間のシビアさや反撃の早さ、防御を両手攻撃で崩す瞬間など、白熱した攻防のやり取りがあり、かなり楽しいひとときでした!! あっさり倒れる幻魔よりもこういう強い相手と剣戟している瞬間がやっぱり一番楽しいですし、システムの重要度を深く理解できます。

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 強敵とのバトルでも"力動"を削る戦いなのは変わらずでしたが、"崩し一閃"による部位破壊場所を選べるのがユニークな部分でした。破壊した場所によって体力を多く削るか、魂を多く放出するかの違いがあり、状況に応じて選択していくおもしろさがあるようです。

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 最後は見返したくなるほどの華麗な居合いで決着。一瞬の静けさから一気に斬り抜けていく様がとんでもなく格好いい!! 斬り終わったあとの残心や刀の血を払う動作など、武蔵のぶっきらぼうさも垣間見える動きでいいなぁと熱くなりました。

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 まだまだ知らない部分や未開拓な要素も多くありますが、最初のプレイフィールは非常に良かったです。今後、どんなアクションが楽しめるのか、どんな幻魔と戦えるのかの続報を心して待とうと思います。

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